NF亭ショウタです。
メタバースを学ぶための本は、多数出版されています。
僕も、メタバース関連書籍は複数を読んでいます。
それぞれの著者の視点からメタバースが語られていて、深く網羅的に学べるので、本でメタバースを学ぶのはオススメです。
(YouTubeは断片的な情報を学ぶには適しているが、全体を網羅的に深く学ぶには適していない。)
とうぜん、著者が違ってもメタバースに関する考え方は共通することも多いため、内容がカブってくることも多いです。
で、
「メタバース進化論」は、
- メタバース利用者への「世界規模のアンケート」を基にした考察
- 著者が、メタバースと親和性が極めて高い「VTuber」である
- Meta社の影響で注目されるよりも、はるか以前からメタバースに住む「原住民」
…という唯一無二の視点で語られており、他の書籍とは明らかに一線を画しています。
この記事では、「メタバース進化論」の詳細と合理的な読み方を、解説していきます。
「新しい世界」が、次々と創造されていく
メタバースは、仮想空間に創られた新世界です。
そこにいる人達は、まぎれもなく感情を持った人間であり、この物理的な現実世界とは切り離された、まったく新しい人格として生きているのです。
物理的な現実世界に存在する、
- 物理的な性別・外見
- 物理的な距離
- 物理法則
…といった制限から完全に解放され、自由に活動できる”理想郷”がメタバースといえるでしょう。
人類史を変えるメタバースを学ぶ
メタバースは、人類史を大きく変えるテクノロジーです。
「世界を自由に創る」「新しい人生を歩める」
…という、人間の在り方そのものを、根本的に変えていく文化なのです。
メタバースを学ぶことは、これからの時代を楽しく生きていく上で、必要不可欠といえるでしょう。
巨大企業も続々参入
Facebookが「Meta」に社名変更して、社運をかけてメタバース事業に本格参入したことで、世界中の企業がメタバースの可能性に気づきました。
そして、他の有名企業もメタバース開発を次々と開始しています。
また、自治体など公共機関もメタバース事業を開始しています。
これからも、この流れは止まらない…どころか、加速していくでしょう。
超大量の”断片的な情報”に おぼれるリスク
メタバースのことを学ぶ際に、絶対に注意しなくてはいけないことがあります。
それは、急激に発展している市場なので、「情報量が多すぎる」ということです。
メタバースは、あらゆる業界との融合が可能です。
なので、様々な企業が多種多様のメタバースを開発しており、それらの情報が毎日 大量に発信されています。
しかし、
それらの情報を追いかけているだけだと、結局 何も身につかないリスクがあるのです。
世にあふれる情報は、「誰が」「いつ」「何をした」といった断片的・表層的な情報です。
そこから、
その背景に流れる「なぜ?」という本質をとらえて、「未来では、どんなことが起こるのか?」という未来像を考える”本質的な思考”をすることが、とても重要なのです。
そして、
その本質的な思考を身につける上で、書籍「メタバース進化論」を活用することが、とても有益だと判断しています。
まず「全体像」を知り、「細部」まで理解していく
物事を学ぶときは、
- 全体像➡細部
…の順番で学ぶのが、合理的です。
人間の脳の構造上、その方が知識が身につきやすいのですし、応用が効きやすいのです。
つまり、
ネットニュースで断片的な情報を追う よりも先に、「メタバースの全体像」をしっかりと学んでおく必要があるのです。
世界規模アンケート(国勢調査)から、導き出される真実
メタバースに関する有益な書籍は複数出版されています。
僕も、多くのメタバース関連書籍を読み、学んでいます。
そして、それらの中でも「メタバース進化論」は、必ず読んでおくべきと判断します。
なぜなら、他のメタバース書籍では決して学べない内容が、メタバース進化論で学べるからです。
それが、
- 世界規模アンケート「国勢調査」を基にした考察
…です。
国勢調査とは?
メタバースでのユーザーの実態を解明するため行われた、世界規模のアンケート調査です。
日本のVTuberであるバーチャル美少女ねむ さんと、スイス・ジュネーブ大学の人類学者であるミラさんによって実施されました。
この国勢調査は、3つのテーマで構成されています。
・Part1 VR生活実態レポート
ソーシャルVRの利用動向・アバター表現・音声コミュニケーション・Part2 お砂糖レポート
VR環境での恋愛と恋人関係 (お砂糖)
※「お砂糖」とはVR内での恋人関係を示すスラングです。・Part3 ファントムセンスレポート
VRアバターコミュニケーションとファントムセンス(VR感覚)
※ファントムセンス (VR感覚)とは、本来視聴覚しか再現されないはずのVR体験中に擬似的に他の感覚を得る現象全般を本調査では指すものとします。
1200件におよぶ回答結果を分析して、その結果をweb上で無料公開しています。
そして、この国勢調査をわかりやすく解説して、考察していくのが「メタバース進化論」なのです。
著者:バーチャル美少女ねむ とは?
「メタバース進化論」の著者であるバーチャル美少女ねむ さんは、2017年よりVTuberとして活動しています。
メタバースとVTuberは非常に関連性が深く、VTuberによるメタバースでの活動は以前から当然のように行われていました。
その中でも、バーチャル美少女ねむ さんは、メタバースを活用した企画なども多数行っています。
さらに、メタバースの有識者として、
- TV出演
- 有名大学での講義
- 新聞掲載
- 有識者との交流
…などを行っています。
【note公開】
私バーチャル美少女ですけど、東大で講義しました! 受講者のみなさんの反応と私の感想を記事にまとめました #メタバース進化論バーチャル美少女ねむ、東京大学 「人工現実感特論」でゲスト講義 https://t.co/AIjLAY4XQb
— バーチャル美少女ねむ/Nem⚡『メタバース進化論』発売中 (@nemchan_nel) June 15, 2022
加えて、
仮想通貨やNFTなどにも精通しており、多角的な視点でメタバースをとらえて発信活動をしています。
膨大なメタバース経験・体験と思考の結晶化
バーチャル美少女ねむ さんは、メタバースが注目を浴びるはるか前からメタバースで生活をしています。
2018年よりメタバースの中で生活している”メタバース原住民”であり、
バーチャル美少女ねむさんにとっては、この物理的な現実世界よりも、メタバースのほうがメインの世界となっているのです。
いままでに膨大な時間をメタバースで過ごし、多くの企画を行ってきました。
メタバースが注目されるはるか前から、メタバースを体験してきて、思考を巡らせて来たのです。
そして、
バーチャル美少女ねむさんの莫大な知見を活かし、国勢調査という世界規模アンケートの結果を1冊まるまる使って徹底的に深く考察していくのが「メタバース進化論」なのです。
他にも有益なメタバース書籍はありますが、メタバース進化論は「世界規模アンケート×考察」という唯一無二の価値を持っているので、必ず読んでおくべき書籍といえるでしょう。
本の内容
メタバースの全体像を網羅的に深く学べる
メタバース進化論の目次を見てもらえばわかりますが、
- 全体像
- 定義
- 各メタバースの比較
- テクノロジー
- 精神への影響
- コミュニケーション
- 経済
- 人間の新たな感覚
…という視点から、メタバースを多角的・網羅的に学ぶことができます。
長年メタバースで過ごしてきたバーチャル美少女ねむ さんが、多くの時間をかけて体感した膨大な情報を、
これらの多角的な視点から考察した内容を学べるのは、とても高い価値を持っているといえます。
【目次】
■第1章 メタバースとは何か
- メタバース前史
- メタバースの定義:実現に必要な七要件
- メタバースは世界と世界を結びつける
- メタバースではないもの
- メタバースがもたらす三つの革命
■第2章 ソーシャルVRの世界
- ソーシャルVR:既にある「必要最小限のメタバース」
- VRChat:ソーシャルVRの概念を確立した存在
- Neos VR:メタバースを体現するソーシャルVR
- cluster:メタバース時代のイベントホール
- バーチャルキャスト:仮想空間の超高性能撮影スタジオ
- 比較からわかる四大ソーシャルVRの個性
- ソーシャルVRユーザーのプロファイル
- Horizon Worlds:Metaの新サービスは何をもたらすのか
■第3章 メタバースを支える技術
- メタバースのために積み重ねられた人類の技術
- 「バーチャルリアリティ」とは何か
- VRゴーグル:VR体験の核
- トラッキング技術:仮想空間で自在に動く
- アバター技術:仮想世界でなりたい自分になれる
■第4章 アイデンティティのコスプレ
- 魂にアイデンティティを「纏う」革命
- 名前:言霊世界のアイデンティティ
- アバター:視覚世界のアイデンティティ
- 声:音響世界のアイデンティティ
- 魂の新しいかたち
■第5章 コミュニケーションのコスプレ
- 本当のコミュニケーションを「加速する」革命
- メタバースでの距離感
- メタバースでのスキンシップ
- メタバース恋愛
- バーチャルセ●クス
- 社会の新しいかたち
■第6章 経済のコスプレ
- メタバース経済前夜:十年以内に百兆円の経済規模?
- ミクロ・マクロ両面で経済を「拡張する」革命
- 分人経済:多面性が生むクリエイターエコノミーの究極形
- 超空間経済:経済が地球の空間の限界から解放される
- メタバースで生まれる職業
- 経済の新しいかたち
■第7章 身体からの解放
- 生まれ持った肉体を「脱ぎ捨てる」
- ファントムセンス概論
- ファントムセンス実態調査
- 触覚スーツ
- BMIによる「フルダイブVR」
- 私たちの新しい身体
”メタバース原住民の視点”が手に入る
Meta社による影響で注目を浴びる前から、メタバースでの活動を続けているバーチャル美少女ねむ さんの視点で語られる考察内容は、とても深い部分にまで及びます。
メタバース プラットフォームは複数ありますが、それぞれのメタバース プラットフォームの機能を詳細に比較している書籍は、他には知りません。
多大な手間と時間をかけて、それぞれを体験し尽くしているからこその”気づき”を学べるのです。
また、他のメタバース書籍では扱われないであろう、
「バーチャル セッ●ス」
…というジャンルにも深く踏み込んでいる点も、一線を画するポイントと言えます。
今後、人類全体の在り方に極めて大きな影響を与えるジャンルに発展することは、間違いありません。
バーチャル美少女ねむ さんが身を持ってバーチャルセッ●スを体験した知見も語られるので、必ず学んでおくべき内容です。
最大のデメリット
(極めて個人的な意見ですが)
「メタバース進化論」には、デメリットがあります。
それが「超初心者には、不向き」というポイントです。
「メタバースが注目されてるから、少し学んどくかな。」くらいのライトなノリで読むのは、オススメできません。
内容が とても濃密なので、たぶん挫折すると思います。
他の、超初心者向けのメタバース関連書籍を読んだほうが、挫折しないで済むでしょう。
ですが、
本気でメタバースを学びたいなら、「メタバース進化論」は、必ず読んでおくべきなのです。
そして できれば「複数回 読み返す」ことをすべきです。
一回読んだだけでは、真価の1/10も活かせないので、複数回 読み返す必要があるのです。
⬇ここから、どんな風に読み返していくべきかを、解説していきます。
僕が考える合理的な読み方
僕は、普段から メタバース・NFT・VTuber関連の情報を追いかけて、学んでいます。
”学ぶ”というのは、事例を知って「ほーん、そんなコトがあったんやなー。」ではなく、
そこから「どんな戦略が可能なのか?」「未来はどうなるのか?」などを深く考えていく材料にするのです。
そして、そのために「メタバース進化論」をどのように活用すべきか、を解説します。
1周目:スピーディーに読み、ざっくり全体像を掴む
まず、「メタバース進化論」を、スピーディに 一通り 読み終えます。
(物事を学ぶ時は、まず全体を学んで、そして細部を学んでいく方が理解しやすいからです。)
すると、メタバースの全体像が なんとなく掴めてきます。
(後から、「もくじ」を見るだけでも、本の内容をボンヤリと思い出すことができます。)
⬇次に、バーチャル美少女ねむさんのYouTubeチャンネルを見ます。
「メタバース進化論」で解説された内容が、どんな風にメタバースで活用されているかを、映像として学ぶことができます。
⬇チャンネルのアーカイブ一覧を見て、興味があるモノを視聴していきましょう。
2周目:国勢調査の結果からの、ねむさんの考察を深く理解していく
次に、2回目の「メタバース進化論」を読書します。
1回目の読書よりも じっくりと読み込んで、ねむさんの考察内容を可能な範囲で理解していくのです。
すると、色々と
- 深く知りたい事柄
- 疑問点
…などが浮かんでくるでしょう。
それらの「深く知りたい事」「疑問点」を、そのつど検索して、深く理解していくのです。
すると、ボンヤリとしか理解できていなかったメタバースについて、次第にクッキリと鮮明に理解していけるようになります。
3周目以降:自分が考察する材料として読む
ここからは、事例から本質を知り、考察していきます。
⬇Googleアラートで最新メタバース情報を収集します。
Googleアラートで「メタバース」の単語を設定しておけば、最新のメタバース情報の要約がメールで通知されます。
そして、気になったタイトルの情報元へアクセスして、読んでいくのです。
加えて ときどき、その記事内容と合致する「メタバース進化論」内の項を復習するのがオススメです。
例えば、
「新しいメタバース技術が開発された」という記事があったら、「メタバース進化論:第3章 メタバースを支える技術」を同時に復習することで、より深く理解できます。
さらに、自分の意見をTwitterなどで発信すると良いでしょう。
たった一言であっても、自分の意見をアウトプットすることで考えるクセをつけるのです。
「受け身の情報収集」ではなく「能動的な情報収集」になり、圧倒的に思考力も上がりますし、情報収集の内容も脳に鮮明に記憶されていくのです。
「浅い情報収集」よりも「深い考察」
上記の活用法は、一例として上げただけなので、自由にアレンジしてもらっても良いです
重要なのは、浅く情報収集をするだけでなく、”自分の頭で考える”ことです。
日々 多くの事例が生まれるメタバース市場では、そのすべての情報を追うことは極めて困難ですし、その必要もありません。
情報を追いかけるだけだと、情報に振り回されるオチになります。
「情報を知って、自分で思考する」ことが、学ぶ上で非常に重要なのです。
本気でメタバースを学ぶなら、絶対に読むべき
「メタバース進化論」を活用すれば、今後の学びの質も格段に上がります。
僕も、複数のメタバース書籍を読んでいるとともに、未読のメタバース書籍がKindleアプリの中に眠っている状態ですが、
それらの有益なメタバース書籍の中でも、唯一無二の濃密な学びを得れる「メタバース進化論」は、僕が「複数回読み返そう」と思える書籍です。
⬇冒頭を無料で読める
メタバースは、開発する企業やジャンルによって臨機応変に進化していきます。
多種多様の生物が生まれて複雑に進化してきた系譜のように、メタバースはこれから様々な様相をていして進化していくでしょう。
メタバースをしっかりと学び理解していれば、これから激変していく仮想世界・物理世界を楽しむことができます。
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