NF亭ショウタです。
「コスプレ×VTuber」のクラファンが行われました。
二次元のVTuberを、三次元のコスプレイヤーが演じることにより、コスプレ経済圏を拡大していく目的です。
同時に、コスプレが職業と認知されることも目的としています。
この記事では、
- 「コスプレ×VTuber」クラファンの内容
- メリット デメリット・可能な戦略
- 未来予測:3倍の発展性
…を、解説していきます。
コスプレ×VTuberのクラウドファンディング
コスプレ市場
コスプレとは「コスチューム・プレイ」の略であり、コスチュームを着て特定のキャラクターに扮することです。
アニメ、マンガ、ゲームなどのキャラクターに扮して、その表情や感情や仕草を再現したりして楽しむ文化です。
(※補足
- 仮装=自分以外の人・モノに扮すること
- コスプレ=アニメ・漫画・ゲームなど創作物の特定のキャラクター扮すること。
…であり、”仮装”という概念の中に、”コスプレ”という概念があるといえます。)
日本で1970年代から仮装コンテストが開催されるようになり、
1980年代に入ると、アニメブームの影響で「機動戦士ガンダム」「うる星やつら」のキャラに扮する者が現れました。
そして、和製英語である「コスプレ」という固有名詞が、一般マスメディアで使われ始めたのです。
1990年代には、国内外で「新世紀エヴァンゲリオン」「美少女戦士セーラームーン」などのアニメ作品が人気を博したり、大型展示会へのコスプレイヤー参加に伴い、
コスプレ衣装の製造販売をする業者が現れて経済圏が生まれて、普及が加速していきました。
2000年代~2010年代は、スマホやSNSの発展によりコスプレイベントの情報が拡散されていき、一般層への認知が拡大しました。
そして、コスプレイヤー自身の発信と、それを撮影するファンやカメラマンの発信が共生関係となり、コミュニティが形成されました。
そして、商業化が進んで、現在では大きな文化となっているのです。
VTuberとコスプレの相性
VTuber界も、コスプレの対象として認知されており、多くのコスプレイヤーがVTuberに扮しています。
(VTuberは、国内だけで2万人を超えるといわれるほど巨大な市場です。)
ネット上で検索すれば、多くのコスプレ画像を見ることができます。
(ついでに歌ってみた動画も貼ってます。個人的な趣味です。)
- 燦鳥ノム
- 天音かなた
- 猫又おかゆ
VTuberは、特徴的な外見をしていることが多く、アニメキャラと通じる要素がとても強くあります。
つまり、VTuberとコスプレの相性はとても良い…といえます。
二次元キャラクターに扮して「もうひとりの自分になれる」という本質が、コスプレとも共通していることが相性の良さにつながっているのでしょう。
VTuber界は、世界規模で大きくなりつづけているため、今後もVTuberのコスプレは増え続けるでしょう。
「コスプレ×VTuber」クラファン概要
コスプレ事業、VTuber事業を行う株式会社KAWAII JAPANは、コスプレ(リアル)とVTuber(バーチャル)の双方向で、日本のカワイイ文化を世界に発信するプラットフォームを開発するための株式投資型クラファンを行いました。
2023年2月4日〜2月10日のクラファンで、目標募集額13,800,000円を上回る応募金額16,900,000円が集まりました。
株式会社KAWAII JAPANは、多角的な戦略を可能にするため、以前より「COSPO」というアプリを開発運営しています。
COSPOは、コスプレイヤーやVtuberが写真を投稿して、一般のユーザーが好きなコスプレイヤーやVtuberを支援・応援できるWebサービスです。
コスプレイヤー・Vtuberが活躍できる場所を創り、それらを楽しむファンたちとのコミュニティを形成します。
COSPOは、すでにダウンロード数は10万を超えており、6カ国語に対応、約80カ国でダウンロードされています。
コスプレはまだ”職業”として見られていないため、職業として認知されるように経済圏を創出することを目的としています。
「COSPO」テストイベントでは、約700万円が課金された
COSPOは元々、リアルのコスプレイヤーがコスプレ画像を投稿するためのプラットフォームでした。
⬇その後、新しくVTuberカテゴリが新設され、その際にテストイベントが行われました。
2022年7月に行われたテストイベントは、
- COSPO内でのオーディションで選ばれたVTuberのコスプレ衣装を制作・メディア掲載
- メディア掲載時、そのコスプレ衣装を着るコスプレイヤーを募集・オーディション実施
…という企画です。
結果、
300名以上のVtuberがオーディションに参加し、この企画における課金額は約700万円を記録しました。
その後、同社はVTuber事業の本格展開を開始したのです。
(補足:これも株式投資型クラファンで資金が集められました。)
「COSPO」具体的な機能
今後は「COSPO」内におけるコミュニティ化をするにあたり
- サブスク機能
- グッズ販売機能
- NFT販売
- 会員特典の充実(ポイント付与・コメント機能・限定写真閲覧・限定イベント招待)
…などをより改良して、ファンがコスプレイヤーを応援・支援できる仕組みを最大限に強化していきます。
そして、コスプレイヤーやVTuberのグッズのライブコマースも展開しています。
マネタイズポイントは、
- 課金売り上げ
- 広告収入
- リアルの商品制作・販売
- イベント(オンライン・リアル)でのチケットなどの売り上げ
- コスプレイヤーの派遣
…などになります。
ロードマップ
運営企業が公開しているロードマップでは、
まず、国内でプロジェクトの基盤を作っていくことから始め、海外への市場展開は2025年以降とされています。
中長期的には、メタバース・独自トークンの開発も視野に入れられています。
国内での基盤創りにおいては、
- コミュニティ構築
- マネタイズ強化
- COSPOでのポイントを独自トークン化、外部サービスでも使用可能にする
…を完了させる予定である2025年以降をメドとして、
(コロナ禍でストップしていた。)海外展開を再開予定です。
ロードマップの要点をシンプルにまとめると、
-
- 2023年:
サブスクサービス展開・オンライン事業強化 - 2024年:
コスプレイヤー、Vtuberコンテンツの強化
ユーザーコミュニティ(意見交換の場)を活かしたコンテンツ創造とブランディング強化 - 2025年:
グローバル化・拡大
他業界との取り組み強化
メタバース・NFT・独自トークンを活用した一部サービスの開始 - 2026年:
DAO(分散型自立組織)を構築
- 2023年:
…といえます。
コスプレ界の現状
世界中で行われている
コスプレは、世界中で大きな人気があります。
日本はもちろん、中国・韓国・アメリカ・イギリスで特に大きな人気があるといわれています。
日本のオタク文化であったコスプレが、中国 韓国をはじめとするアジア諸国へ広がっていったのです。
また、北米においても2021年から2027年に高い成長をすると予想されています。
市場規模
コスプレ衣装の経済圏は、とても大きいです。
ある調査によると、コスプレ衣装の世界市場規模は、2020年に36億2,500万ドル以上を記録しました。
(別の調査会社によると、2020年度の国内コスプレ衣装市場規模は240億円であり、前年比68.6%とされています。)
2021年から2027年は、予想では毎年の平均伸び率が16.4%以上になる…と試算されています。
コスプレ衣装は入手しやすく、Amazonでも多くのキャラのコスプレ衣装が販売されています。
また、今後は3Dプリンタなどの新テクノロジーもコスプレ衣装の制作に活かされていきます。
そしてさらに、
- コスプレ衣装
- ウィッグ
- メイク用品
…だけでなく、イベントにかかわる
- 参加費
- 交通費
- 宿泊費
- 撮影費用
など二次的な経済も発生するので、より巨大な経済効果があるといえます。
別会社によるコスプレNFTの前例『Curecos』
すでに、別会社が運営するコスプレのNFTサービスは存在します。
『Curecos』は、世界180ヶ国の100万人の会員がいるサイト「World Cosplay」と連携して、仮想通貨コスプレトークン(COT)を利用できるコスプレNFTサービスです。
コスプレイヤーは コスプレ作品をNFT化して販売、ファンはそれを購入することでコスプレイヤーやカメラマンを支援できます。
コスプレトークン(COT)を投げ銭することもでき、その返礼品として、コスプレイヤー作品をNFT化したものがプレゼントされます。
転売も可能で、転売された場合は、コスプレイヤーに転売価格の一部が収益として入ります。
つまり、コスプレイヤーの新しい収益源となるのです。
コスプレトークン(COT)は、投げ銭だけでなく、NFT購入やイベントでの支払いの時にも利用できます。
また、ファン向けに独自のNFTを発行して、限定イベントの招待券などに活用することもできます。
また、いずれはDAO化することも計画されています。
⬇DAOについては、こちらで解説。
これから、コスプレ業界でもNFTによるマネタイズは拡大していくでしょう。
コロナ影響
コロナ発生時は、リアルイベントが大幅に制限されたため、オンラインでのコスプレイベントが流行しました。
ZOOMなどでコスプレ衣装を披露したり、会話をして楽しむのです。
また、撮影時以外はマスク着用を厳守のうえでリアルのイベントが行われることもありました。
もちろん、コロナ影響でコスプレ市場の売り上げは大幅に減少しました。
(しかし、非常に珍しい例として、マスク検索で多くの人の目に触れて、売り上げが爆増したコスプレ衣装もありました。)
しかし、コロナによる巣ごもり需要で、
- VTuber視聴者が増加
- メタバース界が注目される
…という好影響も及ぼしました。
コロナにより打撃を受けたコスプレ界が、
コロナにより恩恵を受けたVTuber界・メタバース界と融合していく
…というのは、有効な戦略といえるでしょう。
メリット
「コスプレ界⇔VTuber界」相互送客
コスプレイヤーのファンと、VTuberのファンが、お互いの業界に新規客を呼ぶことが可能です。
- コスプレ界のファンは、そのコスプレイヤーが扮しているVTuberを接点として、VTuber界に興味を持つ
- VTuber界のファンは、そのVTuberに扮しているコスプレイヤーを接点として、コスプレ界に興味を持つ
…という、相互送客が可能になります。
言語の壁を超えやすい
コスプレは、一目でそのキャラクターの外見的な魅力を伝えられるので、言語の壁を越えやすいです。
日本のVTuber界でも、英語圏をはじめとする海外視聴者の獲得は定番戦略となっていますので、NFT市場が圧倒的に大きい海外への展開と相性が良いです。
なので、クラファンの解説ページも英語表記もした方が、海外視聴者からの支援もされやすいでしょう。
⬇参考記事
投資家もターゲット層になる
コスプレは、巨大な産業でありつつも ”職業”としての地位を築けていません。
なので、これから職業として認知されていければ、さらに産業が活性化していく高い将来性を秘めています。
つまり、その将来性をアピールしてNFT販売すれば、投資家へのアプローチが可能になります。
地方創生に活かしやすい
コスプレイベントは、日本国内で多数行われています。
特に、愛知県名古屋市はコスプレ聖地として知られています。
そこで、コスプレイベント(リアルの)を開催すれば、ファン・観光客を呼び込めて、地域産業活性化につながります。
⬇また、メタバースでもアニメ志向のキャラと、実写の映像が同時に存在することができます。
つまり、VTuberとコスプレイヤーが、メタバースで共演することも可能になります。
コスプレは、メタバース・NFTによる地方創生との親和性が高いと言えます。
コロナのリスクをなくせる
リアルのコスプレイベントをせず、メタバースなどオンライン上に限定するならば、コロナ感染のリスクをゼロにできます。
そして、コロナ禍が終わった後は、リアルでのコスプレイベントとメタバースでのコスプレイベントを同時開催することも可能になります。
話題性
日本発祥の文化であるコスプレを、web3.0テクノロジーと組み合わせれば、話題性が高まり、情報拡散されやすくなります。
コスプレ界、VTuber界での情報感度の高い人に認識され興味を持たれるチャンスが生まれます。
デメリット
コスプレ配信のたびに資金と時間がかかる
VTuberは、一度アバターを制作して設定を済ませれば、それ以降はすぐに配信することが可能になります。
しかし、コスプレイヤーは衣装やメイク用品などを完備していても、配信する前にコスプレを完了させる作業が毎回 発生します。
コスプレイヤー側は、頻繁に配信することは困難といえます。
権利関係(著作権者へのNFT説明)の手間
この記事で解説している「COSPO」は、「NFTを活用することで著作権者などへの利益還元」できる仕組みを作ると解説されています。
著作権者の立場からして、自分の作品のキャラのコスプレをされることは宣伝になるので、”ファン活動”の範囲ならば、厳しい制限などはしません。
しかし、コスプレに必要なキャラ衣装などを制作販売して利益を上げることは、グレーゾーンです。
これを解決する手段として、「COSPO」は著作物の利用許諾契約を著作権者と結ぶ…と解説されています。
しかし、ここで大きな障壁があります。
著作権者にNFTの仕組み・メリットを理解してもらうまで説明する手間が発生するのです。
NFT自体を理解してもらい、その上で詳細な契約内容を解説していくのは、なかなか手間と時間がかかってしまうといえるでしょう。
(いずれ、NFTはインフラといえるくらい世間に浸透しますが、現状はまだまだ浸透していません。)
「NFTってなに?」という既存ファンが大半
前項で、「著作権者にNFTを理解してもらうのが大変」と解説しましたが、既存ファンについても同じことが言えます。
既存ファン(コスプレファン、VTuberファンの双方)は、NFTを知らない・理解していない人が大半です。
なので、NFTを解説して仕組み・メリットを理解してもらわなければ、クラファンで支援してくれにくくなります。
可能な戦略
ホロライブ・にじさんじ ご当地広告とコラボ
超大手VTuber事務所であるホロライブ・にじさんじ は、全国に一斉に地方広告を打つ企画をしたことがあります。
⬇ホロライブによる各地方向け「新聞広告」
2022年3月1日、朝日新聞朝刊にて、ホロライブ所属VTuberが各47都道府県にエリアターゲティングされた新聞広告が一斉に出ました。
(ホロライブ主催イベントhololive SUPER EXPO 2022の一環。)
⬇にじさんじ による各地方向け「駅広告」
2023年2月6日、全国47都道府県の駅(47ヶ所)に、にじさんじ所属VTuberの駅広告が出ました。
(掲載期間は7日間。場所によって多少のズレあり。)
🎉にじさんじ 5th Anniversary🎉#全国にじさんじ5周年広告 pic.twitter.com/6i1HbpTgMX
— にじさんじ公式🌈🕒 (@nijisanji_app) February 3, 2023
これらとコラボして、
- 各地方担当のVTuberのコスプレをしてくれたコスプレイヤーの中から、上位入賞者には豪華プレゼントを進呈
(NFT所有者による投票で、順位が決定)
…という企画をすれば、そのVTuberファンが現地に訪れて、現地でお金を使ってくれたり、SNS拡散してくれる…という高い広告効果が生まれます。
コスプレ会場の近くの商店ともコラボして、期間限定のグッズなどを販売しても良いでしょう。
また、コスプレイベント期間外でも、現地に訪れて
- QRコードを活用したデジタルスタンプラリー(達成者にはプレゼント用意)
- スマートグラスで見れば、VTuberに扮するコスプレイヤーの映像を見れる
…など、なんらかのメリットを用意しておくこともできます。
英語圏へのアプローチ
英語圏の方が、日本よりもNFT市場が大きいです。
なので、VTuber・コスプレイヤーが、英語を話せればベストですが、
英語を話せない場合は、ライブ配信の切り抜き動画を作り、英語テロップまたは英語字幕を挿入して、英語圏視聴者にもアプローチするのは、必須といえます。
一部DAO化で圧倒的な集合知
運営戦略を立てる上で、複数の選択肢が上がったときファンに意見を仰ぎたいときもあるでしょう。
そのような時は、NFT所有者による投票で決める…というのが可能になります。
これは、一部DAO化といえます。(完全なDAOではなく、部分的なDAO)
⬇DAOのシステムの解説記事
⬇具体例「Vhigh!」
また、普段からDiscordグループなどで意見を仰いでおけば、コスプレ・VTuber双方の業界の”有識者たちの意見”を聞ける圧倒的な集合知を得ることができ、より精度の高い戦略を立てることができます。
旅行会社コラボ:コスプレ体験・見学ツアー
海外にもコスプレファンは膨大な数が存在します。
とうぜん、コスプレ発祥国である日本のコスプレイベントに行きたい(コスプレする側or観る側)外国人も多いでしょう。
そのような外国人を対象に、ツアー会社とコラボして
- コスプレイベントを体験するツアー(航空券+ホテル+現地での交通手段+コスプレイベントでの各種手配)
…を実施することもできます。
特に、日本での旅行やコスプレイベントに不慣れな初心者には、安心感を提供できるので需要は確実にあるでしょう。
コスプレ会場でしか入手できないNFT
大規模なコスプレイベントの時は、その会場でしか入手できない(無料配布or有料販売)NFTを用意すると良いでしょう。
たとえば、
世界コスプレサミットでしか入手できない限定NFTを用意すれば、その開催地である愛知県名古屋市に、NFTコレクターが来てくれる可能性が生まれます。
結果、コスプレ界に興味を持ってもらうチャンスですし、地方経済のさらなる活発化につながります。
⬇参考記事
ふるさと納税
⬇ふるさと納税のリターン品として、NFTをプレゼントする流れが起こっています。
そして、ふるさと納税のリターン品としてコスプレ文化を楽しめるNFTをプレゼントすることが可能です。
もちろん、コスプレという文化は、世間のほとんどの人は接点がありません。
しかし、ふるさと納税は全国どこからでもできますので、日本全国のコスプレファンに対してアプローチすることができます。
新作キャラのコスプレ請負
新しいアニメ・漫画・ゲームなど商業作品のキャラのコスプレを、正式に”仕事”として受注します。
(作品の知名度を上げて、初速をつけやすくなります。)
とうぜん、影響力が高い(≒多くのファンを持つ)コスプレイヤーほど、受注金額を高く設定できます。
また、商業作品だけでなく、新しくデビューする新人VTuberのコスプレを請け負っても良いでしょう。
メタバースの最初期の来場者に独自トークン配布
メタバースと独自トークンの開発は、すでに視野に入れられています。
そこで、メタバースの公開時の集客が重要になります。
”閑散としたメタバース”という印象を与えてしまうと、リピーターにつながりにくくなります。
なので、メタバース運営の最初期に、独自トークンの無料配布をして集客をすれば、盛況な印象を与えますし、独自トークンをもらった人はそれを使うためにリピーターになってくれやすくなります。
独自トークン自社保有➡必要に応じて売却
独自トークンの一部を自社で長期的に保有します。
そして、メタバースの人気が上がったり「コスプレ×VTuber」戦略が上手くいったら、独自トークンの取引相場価格が上がります。
そこで必要な分だけ売却すれば、法定通貨に換えることができるので、開発運営資金に充てることができます。
もちろん、一気に大量売却したら供給量がハネ上がって相場価格が大幅下落しますので、注意が必要になります。
メタバースでNFT展示➡売る
コスプレ画像NFTをメタバース空間内に飾れるようにすれば、来場者は見ていて楽しいですし、所有者は承認欲求を満たせます。
また、それを買いたい人がいた場合、入札して売買が成立することもあり、NFT売買が活発化します。
(転売されるたびに、予め設定したパーセンテージのロイヤリティが、発行者に入ります。)
⬇また、メタバースで着用できる、ファッションアイテムNFTを販売しても良いでしょう。
メタバースでの広告枠売る
コスプレ・VTuberに特化したメタバースには、とうぜんコスプレ界・VTuber界に強い興味がある人の割合が多くなります。
そのメタバースに多くの人が集まっていたら、その客層に広告を出したい企業向けに広告枠を売って、利益を得ることができます。
拠点を海外に移す
いま現在、運営企業である株式会社KAWAII JAPANは、日本の東京の企業です。
しかし、日本はブロックチェーン事業に関する規制が厳しく不利なため、シンガポールなどに拠点を移す企業が増えています。
なので、拠点を海外に移すのは、有効な選択肢と言えます。
未来予測
オムニチャネル超多角化・3倍の発展性
”オムニチャネル”とは
「複数のメディアで接点を作り、メディア同士がシームレスにつながり、販売促進を目指す戦略」
…を意味します。
時代と共にマーケティングが、↓下記のように進化を重ねて、オムニチャネル戦略が生まれたのです。
- 【シングルチャネル】”リアル店舗”という1つのチャネル(接点・媒体)のみの購入経路
- 【マルチチャネル】”リアル店舗”に加えて”ネット店舗”など、複数チャネルを購入経路を創る
- 【クロスチャネル】複数のチャネルの”顧客情報”などを一元管理
- 【オムニチャネル】各種SNSなどを相互にリンク、統合した世界観を演出
(※クロスチャネルは各チャネルは別個に認識されていたが、対してオムニチャネルは各チャネルを同一の世界観(ブランド)として認識される。
画像引用:マネケル
そして、このオムニチャネル戦略が、(単純計算で)3倍の発展性を持ち得ます。
この記事で解説してきた、”コスプレとVTuberの融合”で、二次元と三次元の双方で戦略展開が可能になります。
そして、メタバース・XR展開も加わると、さらに戦略展開を広げることができます。
つまり、
- 二次元:VTuber(短尺動画・ライブ配信)
- 三次元:VTuber(メタバースを含むXR)
- 三次元:コスプレイヤー(リアルの場)
…ということになります。
そして、上記のそれぞれにおいて戦略展開をして、マネタイズにつなげることができます。
これは、オムニチャネルが3倍の発展性を持つ…と言い表すことができます。
コスプレイヤー本人がVtuber化
VTuberは、あらゆる業界との融合が可能です。
イラストレーター・マンガ家がVTuberとしても活動している事例は、多く存在します。
ゲーム配信や雑談配信といった王道的なVTuber活動をするのはもちろん、専門的なスキルを解説する配信もしています。
そして、コスプレイヤー本人がVTuber化して、
- 新規層向けにコスプレ文化の解説
- コスプレファン向けにマニアック情報を解説
- コスプレイヤー向けに専門スキルの解説
…をする発信なども可能です。
もちろん、自分がVTuberとして活動しつつ、そのVTuberのコスプレをする…というのも有効と言えます。
いま現在、コスプレイヤー系VTuberは検索してもヒットしませんが、いずれは増加していく可能性が高いでしょう。
「楽しければ、経済圏が生まれる」から、あらゆる文化で投資家にアプローチできる
楽しい文化には、それを実践する人が集まります。
そして、その様子を見るファンも集まります。
そして、それを投資対象にすることができるなら、経済圏を生むことが可能になります。
今回、考察してきた内容は、
まだ職業として認知されていないコスプレ文化をVTuber文化と融合させることで、経済圏を生む…というプロジェクトです。
そして、この本質は すべてに共通します。
コスプレ以外であろうと、楽しいモノには人が集まるので、職業にすることが可能です。
人の興味を引くことができる文化があるなら、VTuberとしてそれを解説すれば、その文化のファン+VTuber界 から新規層を集めることができます。
人が集まれば、お金が回る市場になりえるので、投資家へ出資を募ることができます。
そして、新しい経済圏の創出へつながるのです。
つまり、すべての娯楽は、「VTuber・NFT・メタバース」と融合させることで、職業になりえるのです。
日本全国で常時コスプレ祭り
スマートグラスが一般普及すればするほど、AR(拡張現実)・MR(複合現実)との融合が進みます。
つまり、スマートグラス越しに見るAR・MR空間では、常時コスプレ衣装を着用することができます。
会社に向かう堅ッ苦しいスーツ姿の女性であっても、スマートグラス越しに見たら、バリバリにコスプレ衣装をまとっていた・・・なんて世界も可能になるのです。
日常に、コスプレが浸透していくのです。
会社に行くのが、憂鬱でたまらない・・・というのは、労働者の多くが抱える悩みです。
しかし、
スマートグラスをつけている人にとっては、「通勤経路で毎日コスプレ大会が開かれている」ようなものなので、出勤がかなり楽しくなるのではないでしょうか?
職場でも、コスプレしている人同士では、話のネタになるでしょう。
コスプレ文化で、日本というストレス社会に余裕を持たせて、心を豊かにすることも可能になるのです。
・・・ある日、
あなたの苦手なあの上司(おっさん)が、セーラームーンや美少女VTuberのコスプレをしていたら、親近感が湧くかもしれませんね。
(視界に入るたびに盛大に吹き出してしまって、仕事どころではないが。)
⬇AR(拡張現実)・MR(複合現実)についての記事
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