グリードアイランドがメタバースゲーム化したら生まれる独自の経済圏

メタバース

NF亭ショウタです。

「グリードアイランドは、メタバースゲーム化したら楽しそう!」

…と、思っている人も多いかも知れません。

もし実現すれば、高い完成度のメタバースゲームとなるでしょう。

さらに、楽しいだけでなく独自の経済圏も誕生します。

 

この記事では、プレイヤー視点や運営サイド(ゲームマスター)視点などから、

「グリードアイランドがゲーム化したら、どんな経済圏ができるのか・・・?」

を、考察していきます。

  1. グリードアイランド概要
    1. 伝説のゲーム
    2. 全員が同じ仮想空間でプレイ
      1. ゲームへの入場・離脱は自由
    3. 「3種類のカード」が核となるゲームシステム
      1. 3種類のカード
      2. カード入手の手段
      3. アイテムは、カード化を解除すれば使用可能
      4. カード化は上限枚数がある
    4. クリア条件=指定された100種のカードを集める
    5. サブイベントでアイテム・お金が入手できる
  2. RPG×アクションゲーム×コレクション性
    1. アクションロールプレイング ゲーム要素が高い
    2. チーム結成する楽しさ
    3. 情報戦
  3. カードをNFT化しない&オリジナルトークン発行
    1. 理由1.カード化限度枚数の調整
    2. 理由2.所有権が移行する頻度が高い
    3. 理由3.ライバル会社の妨害への対策
    4. 対策:カードをNFT化しない・カード化限度枚数を固定しない
  4. ゲーム化にあたる注意点・課題
    1. ゲームクリア以外にも報酬発生イベントを多数用意
    2. 念能力は極力シンプルにすべき
    3. 必要なサーバー容量
  5. メタバースゲームでプレイヤーが得るメリット
    1. ゲームクリアの報酬
      1. 具体例:メタバース内で使えるクリア報酬
      2. 具体例:現実世界で使えるクリア報酬
    2. オリジナルトークンGET➡売って利益
    3. 共通の話題
  6. メタバース化したら生まれる経済圏
    1. カード売買
    2. カードレンタル
    3. 情報屋
    4. 協力者を雇う
    5. スカラーシップ制度
    6. 運営の補助スタッフ
    7. 【ゲーム外】グリードアイランド外で、グリードアイランド情報を発信
  7. 運営サイド(ゲームマスター)の利益
    1. 二次流通のロイヤリティ
    2. オリジナルトークンを保有
    3. 初期費用orサブスク
    4. アイテムやゲーム内の土地を売る
    5. 広告枠・貸店舗をレンタル
    6. HUNTER×HUNTERのNFTアートを販売
    7. 【ゲーム外】他の企業向け メタバース開発・運営コンサルティング
  8. メタバースゲーム化の価値は非常に高い
    1. 全世界のプレイヤーが参加できる
    2. 知名度が極めて高い作品なので、集客はしやすい
    3. メタバース業界でも、強力に差別化できる
  9. メタバース化に適した設定のマンガやアニメが増える?

グリードアイランド概要

伝説のゲーム

少年ジャンプのHUNTER×HUNTER作中に登場する、架空のゲームです。

多くのハンターが挑み、そして生還しなかったという伝説のゲームとされており、超高値で取引されています。

ゲームスタートすると、仮想空間に飛ばされてしまい、その中で行動することになります。

全員が同じ仮想空間でプレイ

グリードアイランドは、プレイヤー全員が同じ仮想空間でプレイします。

広大な空間でゲームを進めながら、お互いコミュニケーションを取ったり、競ったりします。

プレイヤーの参加できる人数自体は無制限ですが、ゲームデータをセーブできる人数には限りがあります。

ゲームへの入場・離脱は自由

グリードアイランドへの出入りは自由です。

そのためには必要になるアイテムがありますが、それなりの実力があればゲットできます。

実力に乏しいプレイヤーは、ゲームから離脱することができず、グリードアイランド内で生活をしている者も少なくありません。

「3種類のカード」が核となるゲームシステム

ゲーム内で得たアイテムは、すべてカード化して持ち歩くことができます。

しかし、専用の本に保管していないと1分でカード化が解除されてしまい、二度とカード化できません。

すべてのカードにはレア度の指標として、10段階(SS〜Bランク)の入手難度に分類されます。

入手難度が高いほど、高額で取引されます。

3種類のカード

・指定ポケットカード

No.000〜 No.099の100種類が存在します。

これらを集めることが、グリードアイランドの最大目的となります。

・呪文カード

40種類が存在します。

「他プレイヤーの情報を知る」「他プレイヤーからカードを奪う」「他プレイヤーからの」「移動する」など、ゲームを有利に進めるための効果を得ることができます。

使用したら、その呪文カードは消滅します。

➡40種の呪文カードの詳細

・その他(アイテム・モンスター・お金・飲食物 etc.)

前述した指定ポケットカード・呪文カード以外にも、

ゲーム内で得たもののすべてはカード化できます。

 

また、これらのカードはカードショップで売買できます。

カード入手の手段

大別すると、

  • 自力探索
  • 他プレイヤーとの交換
  • 奪う

…の3つの入手の手段があります。

「奪う」は、「呪文カードで奪う」「直接戦闘で奪う」の2つに分ける事ができます。

アイテムは、カード化を解除すれば使用可能

カード化されたアイテムは、いつでもカード化を解除して使用できます。

(解除したアイテムの再度カード化は不可能。新しく入手しなければならない)

カード化は上限枚数がある

すべてのカードには「カード化限度枚数」が設定され、その枚数を超えると入手してもカード化されません。

(また、石ころなど どうでも良いものは「∞」と表記されており、カード化限度枚数はありません。)

クリア条件=指定された100種のカードを集める

指定ポケットカード(No.000〜 No.099の100種類)を集めたら、ゲームクリアとなります。

クリア報酬として、指定ポケットカードのうち3枚をゲームの外(現実世界)に持ちだして、使用できます。

サブイベントでアイテム・お金が入手できる

ゲームの本筋に関係ないサブイベントは多数用意されています。

これらを遂行すると、アイテムやお金をゲットすることができます。

RPG×アクションゲーム×コレクション性

グリードアイランドが、メタバースゲーム化に適してる理由を解説します。

アクションロールプレイング ゲーム要素が高い

アクションロールプレイング ゲームとは

  • RPG
  • アクションゲーム
  • 謎解きゲーム

…の要素が組み合わさったゲームを意味します。

グリードアイランドはどの要素も兼ね備えており、完成度の高いアクションロールプレイング ゲームです。

 

つまり、メタバースゲーム化して市場に出しても、高い価値があり利益も上げる見込みが大きいのです。

チーム結成する楽しさ

グリードアイランドは、1人でゲームクリアするのは極めて困難です。

そのため、チームを結成するのが必要不可欠になります。

本来は、すでにある程度 知っている人間同士でないと、最低限の信用すら難しいです。

 

しかし、

ブロックチェーン技術を使えば嘘はすぐバレるので、まったく知らない人間同士でも結束できます。

また、「設定した条件を満たすと処理を自動実行」することも可能です。

 

たとえば、

「SSランクのレアカードをチームに提供したら、ゲームクリア時に◯ジェニー(通貨単位)を、通常報酬に追加して配分」

…という条件も設定できます。

そして、ゲームクリアした瞬間に、その契約が自動実行されます。

 

約束もブロックチェーンに記録されて誰でも見れるので、「言った、言わない。」のトラブルがなくなり、知らない相手でも安心してチームを組めるのです。

情報戦

チームを組む楽しさ・・・と書きましたが、逆に他チームとの情報戦を楽しむこともできます。

  • 呪文カードで他チームの動向を探る
  • 他チームにスパイを送り込む

…など、

同時に多数の人間が参加してリアルタイム進行するメタバースゲームだからこそ、情報戦という要素が活きると思われます。

カードをNFT化しない&オリジナルトークン発行

カードをNFT化するのではなく、

「オリジナルトークンを発行して、カードはオリジナルトークンで売買する。」

という方が、合理的です。

(つまり、グリードアイランド内で使えるオリジナル仮想通貨を発行するのです。)

 

オリジナルトークンはとうぜんブロックチェーンで所有権が管理されます。

一方、カードはNFT化せず、運営が中央集権的に所有者情報を管理すべきです。

 

⬇理由を解説していきます。

理由1.カード化限度枚数の調整

クリア条件が「指定された100種のカードを集める」なので、APEXのように短時間で終わらず長期間に渡ってプレイする前提です。

とうぜん、重要カードを所有したままゲームをしなくなる人も出てくるでしょう。

 

対策として、

「一定期間ゲームが再開されなかったら、カードの所有権を失う(自動で売買に出される)」

などのルールを設定すべきです。

 

また、原作マンガで使われた、

「呪文カードを独占」して、他のプレイヤーたちが呪文カードを使えなくする戦略も、ゲームとしての楽しさが失われるので、対策が必須です。

 

「ゲームの進行上、重要なカードは限度枚数を設定しない」

…というのが、現実的と思われます。

理由2.所有権が移行する頻度が高い

グリードアイランドは、自力入手だけではなく、他プレイヤーとカードを交換・奪い合う ことが前提です。

つまり、所有権が頻繁に移行するのです。

 

カードの奪い合いや交換(所有権の移行)の度に、ブロックチェーンに記録する作業をするのは、非合理的です。

なので、所有権の移行はブロックチェーンではなく、運営サイドが管理すべきです。

理由3.ライバル会社の妨害への対策

メタバース運営で利益を上げようとする会社は、これから爆発的に増えます。

そうなると、他社の営業妨害をする企業も出てくるでしょう。

 

指定ポケットカードなどを保有し続けることで、他のゲームプレイヤーの進行を妨げて満足度をジワジワと下げていく、グレーゾーンな妨害もありうるのです。

指定ポケットカードを独占しつづけられて、その情報を広められたら、「実質クリア不能」と認識され、プレイヤー離れにつながります。

 

仮に、「指定ポケットカードは、一定期間しか保有できない」という強引なルールを設定しても、仲間内で所有権を移しあえばよいのです。

 

なので、

「カード化限度枚数は明確に固定せず、状況に応じて追加発行する」

…などの対応が必要になるでしょう。

対策:カードをNFT化しない・カード化限度枚数を固定しない

すべてのカードをNFT化すると、運営サイドで調整が困難になります。

なので、指定ポケットカード・呪文カードなどの重要カードは、NFT化しないなどの施策も考える必要があるのです。

 

ゲームプレイヤーが増えてもカード限度枚数が明確に決まっていたら、入手難度が高くなりすぎてしまうのです。

カード限度枚数を明確に設定するのではなく、プレイヤー数などの状況を考慮して、入手難度を調整するなどが必要です。

 

もちろん、入手難度が調節したらオリジナルトークンでの取引相場価格に影響します。

「苦労して入手したのに、入手しやすくなって相場価格が下がった!」という反感を買うリスクもあります。

なので、対応は臨機応変・慎重にする必要があります。

ゲーム化にあたる注意点・課題

ゲームクリア以外にも報酬発生イベントを多数用意

「指定ポケットカード100種を集める」というゲームクリアを達成した報酬だけでは、多くの人が挫折してしまいます。

ゲームクリア時の最大報酬だけでなく、それ以外のポイントでも報酬が支払われるようにすべきです。

取り組んですぐに報酬が手に入るイベントも多数用意しておくことで、「気軽にゲームプレイしてお小遣いを稼ぎたい」という層も取り込むことができます。

総プレイヤー数の底上げにも繋がります。

 

多種多様のイベントを用意して、オリジナルトークンを成功報酬にすると良いでしょう。

(グランドラインを冒険するにしても、ラフテルのワンピースにたどり着くまで無収入では そもそも冒険ができません。

彼らもグランドラインの途中で、なんらかの収入があるから冒険できるのです。)

念能力は極力シンプルにすべき

念能力は、とても複雑です。

大別すると6つの系統に分かれます。

これらの設定を忠実に再現すると、ゲームの戦闘システムが複雑化しすぎてしまいます。

そちらに意識の比重を向けなければなりませんし、身につけるだけで多大な時間を使ってしまいます。

「カードを集める」ことに主眼をおくグリードアイランドの世界観を楽しむことが難しくなるのです。

なので、念能力を原作マンガそのままに再現すべきではありません。

 

しかし、ゲーム化しやすい系統も存在します。

たとえば・・・。

 

強化系が得意とする肉弾戦などは、シンプルなので再現しやすいでしょう。

ヘッドセットを装着してパンチやキックをすれば、軽い運動にもなります。

また、”オーラの比重の移動による物理的な強さの調節”という原作漫画の設定は面白いが、これだけで操作が複雑化してしまうので・・・、

⬇ここまでの再現は難しいでしょう。

ですが、脳波を正確に読み取れるテクノロジーがメタバース機器に搭載されたら、実現するかもしれません。

 

変化系の状況利用も、再現は ある程度は可能と思います。

たとえば、「電撃は、雨や水の中で強力になる」など、得意とするフィールドを設定すれば、電気攻撃の使い手は水のダンジョンに隠されたレアアイテムなども入手しやすくなります。

水のダンジョンで入手したカードは、カード交換に使えます。

カード交換を起点に、他プレイヤーとの交流も活発化するでしょう。

また、チームを結成する際もチーム全体のバランス(炎・草・氷など)を考えるなど、ポケモンのような要素も楽しめます。

 

放出系の飛び道具も、シンプルな遠距離攻撃なので、比較的 再現はしやすいでしょう。

 

・・・逆に、

再現するのが難しい系統は、操作系・具現化系・特質系です。

 

操作系の他プレイヤーの操作は、再現すべきではありません。

操作されるプレイヤーの立場で考えると、ゲームそのものの楽しさが失われてしまいます。

(※雑魚モンスター操作くらいならOK)

 

具現化系は、具現化したモノに特殊能力を付加することで強みを発揮しますが、再現は難しいです。

具現化した物体に”付加する特殊能力”というのが自由度が高すぎて、ゲームが複雑化しすぎてしまうのです。

 

特質系の能力も自由度が高すぎるため、再現するとグリードアイランド本来の楽しさを味わいにくくなります。

 

・・・念能力はとても奥深く、楽しめるポテンシャルは非常に高いです。

しかし、

グリードアイランドという”カード収集”を主眼として楽しむゲームにおいては、念能力での戦闘を忠実に再現しようとすると、それを攻略することに意識が行きすぎてしまいます。

なので、

念能力の再現は極力シンプルにして(もしくは無くして)、カード収集に意識を向けれるゲームにすべきでしょう。

必要なサーバー容量

グリードアイランドは、非常に広大な島を舞台にしたゲームです。

その世界観をメタバースゲーム化するには、とうぜん広大なフィールドをVR空間に再現しなくてはなりません。

また、多くのプレイヤーの行動や、襲いかかってくるモンスターたちの動きもタイムラグなく再現する必要があります。

するととうぜん、VR空間を維持するサーバーの容量も膨大なものになります。

  • 広大なVR空間
  • 多くのプレイヤーの行動・戦闘時の動き
  • 多数のモンスターたちの戦闘時の動き(AI操作)

…を、タイムラグなく配信しなくてはならないのですから。

 

何十個、何百個のワールドに細分化する・・・という方法もあるかもしれませんが、現状は難しいでしょう。

 

しかし、技術が進化して大幅に効率化されていくでしょうから、サーバー容量の問題は、いずれ解決されるでしょう。

メタバースゲームでプレイヤーが得るメリット

ゲームプレイするメリットがなければ、人は集まらずにビジネスになりません。

メリットがあるからこそ多くの人が集まります。

人が集まれば集まるほど、運営サイドも大きな利益を上げやすくなるのです。

(くわしくは後述。)

 

「ゲームを楽しむ」というメリットは大前提です。

ゲームを楽しみつつ、さらに得られるメリットを解説していきます。

ゲームクリアの報酬

最大のメリットと言えるでしょう。

ゲームクリアの報酬という最大目的があるから、グリードアイランドという世界観が成り立ち、プレイする動機になっているのです。

 

原作マンガでは、「3種の指定ポケットカードを選び、現実世界で使用可能」というクリア報酬があります。

これに可能な限り近づけるなら、

「3種の指定ポケットカードを選び、メタバース内(一部アイテムは現実世界)で使用可能」

とできます。

 

⬇ゲームクリア報酬を用意する場合、具体的にどのようにメリットを提供できるか、一例を考えてみました。

具体例:メタバース内で使えるクリア報酬

■No.000 支配者の祝福

クイズ優勝のほうびとして城が与えられる。人口1万人の城下町のおまけ付き。
この町の住人はあなたの作る法律や指令に従い生活する。

メタバース内の対象の街の経済から生まれる利益を、一定期間 受け取れる。

利益を出す方法も自分で(ある程度)決められる。

 

■No.024 もしもテレビ

付属のリモコンに「もしも〜なら」という文章を入力すると、
その結果を1〜30時間のドキュメンタリー形式の番組にして放映する。
録画も可能。

オリジナルの動画を作ってくれて、自由に使える。(商業利用も可。)

 

■No.057 隠れ家不動産

好きな場所にあなただけの秘密の部屋を作ってくれる。
入居条件は誰もその部屋に入れないこと。部屋のことをしゃべらないこと。

メタバース内に自分の家を建築してくれて、所有できる。(レンタル、売却も可能。)

 

■No.084 聖騎士の首飾り

これを身につけたプレイヤーは呪いをはね返すことができる上、
触れたカードの呪いも解くことができる。

メタバース内のゲームで、上記と同じ効果を得られる。(レンタル、売却も可能。)

具体例:現実世界で使えるクリア報酬

■No.081 ブループラネット

唯一無二の青で輝く宝石。
成分構成上、どの鉱物にも属さないので、宇宙からの贈り物という意味を込めてこの名がついた。

グリードアイランド仕様の宝石細工が(現実世界の住所に)郵送される。

HUNTER×HUNTERグッズとしての希少価値が非常に高い。

 

■No.023 アドリブブック

毎回違った物語を楽しめる本。
読書を中断する場合。付属のしおりをはさんでおかないと、全然違う話に変わってしまうので要注意。

現実世界のKindleアプリなどが、ずっと読み放題。

(代わりに料金を支払ってくれる。)

 

・・・と、ここまでアイデアを書いてみました。

もちろん、プレイヤーがゲームクリアを本気で目指したくなるような魅力的な報酬なら、なんでも良いです。

オリジナルトークンGET➡売って利益

少し前述しましたが、

「条件を満たす➡オリジナルトークンをゲット➡売って収入を得る」

・・・ができればプレイヤーのメリットになります。

もちろん、「レアカードをゲットして売却する」という方法でも利益を得やすくするために、カード売買できるマーケットプレイスを自前で用意すべきでしょう。

共通の話題

HUNTER×HUNTERは、非常に人気が高い作品です。

グリードアイランドがメタバースゲーム化したら、非常に高い話題性があります。

 

話題性の高いコンテンツは、現実世界でも話題にしやすいです。

ゲームそのものが楽しいのは当たり前であり、その体験談を話して”コミュニケーションツールとして二次利用”できることも、そのコンテンツの価値となるのです。

メタバース化したら生まれる経済圏

カード売買

プレイヤーからしたら、最も巨大なお金が動く領域です。

グリードアイランド内にカード売買用のマーケットプレイスを作れば、多くのプレイヤーが売買に参加できます。

 

特定の街にマーケットプレイスを設置するなどすれば、そこに多くの人たちが常に集まります。

人が多い場所では、さらに他のビジネスも展開しやすくなります。

カードレンタル

ゲームを進めるために重要度が高いアイテムを一定期間 有料で貸す・・・という方法でも利益を得ることができます。

契約内容はブロックチェーンに記録され自動実行されるので、借りパク・レンタル料踏み倒し などをされる心配が一切ありません。

赤の他人であっても、安心して貸すことができるのです。

(カードをNFT化しない場合は、運営サイドが管理する必要があります。)

情報屋

グリードアイランドというゲーム攻略において、情報は非常に重要です。

ライバルとなるプレイヤーが多いと、それだけで情報収集に多くの時間と手間を割かねばなりません。

その面倒な情報収集を代行するビジネスも成立するかもしれません。

 

たとえば、

「No.002のカードの持ち主は誰か?」
「◯◯という上位プレイヤーは、誰と協力関係にあるのか?」
「□□という状況が起こったら、すぐ連絡してくれ!」

…という、情報収集の依頼を受けて、報酬を得ることも可能になります。

 

前述した、ゲームクリア報酬の価値が高いほど、情報屋の需要も高まるでしょう。

協力者を雇う

ゲームクリア報酬の大きさによっては、人を雇って組織的におこなう人も出てくるでしょう。

HUNTER×HUNTERは世界的に有名なマンガ作品ですから、一点物のレアグッズなどは非常に高い売却益を得ることも可能です。

そのため、

  • ゲームクリアが成功した場合の報酬配分を決めておき、活動を共にする(長期的な協力関係)
  • カード入手への協力を依頼、そのつど規定の報酬を支払う(短期的な協力関係)

…というお金の流れも生まれるでしょう。

 

他チームへのスパイ行為なども、行われるかもしれません。

グリードアイランド内で「スパイ請け負います!」などと告知したらアカウントがバレバレですが、Discordグループなども多数作られて、そこで依頼・情報提供が行われるでしょう。

(Discordグループすらもスパイが入り乱れるカオスな状態にもなりそうです。
それすら楽しめるかどうかは、人それぞれです。)

スカラーシップ制度

スカラーシップ制度とは、

「資金やアイテムを投資する代わりに、そのプレイヤーが その後に得る利益の数割を受け取り続ける」

というシステムです。

(借りたアイテム・資金の元金を完済した場合、その後の支払いの義務がなくなる)

 

超有名なAxie Infinityというゲームでは多用されています。

これにより、最低限の資金すら用意できない人でも、ゲームで稼ぐことができるのです。

運営の補助スタッフ

グリードアイランド内の各地で行われるイベントの案内スタッフなどの求人が、運営サイドから出される可能性もあります。

対応も可能な限りAIで自動化されるでしょうが、AIで対応しきれない臨機応変な接客が必要な場面も出てきます。

インフォメーションセンターなどを用意されて、そこでの要員が必要になるかもしれません。

 

また、イベントにおいてプレイヤーと対戦する要員も必要になるでしょう。

そんな場面の要員としても、運営の補助スタッフが必要になります。

 

すでにメタバースでの仕事の求人は前例があります。

メタジョブというサイトでは、メタバースでの接客の短期バイトの求人が複数出されています。

グリードアイランド内でも、ハローワーク的な施設が用意されて雇用が生まれる可能性もあるのです。

【ゲーム外】グリードアイランド外で、グリードアイランド情報を発信

グリードアイランドのメタバースゲーム外でも、経済活動ができます。

 

グリードアイランドの攻略情報は需要が確実にあります。

ブログやYou Tubeなどで発信してアクセスを集めれば、収益化する手段は複数あるでしょう。

運営サイド(ゲームマスター)の利益

二次流通のロイヤリティ

  • メタバースゲームのカード(指定ポケットカード・呪文カード など)➡メタバース内で売買
  • NFTアート(ファングッズ)➡NFTマーケットプレイスで売買

…などでの二次流通時に発生するロイヤリティで利益を得ます。

 

前者の、(NFT化しない)カード売買は、自前でマーケットプレイスを用意して、手数料として利益と得ます。

後者は、既存NFTマーケットプレイスが使われ、最大10%のロイヤリティが運営サイド(著作権者)に入ります。

オリジナルトークンを保有

メタバースゲームが人気が出れば、そこで使われるオリジナルトークンの価値も上がります。

つまり、オリジナルトークンを大量に自社保有して、相場価格が上がってきてから必要な文だけ売却・・・というカタチで利益が出ます。

 

オリジナルトークンは仮想通貨取引所などで売買されることになります。

初期費用orサブスク

必須アイテムである「島の地図」などを有料にすることで、大半のプレイヤーから確実に利益を得ることができます。

 

もしくは、サブスク(月額課金)の選択肢もあります。

「初月or最初の山場までは無料」というお試し期間を経て、サブスクへ移行してもらうのです。

 

しかし、これらは新規プレイヤーにとって障壁にもなります。

ゲームプレイ自体は完全無料にしてプレイヤー総数を増やし、他のポイントで利益を上げるチャンスを増やす・・・というのも、有効な選択肢です。

アイテムやゲーム内の土地を売る

ゲーム進行に有利なアイテムを売れば、とうぜん利益が出ます。

 

そして、ゲーム内の土地の所有権などを売っても利益を出せます。

土地の所有者は、そこで店を開くなり、他人にレンタルしたり、転売など して利益を出せます。
(次項を参照。)

とうぜん、栄えていて人が多い土地ほど、高値で売れやすいです。

 

実際に、The Sandboxというメタバースの土地は、高値で売買されています。

The Sandbox 土地 NFT

同じように、グリードアイランドというメタバースゲーム上の土地も販売すれば、大きな利益になるでしょう。

広告枠・貸店舗をレンタル

グリードアイランド内での、広告の表示スペースや出店スペースをレンタル料をもらって貸します。

静止画や動画はもちろん、立体的で巨大な3Dの広告も可能になるでしょう。

(ドラゴンボールの新作映画の戦闘シーンなど、3D広告にしたら面白そうですね。)

 

いま現在、webサイトやYouTubeに広告出稿している広告主も、今後はメタバースに出稿する流れが起きるでしょう。

HUNTER×HUNTERのNFTアートを販売

⬇このようなイラストをNFTアートとして販売すれば、大きな利益になります。

グリードアイランドというメタバースゲームの進行に無関係でも、ファングッズとしての需要は確実にあるので、高値で売れるでしょう。

また、マーケットプレイスでの二次流通市場での売買の度に、ロイヤリティが入ってきます。

 

さらに、HUNTER×HUNTER仕様のオリジナルのファッションアイテムNFTなども売れるでしょう。

【ゲーム外】他の企業向け メタバース開発・運営コンサルティング

メタバース開発・運営をして利益を上げようとする会社はドンドン増えます。

そのような企業に対し、メタバースゲーム運営で培った経験をもとにノウハウ提供・指導することで利益になります。

 

具体的なプロセスは、

  1. 無料or格安の「メタバース開発・運営セミナー」を開催して集客
  2. セミナー最後にコンサルティング販売を告知

…というのが王道の手法です。

メタバースゲーム化の価値は非常に高い

全世界のプレイヤーが参加できる

自動翻訳機能の精度は、ドンドン上がっています。

meta社(旧:Facebook)が開発しているメタバース用のデバイスでも、いずれ搭載されていくのは必定です。

外国人との会話もリアルタイム翻訳され、スムーズにコミュニケーションできるようになるでしょう。

 

つまり、言語の壁がなくなり、全世界のプレイヤーが参加してくるでしょう。

プレイヤー総数が増えれば増えるほど、経済圏の規模が巨大になるのです。

知名度が極めて高い作品なので、集客はしやすい

HUNTER×HUNTERは、世界的にも有名なマンガです。

 

なので、メタバースゲーム化したら、世界中からファンが集まります。

また、様々なメディアで取り上げられて、情報が拡散されるので、ファンでない人にも興味を持たれやすいです。

 

つまり、集客は非常にスムーズに行えるでしょう。

メタバース業界でも、強力に差別化できる

原作のグリードアイランドのゲームシステムは、とても完成度が高く面白いです。

これから多数作られるであろうメタバースゲームに埋もれることなく、独自性の高いメタバースゲームとして認識されます。

 

ゲームシステムは複雑であり、本来はシステムを理解して参加してもらうまでの敷居が高いです。

ですが、原作マンガにおけるグリードアイランドの設定は広く認識されていますので、その敷居は下がります。

複雑なので他企業がマネしにくい(マネしたらパクリと認識され、叩かれやすい)メリットと、ゲームシステムが理解されやすいメリットを、両立できるのです。

メタバース化に適した設定のマンガやアニメが増える?

ここまで、グリードアイランドのメタバースゲーム化を考察してきました。

(この記事を書くにあたって、原作マンガを夢中になって読み返しました。)

※原作マンガは、タダで試し読みできます

13巻カラー版
(最後の1話でグリードアイランドのルール説明)

14巻カラー版
(1話目からゲーム開始)

無料・登録不要で試し読み可。
アプリインストール不要。

購入時も、月額不要の従量課金。

 

・・・メタバース市場は、爆発的に注目を集めて拡大しています。

つまり企業にとって、メタバース開発は大きな可能性があるのです。

 

そして、メタバース化されやすい設定の創作物が増えるのも確実です。

マンガ・アニメ・小説・映画など・・・。

それらの創作物で、メタバースゲーム化に適した設定の作品が増えるでしょう。

「広大なフィールドで、多数の人間が競争・協力して、1つの最大目的を目指す」

…というストーリーの作品が増えると思われます。

 

近年マンガの実写化が活発化していますが、青年誌ではキャッチーな設定のコンパクトな巻数のマンガが増えたような印象があります。

それは、キャッチーな設定のほうが興味を持ってもらいやすく、コンパクトな巻数(ボリューム)のほうが、映画作品としてストーリーをまとめやすいからと思われます。

 

今後は、メタバース化を意識して「メタバースゲーム化されやすい作品を作る」という流れが起こるでしょう。

 

もちろん、パクリっぽくなったら批判されるので、注意も必要です。

「ゲームの世界」ではグリードアイランドのパクリっぽくなるリスクがあるが、魔法世界など特殊な世界観の設定なら、パクリっぽくなりにくいです。

(魔法などの特殊能力がないと、ただの3D格闘ゲームになってしまい、肉弾戦しか楽しめないからです。)

 

⬇また、VTuberという意外な業界もメタバースゲーム化が進んでいます。

世界最大VTuber事務所メタバース創造!通貨&NFTを発行?
「VTuber×メタバース」という化学反応が起こっています。世界最大VTuber事務所が、爆発的に注目を集めているメタバース業界に参入しようとしてます。この記事ではVTuberメタバースを網羅的に解説した上で、今後の展開を考察します。

これから、多くの業界がメタバースゲーム化を開始するでしょう。

 

・・・そして、

グリードアイランドで冒険できる日の到来が、とても楽しみですね。

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