住宅展示場メタバース!可能な戦略&リゾートホテルもメタバース化?

メタバース

NF亭ショウタです。

住宅展示場メタバースが、大手住宅メーカーによって開発されています。

実際に住宅に住んでいるようなシミュレーションが可能になるのです。

今後は、高級リゾートホテルなどの宿泊施設も、メタバース化が進むでしょう。

 

この記事では、

  • 住宅展示場メタバースのメリット・デメリット
  • 可能な戦略
  • リゾートホテル業界への影響

…を解説していきます。

メタバース住宅展示場とは?

引用:exciteニュース

その名の通り、メタバース空間で体験できる住宅展示場です。

利用者は、アバターでメタバースを自由に歩き、他の人と会話することもできます。

引用:NFT首都圏ナビ

住宅についての質問があったら、スタッフに質問することもできます。

また、右端のメニューをクリックすると、好きなところを観ることができます。

また、視点の高さも調節できますので、鳥のような高い視点や、子供やペット目線の低い視点で体験することもできます。

また、色や設備を変更して自分の好みに合わせて雰囲気を楽しむことも可能です。

現在、大和ハウスがコロナ影響で減った客足を戻そうと運営しています。

しかし現時点では、茨城県つくば市の店舗に直接足を運ばないと、体験することはできません。

 

いずれは、24時間365日いつでも好きな時にオンラインでメタバースを体験できるようになるでしょう。

 

なぜなら、メタバースが一般層に認識されるにしたがって、

「住宅展示場メタバースで体験➡良さそうなら現実世界の展示場に行く」

…という人が増えます。

 

なので、

競合他社も住宅展示場メタバースを取り入れていくので、”わざわざ茨城県つくば市にまで足を運ばねばならない”というのは、客の立場からすると面倒くさすぎるので、客が他社に流れていってしまうからです。

必然的に、いつでも好きな時に

  • スマホ
  • パソコン
  • タブレット
  • VRヘッドセット

…など、複数のデバイスで体験できる住宅展示場メタバースが運営されていくでしょう。

 

ここから、オンラインで24時間365日 住宅展示場メタバースを運営するメリット・デメリットを解説します。

メリット

全国から好きな時に、入居体験できる

日本国内はもちろん、海外からも集客できます。

 

日本では住宅の需要が減っており、買い手のいない家が増えています。

しかし、

メタバースで全国・海外の人に体験してもらえれば、気に入ってくれて購入を真剣に検討してくれる人が見つかりやすくなります。

好きな期間、仮入居できる

メタバースなので、三日でも一ヶ月でも、好きなだけタダで仮入居してもらうことが可能です。

もし家を購入したら、どんな風に生活できるのか・・・というシミュレーションができるので、客の立場からしても嬉しいですし、運営サイドからしても手間がかかりません。

結婚前提の交際をしているカップルなどに期間限定特典などをつけて集客して、メタバースで擬似的に同棲生活を送ってもらうなどすれば、購入してくれるチャンスになります。

汚されるリスクがない

実際の住宅展示場なら、とうぜん汚されるリスクがあります。

子供連れだった場合は、なおさらです。

ですが、メタバースなら汚されるリスクはありません。

 

もちろん、正式に購入する前に実際の住宅を見にくるでしょう。

しかし、

メタバース上で吟味を重ねた人は、現実の住宅展示場では”最終確認”のような意味合いで来ると思われるので、住宅をイチから説明する必要もなく、短時間で済みます。

滞在時間が少なくなるので、汚されるリスクも少なくなるのです。

デメリット

1つの物件ごとに作る必要

住宅展示場メタバースは、とうぜん1つの物件をVR再現したモノです。

したがって、1つの物件ごとに住宅展示場メタバースを作る必要があるのです。

 

マンションやアパートなら、間取りが同じですから使い回せるのですが、一軒家の場合はそうはいきません。

1物件に、1つのメタバースを作る・・・という手間がかかってしまうのです。

実際よりキレイすぎる

実際の物件が、新築でピカピカの状態なら良いですが、そうでないなら

「メタバースではキレイなのに、実際は汚れてるじゃないか!
時間と金を使って わざわざ来たのに ふざけるな!」

…と、トラブルの元になりかねません。

 

新築でない物件をメタバース化する際は、注意が必要でしょう。

間取りが全世界に公開される

メタバース化して、誰でもアクセス可能であるということは、誰でも 間取りを詳細に知ることができる…ということです。

とうぜん、防犯上 好ましくありません。

ある程度の個人情報を登録しないと見れないようにする・・・といった対策が必要になります。

 

また、物件が成約したら、そのメタバースは非公開にすべきでしょう。

物件が成約した後は、購入してくれた人の立場になると公開しづらいです。

「自分の自宅のメタバースが全世界に公開されている」という状況は、好ましいものではありません。

なので、物件成約後は(客が売却を希望しないかぎりは)非公開にすることになるでしょう。

可能な戦略

高級マンション・コンドミニアム・高級旅館・リゾートホテルの集客口

一軒家ではない賃貸住宅や、宿泊施設の集客口にすることができます。

メタバース空間で再現された高級感ある場所で、知り合いとコミュニケーションを楽しめるなら、とうぜん その地域への引っ越し・旅行を検討している人たちが来てくれます。

そして、気に入ってもらえたなら現実世界での入居・宿泊につながります。

 

また、その地域への移動手段(飛行機・新幹線)をアフィリエイトしても良いでしょう。

優待NFT発行(宿の場合)

ホテル・旅館・コンドミニアムといった宿泊施設で優待を受けれるNFTを、メタバース内でプレゼントします。

 

”QRコードクーポンのURLを配布”だけで事足りるのですが、わざわざNFTを発行する理由としては、革新性をアピールできるからです。

革新性をアピールできれば、その宿の名前とともにメディアで情報拡散されます。

すると、その宿が次回以降もメタバース・NFT関連の戦略を実行するときメディアに取り上げてもらいやすくなります。

(⬇山古志村が錦鯉NFTを発行して注目され、NFT業界ではその名が知られました。その後も山古志村はNFT業界では知名度が高いので、新しい戦略を展開する際は注目・情報拡散されやすいです。)

錦鯉NFT!消滅寸前の限界集落(村民800人)の地方創生の戦略
限界集落が、最先端のNFTを駆使しています。メタバース展開もあります。目的は限界集落の町おこしです。以前はご当地ゆるキャラなどでの町おこしが活発でしたが、山古志村では、最先端テクノロジーによる町おこしプロジェクトが進行中なのです。

もちろん、

現状では「NFTってなに?」という人がほとんどだと思うので、NFTとQRコードクーポンを併用するとよいでしょう。

奥地の宿は、周囲の自然もメタバース化

山奥などにある旅館は、周囲の自然が大きな魅力となります。

人里離れた雄大な自然を感じたいから、不便な秘境にまで足を運ぶのです。

 

なので、周囲の自然を重点的にメタバース化すべきです。

眼前に広がる大自然、小川のせせらぎ、夕日に照らされる田園…などを広範囲に、リアルに再現することにより、

高級リゾートホテルでは出しにくい魅力を、存分にアピールできます。

「当ホテルは、広告費かけてないので安くしてます」アピール

ただ、「安いです。」よりも、理由をそえて

「◯◯なので、安いです。」

…という方が説得力があり、お得だと思ってもらいやすいです。

その理由付けとして、広告費をかけてないですよアピールをするのです。

 

(メタバース制作の際に資金はかけているのですが、広告のように何回も払う必要はないので、長期視点で見れば、メタバース制作の方が断然 安く済みます。)

小人視点で楽しめる

これから、住宅や宿のメタバースは増えていくでしょう。

なので、

差別化要素として、小人になって その住宅や宿(+庭や屋根)を冒険できるモードがあると良いでしょう。

「借りぐらしのアリエッティ」のような感覚が味わえれば、話題性で情報拡散されやすくなります。

一軒家の住宅のメタバースだと成約後は非公開にせねばなりませんが、旅館やマンションなら非公開にすることもなく、永続的に小人視点の冒険を楽しむことができます。

パラグライダー・ハンググライダー

小人視点という要素プラス、パラグライダー・ハンググライダーなどの空中を飛べるアトラクションもあると良いです。

建物内はもちろん、建物の上の階から飛んで庭に向かって滑空していく体験ができるなら、リピートしてくれる人も増えます。

 

すると、

「今度、ここの旅館(リアルの)に泊まりに行こうか?」

…などという会話も生まれやすく、宿泊客が増えるチャンスになります。

リゾート地の高級ホテルがメタバース化される流れが起こる?

コロナ影響により、世界中で渡航制限が続いています。

しかし、渡航制限が緩和されていけば、リゾート地への外国人旅行客が増大します。

そして、リゾートホテルのメタバース化は、とうぜん多くの企業も運営戦略の選択肢に入れるでしょう。

 

例えば、

ドバイの「アトランティス・ザ・パーム」などは、有名なリゾートホテルです。

これをメタバース化すれば、世界中で情報拡散されて、

  • 知らない人への認知拡大
  • 知っている人にも、認知を さらに深めてもらえる

…という効果を得られます。

 

『リゾートホテルのメタバースといえば?➡アトランティス・ザ・パーム!』

…という、純粋想起される(真っ先に連想される)ポジションを確立できるのです。

純粋想起されるポジションを獲得できれば、客も増えますし、そのブランド価値がさらに高まるのです。

(また、現地のホテルまで足を運んでもらえればベストですが、現地にまできてもらえなくでも、メタバース内で収益を生む方法は、人が集まりさえすれば 後から色々アイデアも考えつくでしょう。)

 

コロナで渡航制限が続き、人々のネット利用時間が増大しました。

ならば、

ネットで体験できるメタバースを作って、そのリゾートホテルの魅力を全世界の人に知ってもらい、渡航制限解除後に泊まりに来てもらう・・・という戦略をしておくべきです。

 

この戦略は、有名リゾート地であり、高級ホテルであるほど有効です。

リゾート地が有名なら情報拡散されやすく、宿泊料が高額な高級ホテルであるほど 無料での体験に価値を感じてもらえるからです。

 

しかし、

他のリゾートホテルがメタバース化する前に、一刻も早くメタバース事業に参入するならば、無名な観光地の小さな温泉旅館でも、情報拡散されやすいです。

無名なのは、「魅力がないから」ではなく、「魅力が伝わってないから」です。

 

その魅力を伝える手段として、ホテル・旅館でのメタバース活用が進んでいくでしょう。

⬇そして、「メタバース旅行ツアー」と協力しあえば、さらに有効性は増すと思われます。

メタバース旅行ツアー!可能な運営戦略&世界の旅行市場が激変
「メタバースで旅行」という文化が、誕生しています。多くの旅行会社が参入しており発展は確実です。超巨大な市場となるでしょう。「運営のメリット・デメリット」「可能な戦略」「世界の旅行市場が激変」について、解説。

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