NF亭ショウタです。
日本国の最南端に、絶海の孤島「沖ノ鳥島」があります。
沖ノ鳥島は、日本の外交上とても重要な島です。
しかし、波や台風に侵食されつづけ、消滅の危機にあります。
保全費用として、今までに数百億円・数千億円が投じられています。
この沖ノ鳥島をメタバース化すれば、大きなメリットが生まれます。
この記事では、
- 沖ノ鳥島の全体像
- メタバース化のメリット
- 可能な戦略
…について、解説していきます。
沖ノ鳥島とは?
日本国の最南端の孤島
沖ノ鳥島は、日本国の最南端にある孤島です。
住所は、「東京都 小笠原村 沖ノ鳥島」です。
サンゴ礁によってできた島であり、急激な傾斜の海山の上にあります。
ほとんどの面積が海面より下ですが、「北小島」と「東小島」が海面より上にギリギリで出ています。
そして、北小島と東小島を波や台風から保護するために、1988年に防波堤を設置しています。
また、観測所もあり、交代制で観測および他国の船の侵入を監視しています。
(※今後は、人工知能による監視も検討されています。)
政治上、極めて重要な島
沖ノ鳥島は、日本の領土であり、領海・領空を有しています。
そして、日本にとっての「排他的経済水域」が、沖ノ鳥島の存在によって保有できているのです。
もし、沖ノ鳥島が消滅してしまったら、同時に日本の大きな排他的経済水域も失われてしまうのです。
すると、沖ノ鳥島の周囲の”鉱物資源の採掘”や、”漁業”を独占することもできなくなります。
※また、同様に日本の最東端の島である「南鳥島」も排他的経済水域を保有することにおいて重要です。
こちらは侵食の心配はなく、国境警備や気象観測などに利用されています。
侵食が進み「島」の条件を満たせなくなる?
以前は、現在よりも大きかったのですが、波や台風の急速な侵食により、消滅の危機にあります。
消滅してしまうと、「島」としての条件を満たせなくなり、(前述した通り)日本の排他的経済水域が大きく失われてしまいます。
なので、
日本は多額の費用を投じて沖ノ鳥島の保全活動をして、排他的経済水域を維持しようとしているのです。
保全策
消滅を食い止めるため、多額の予算を投じて数々の保全策がなされています。
- 防波堤の設置
- 周囲のサンゴ礁を活性化➡島の水位上昇を狙う
討論会も開催
国民に実情を知ってもらうために、東京都主催の討論会なども行われています。
国民に沖ノ鳥島への意識・関心を高めてもらうことによって、日本の排他的経済水域を死守しようとしているのです。
沖ノ鳥島をめぐる諸外国の反応
中国・台湾・韓国・北朝鮮は批判的
中国・台湾・韓国・北朝鮮は
「沖ノ鳥島は、島ではなく”岩”であり、排他的経済水域は認められない」
…という、否定的な主張をしています。
しかし中国は、南シナ海の南沙諸島のジョンソン南礁(赤瓜礁)の排他的経済水域を主張しています。
ジョンソン南礁は、「”島”なのか、”岩”なのか?」という議論以前に、埋め立てられて作られた陸地であるにも関わらず、中国は排他的経済水域を主張しているので、
「中国の主張は矛盾している」という批判もあります。
また、中国の船が沖ノ鳥島の周りを無断で海洋調査することもあり、(日本からの警告も無視)問題視されています。
アメリカ・パラオは肯定的
アメリカとパラオは、「沖ノ鳥島は日本のモノであり、排他的経済水域を有する」という理論に肯定的です。
アメリカは、沖ノ鳥島が中国に奪われて軍事拠点にされたら困るので、現状を維持した方が得なのです。
また、パラオは今まで日本に経済支援を受けており恩があるので、日本の主張に賛同しているのです。
メタバース化で、日本の領土だと世界に認識されやすくなる
世界のほとんどの人は、沖ノ鳥島のことを知りません。
なので、沖ノ鳥島をメタバースすれば、「沖ノ鳥島は日本の領土である」というイメージを持たれやすくなります。
日本の政治上、極めて重要な沖ノ鳥島には、保全費用として何百億円・何千億円という膨大な予算が投じられています。
ならば、
その予算の極々一部をメタバース開発にあてれば、日本国公式運営の沖ノ鳥島メタバースを作れます。
そして、同時翻訳機能を可能な限り早く取り入れて、外国人のコミュニケーションも円滑にするのです。
すると、
「国家が公式運営するメタバース」として、世界中で注目・情報拡散され、「日本国が有する沖ノ鳥島」という印象が強くなります。
結果、有利に世論を誘導しやすくなります。
保全費用に比べて、ごく少ない わずかな予算で可能なメタバース開発・運営をして、「世界中の人に親しまれる沖ノ鳥島メタバース」とアピールすれば、
中国などに対する牽制にもなりえるのです。
可能な戦略
観測所に泊まれる
沖ノ鳥島には、観測所が設置されています。
この観測所で、雄大な海を眺めながら眠るスペースを設ければよいのです。
⬇メタバースでは、VR睡眠という文化があります。
VRヘッドセットをかぶったまま、睡眠をするのです。
なので、
ハンモックなどに揺られながら、沖ノ鳥島から視える大パノラマを味わえる・・・というのは、大きなアピールポイントになります。
潜水艦に乗って潜れる
沖ノ鳥島はサンゴ礁の隆起でできた島なので、周りは深い海に なっています。
周辺の海もレーダーで高精度で地形が判明しています。
なので、周辺の海底までメタバースすれば、「海に潜る」という要素を追加して、楽しむことができます。
海底でキャンプできる
「ドラえもん海底鬼岩城」みたいに、海底でキャンプをできれば、独自の世界観を表現できます。
⬇海底です。どんな環境でも適応できる「テキオー灯」を使ってます。
そして、そこを雑談・コミュニケーションの場として、(自動翻訳機能が搭載されれば)世界中の人による交流が生まれます。
海洋生物をGETして図鑑に登録
沖ノ鳥島の海には、多くの海洋生物が生息しています。
なので、それらを収集してコレクションしていく、ポケモン図鑑的な楽しみがあると良いでしょう。
子供が夢中になってくれやすいですし、
全種類をコンプリートした人には、なんらかのメリットを受けれる限定NFTをプレゼントするなどすれば、大人もプレイするモチベーションになります。
泳げる
自分が魚になって、海を自由に泳げる…という楽しみ方もあると良いです。
海底遺跡なども用意すれば、そこで他の魚たちと交流が生まれます。
また、海底に隠された宝(希少な金属など)を見つける・・・などの、クリアすべきミッションなどもあるとリピーターも増えます。
また、自分より大きな魚からは逃げなければ捕食されてしまう…という要素も加えれば、スリルも味わえます。
鳥になって飛べる
「鳥になって飛びたい」というのは、人間の夢です。
なので、メタバース空間上で再現すればよいでしょう。
遥か遠くまで広がる海を眺めながら、沖ノ鳥島の上空を自由に飛行できるというのは それだけで楽しいですし、情報拡散もされやすくなります。
「国家公式NFT」を大量にプレゼント
沖ノ鳥島メタバースで、限定NFTを大量にプレゼントします。
「国家が発行するNFT」として、注目・情報拡散されやすく、相場価格が上がることも期待されます。
そして、NFTを所有している人は、味方になります。
なぜなら、自分が所有するNFTの相場価格を上げて売却益を得たいからです。
(売却しない場合でも、所有NFTの価値が上がると嬉しい)
つまり、
沖ノ鳥島が”島”としての地位を失うことによる、相場価格の下落を阻止するために、協力してくれる可能性が上がるのです。
政府が公式に発行するNFTは、現時点では前例がありません。
(※イギリス政府がNFT発行を予定は している)
なので、
早めにNFTを配布すれば、世界中の投資家から注目されて、NFTの相場価格を上げるために世論の誘導に協力的になってくれやすいでしょう。
メタバースが、世論誘導の手段になっていく?
「主張の正当性」は、一要素にすぎない
正当な主張が通る・・・という世の中ではありません。
主張の正当性は、第三者の支持を得やすくするため…という意味合いが大きいです。
片方が得をすれば、もう片方が損をする(トレードオフの関係)という場合は、
「第三者を味方につけて、経済制裁などをチラつかせ、相手にプレッシャーをかけていく」という要素の方が重要で、意思も通しやすいのです。
しかし、とうぜん反感を買いやすく、いつか何らかのカタチで報復されやすくなります。
なので、
それなりに平和的な手段として、世界中の人が楽しめる日本国 公式・沖ノ鳥島メタバースを開発・運営するのです。
世界中の人が沖ノ鳥島に親しみを感じてもらえれば、それだけ「沖ノ鳥島は日本のモノ」という主張に賛同してくれやすくなります。
(利害関係ない人は、気楽で無責任なので、深く考えない。)
世界に誇る日本の娯楽コンテンツの影響力も利用できる
また、多少姑息ですが、ドラえもんの影響力を使う手もあります。
「ドラえもん海底鬼岩城」では、海底を舞台に冒険をするストーリーなので、沖ノ鳥島メタバースの海底に、
- 海底鬼岩城(アトランティス)
- ムー連邦
- 沈没船
…などの名所を設置して、ドラえもんのキャラと記念撮影できる…などをすれば、世界中のメディアで拡散されやすくなります。
その結果、
「沖ノ鳥島は”島”ではない」と中国が主張をすると、沖ノ鳥島メタバースを楽しむ世界中の人が、中国に反感を抱いてなんらかのカタチでプレッシャーをかけるでしょう。
つまり、
沖ノ鳥島メタバースが世界で親しまれれば、「沖ノ鳥島は”島”である」という理論への反対への抑止力となるのです。
国家公式運営メタバースで第三者の支持を得て、外交を有利に進めるのは、新時代の外交戦略となる可能性があるのです。
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