バーチャルスニーカーとは?ファッションのNFT化&メタバース融合

日本初のバーチャルスニーカー NFT

NF亭ショウタです。

バーチャルスニーカーは、デジタルデータなのでとうぜん手に取ることはできません。

なので、バーチャルスニーカーの存在を知った人は

「実際に身につけられないのに、なんでお金を出してまで買うの?」

…という疑問を持つでしょう。

 

それには、”メタバース業界”が深く関連しています。

この記事では、バーチャルスニーカーなどのファッションアイテムの需要が高まっている理由を、詳しく解説します。

NFT×スニーカー=バーチャルスニーカーとは?

バーチャルスニーカーは、NFT化されデジタルデータとして存在するスニーカーです。

ブロックチェーン技術を使用して、所有権が証明されます。

日本初のバーチャルスニーカー

とうぜんNFTなので、物理空間に存在するスニーカーではなく、ネット上のデジタルデータとして存在するスニーカーです。

メタバース空間上で楽しめるファッションアイテムとして、人気が出始めています。

バーチャルスニーカーの使い方

NFT化されたバーチャルスニーカーは、色々な使い方があります。

コレクションとして楽しむ

NFTアートと同じように収集して、コレクターズアイテムとして楽しむことができます。

アート作品コレクターが存在するように、もともとスニーカーコレクターも存在します。

なので、バーチャルスニーカーをコレクションして楽しむのも、自然な流れと言えます。

メタバース内で身につける

メタバース業界は、急速に成長しています。

とうぜん、そこには巨大な経済圏が生まれます。

そして、メタバース空間上でのファッションアイテムとして、バーチャルスニーカーを身に着けて楽しめるのです。

AR(拡張現実)で楽しむ

スニーカーを現実世界で身につけているように見える「Wanna Kicks」というスマホアプリがあります。

このアプリを使えば、画面越しにバーチャルスニーカーを身に着けているように見えるのです。

このアプリ自体は、「現実世界で販売されているスニーカーの試着」という用途で使われており、NFT化されたバーチャルスニーカーを楽しむためのものではありません。

 

しかし、この技術を使えば

「NFT化されたバーチャルスニーカーを現実世界でも身につける」

という用途で楽しむこともできます。

メタバースだけでなく、アプリを使えば現実世界でも所有するバーチャルスニーカーを楽しめるのです。

所有するバーチャルスニーカーを現実世界で楽しめれば、とても面白いです。

バーチャルスニーカーの事例

グッチのバーチャルスニーカー「GUCCI Virtual 25」

ブランド品の業界で有名なグッチが、VRChatなどで身につけることが可能なバーチャルスニーカーを販売しました。

グッチバーチャルスニーカーGUCCI Virtual 25

価格は1400円ほどと購入しやすく、新しい層へアプローチする戦略としても有効です。

グッチのバーチャルスニーカーをみにつけてメタバース内を歩けば、格安で満足感を得られるでしょう。

日本初のバーチャルスニーカー

2021年4月、日本で初めてのバーチャルスニーカー「エアスモーク1(AIR SMOKE 1)」がオークション形式で出品されました。

その価格は5イーサリアム(約124万円)でしたが、10分足らずで落札されました。

このバーチャルスニーカーを販売したワンセックという企業は、今後もバーチャルファッション事業を展開するとのことです。

バーチャルスニーカー制作費として250万ドル(約2.7億円)を資金調達

フランスに本社があるバーチャルスニーカーのマーケットプレイスFutures Factory(2020年設立)が、250万ドルの資金調達を行いました。

資金は、新製品開発のために使うそうです。

デジタルデータであるバーチャルスニーカーの開発と運営にこれだけの資金が集まるということは、投資家からもバーチャルスニーカーへの注目度と期待度が高いということを意味します。

これからも、バーチャルスニーカー市場は発展するでしょう。

ブランド品すべてが、NFT化する?

ブランド品に希少価値がつくのは、持っている人が少ないからです。

高価ゆえに買える人が少なかったり、販売量自体が限定されていたりするからです。

もし高級ブランドが「15万円のバッグを、1000円の激安セール!」と安売りをしたら、ブランド価値がなくなって、そのブランドが築き上げてきた高級感が崩壊してしまいます。

ブランド品の所有者が少なく、数が限られているからこそ、所有することで高級感・優越感を感じることができるのです。

 

そして、NFTはデジタルデータに限定数を設定することができます。

つまり、高級ブランド品のデジタルデータも、NFT化することによって数を限定することができ、所有することで高級感・優越感を感じることができるのです。

 

そして現在、急激に成長しているのがメタバース業界。

メタバース上では、とうぜんアバターが必須になります。

「メタバース上のアバターで、数量限定のファッションアイテムを身につけたい!」

という需要はとうぜん生まれるでしょう。

 

過去にも、GREEなどのSNSでは、イラストのアバターに装着できるアイテムなど有料で売られていました。

GREEアバター

それと同じことが、メタバース上でも行われていくのです。

 

メタバースは、これからなくてはならないモノになります。

インターネット・ブロックチェーンと並んで、「必要不可欠なインフラ」といえるレベルになります。

その中でファッションアイテムとして、NFT化されたバーチャルなファッションアイテムも、どんどん需要が高まります。

今回 解説したスニーカー以外にも、

・バッグ
・Tシャツ
・指輪
・ネックレス
・ピアス・イヤリング

…など様々なアイテムが、既存のファッションブランドとメタバースの”架け橋”としてNFT化されていくでしょう。

NFTブランド品を身につける3Dモデル市場も拓かれる

NFT化されたバーチャルなファッションアイテムを身につけて宣伝する「バーチャルファッションモデル」の需要も高まることが予想されます。

⬇すでに、バーチャルな美女によるメタバース上で行われるファッションショーが計画されています。

 

リアルな存在感を放つバーチャルな美女が、華麗にファッションアイテムを着こなす姿は、とても引き込まれます。

VTuberのファッションモデル需要が増える

さらに今後は、VTuberのファッションモデルの需要も増えます。

上記の動画で紹介したファッションモデルは、現実の人間に近い「リアル志向のファッションモデル」といえます。

⬇対して、VTuberは「アニメ・マンガ志向のファッションモデル」として活躍するでしょう。

 

⬇また、すでにVTuberファッションモデル事務所Signも存在します。

VTuberファッションモデル事務所sign

VTuberは今後も発展していき、日本の代表的な娯楽文化となるでしょう。

⬇VTuberファッションモデルについては、こちらで解説しています。

「VTuberファッションモデル」はメタバースの巨大市場になる?
メタバースで3Dアバターが身につけるファッションには、巨大な需要が生まれます。ファッション市場が創られます。VTuberはメタバースでのファッションと相性が良いです。VTuberのファッションモデル事例と、今後の展開について解説。

 

それにともないバーチャルスニーカーをはじめとするバーチャルファッション市場も、今後ますます飛躍することが予想されます。

そのうち、バーチャルファッションモデルがオリジナルブランドを立ち上げるというパターンも出てきそうで、とても楽しみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました