NF亭ショウタです。
DAO×VTuberプロジェクト「Vhigh!」が、活動者を募集するオーディションを開始しました。
NFT保有者による投票で、オーディション参加者の中から活動者が最終決定されます。
募集要項も、世界展開が前提となっています。
この記事では、
- Web3×VTuberプロジェクトの全体像
- 可能な運営戦略
- 未来予測:web3.0でVTuber界が拡張
…を、解説していきます。
「Vhigh!」とは?
Web3×VTuberプロジェクト
Vhigh!は
- メタバース時代のVTuber活動に必要な、高品質なアバターとコミュニティを世界に提供
- 多数のVTuberを生み出すこと
…を目標としたプロジェクトです。
今回の記事で解説していく2022年11月開催のオーディションより前に、すでに2022年1月の時点でDAO化を目標としてプロジェクトは開始されていました。
⬇詳細
そして今回、新しい運営戦略としてVTuberオーディションが開始(詳細は後述)されたのです。
ロードマップ
VHigh!は、以前にもロードマップを出しています。
当時のロードマップは、
- フェーズ0.0:1000個のアバターNFT無料配布
- フェーズ0.5:投票➡Live2DアバターをNFT保有者全員に無料配布
- フェーズ1.0:Live2Dアバターの有料販売
- フェーズ2.0:3Dアバター有料販売(メタバースでも使用可能)
- フェーズ3.0:DAO開始
…となっています。
そして今回、それに加えて 新しいロードマップが発表されました。
(大枠の方向性を提示しており、具体的な施策については まだ書かれていない印象)
⬇公式サイトの新しいロードマップ詳細を、日本語訳して要約していきます。
1.ビジョンと価値
- ヴィジョン
「メタバースで活躍できる新しいVTuberを、多数生み出す」ことを目標としています。
VTuber本人が自由で個性的な活動ができることに加えて、クリエイターやファンも自己表現ができるようにインフラを構築します。
そのために、メタバースでの活動に必要な”高クオリティなアバター”と、”コミュニティ”を創出します。
- 正当な報酬
また、現在のVTuber事務所のシステムを改善して、VTuber本人への報酬の最大化を目指して、VTuberがより自由な活動をできるようにしていきます。
- グローバル化
DAOを構築して、NFT保有者たちが創造性を最大限に発揮できる双方向性なコミュニティを構築 運営します。
そして、VTuber文化の、さらなるグローバル化を目指します。
2.新しい V-タレントの活動基盤
- 新しい”VTuberとファンの在り方”を作る
VHigh!で生まれたVTuberが活躍すれば、Vhigh!という組織自体も成長して、さらに新しいVTuberを生み出せる好循環が生まれます。
トークンを使用した報酬を活用して、ファンとクリエイターが一緒に新しいエンターテイメントを作成することを目指します。
- VTuberへのさらなる利益還元
VHigh!は、事務所ではなく”研究所”です。
VTuberやクリエーターは、メタバース活動を通じて得た利益の全額を得られます。
※IPビジネス収入は含まない(IPビジネス=自社が生み出した知的財産によって収益(ライセンス使用料)を得るビジネス)
- Web3 によるプラットフォーム
大手事務所に所属していない個人勢VTuberの最大の課題の 1 つは、”ファンを増やす機会”が限られていることです。
Vhighラボは大きくなれば、VTuberは自分を宣伝するプラットフォームを得て、新しいファンを獲得できます。
VHigh!クリエイターによる大規模なライブイベントなど、個人レベルでは実現困難な方法で認知度を高めます。
3.ファンの貢献とその報酬
- 最高の組織をゼロから構築する
次世代のメタバースで活躍するVTuberをファンと共に生み出すための戦略を作ります。
人気投票やオーディションで、新人VTuberがデビューできるイベントも開催。
- 当事者意識の強いファンが、経営に近いポジションに たずわって欲しい
- エンタテイメントを共創して、必要な人に知らせるアンバサダーとなってほしい
…という想いを持っています。
- ファンの貢献度を可視化
Vhigh! の NFT は、Vhigh!の成長に貢献したホルダーには、所有NFTのレベルアップやVhigh!への貢献度を可視化できる「経験値=Gem」をプレゼント。
レベルアップすることで、NFT アニメーションが進化し、NFT 所有者はコミュニティでより多くの機能を使用可能になります。
既存のNFTプロジェクトにはない、新しい価値を創造します。
- Vhigh!の成功をみんなで共有
「成功をすべての人と共有したい」と考えています。
これは、VHigh!の中核となる価値観です。
ラボが成長して利益を上げて、より多くのVTuberがデビューすれば、エンターテインメント性が向上します。
この好循環の真ん中でトークンを発行し、成功を分かち合い、利益を正しく還元できる経済圏を構築します。
4.メタバース
- メタバースが主戦場
メタバースは、VTuberやファンが真価を発揮できるメインフィールドです。
アニメの配信とは違い、本格的なバーチャルな相互作用のためのプラットフォームは、VTuberの「自由な創作力」を存分に発揮できる場となります。
- スターの誕生
「自由な創造力」と「シンプルなデビュー環境」の実現で、Vhighからメタバース新時代のスターが続々誕生します。
- メタバースでのコミュニティ構築
メタバースではVHigh!のアバターブランドの一面も持ちます。
ホルダーとファンがイベントを開催し、コミュニティを形成。
今後は、ファッションブランドとしての認知度を高めて、情熱と仲間意識を高めます。
5.Vhigh!研究室
- 多様なクリエイターの参加
多種多様なクリエイターが集うラボを目指します。
- イラストレーター
- アバター作成者
…はもちろん、
- エンジニア
- ビジネスデザイナー
- プロダクトデザイナー
- ビジュアルデザイナー
…など、多様なクリエーターの相乗効果で、ラボがレベルアップしていくと確信しています。
- 誰でも作成可能
アート・音楽・モデリング・プログラミングの経験がなくても、誰もが創作活動ができるメタバースを実現します。
ラボを活性化するために、アイデアやフィードバックの収集、ディスカッションスレッドの作成などを開発して、誰もがクリエイターとしての考え方を持てる場所を実現。
- 新しい文化の創造
新しいアイデアがあふれるLabコミュニティを維持するために、
- オーディション
- 人気投票
- コラボイベント
…などを随時企画していきます。
健全で機能的なラボが、新しい文化が絶えず生み出されるコミュニティを作るでしょう。
6.あなたのアイデアでより良いモノに
公式サイトでは、アイデアを募集するためのフォームが設置されています。
誰でも、自由にアイデアを提案することができます。
”運営戦略”や”改善してほしい点”など、なんでも自由に書き込めるのです。
超大手VTuber事務所の運営企業「元・副社長」が参加
VHigh!プロジェクトには、超大手VTuber事務所にじさんじ運営企業の元・副社長が参画しています。
にじさんじ は、VTuber界でも絶大な影響力を持つ超大手事務所であり、多数の有名VTuberが所属しています。
そして2022年5月に、にじさんじ運営企業ANYCOLOR株式会社の元副社長がVHigh!プロジェクトに参画していたことが発表されたのです。
元にじさんじで副社長やられてた岩永さん@iwataiki に実は数ヶ月前からガッツリVhigh! @VhighOfficial 入ってもらってました!Vhigh!立ち上げた狙いの一つとして当初投資家だった岩永さんと何かやりたいという意図が合ったので一緒に働けてとても光栄です。良きものを作れるよう日々精進します! https://t.co/XRCwbHgq3I
— Takuya Ota / Vhigh! (@otatv1ch) May 17, 2022
超大手VTuber事務所で元・副社長が参画したことで、VHigh!の注目度がより高まったといえるでしょう。
第1回VTuberオーディション開始
2022年11月1日から、Vhigh! 所属VTuberとして活動する人を募集するオーディションが行われました。
長期的・継続的な配信活動を前提としており、
- 日本語と英語を両方話せる
- 歌に自信がある
…という人を歓迎条件としています。
国籍は、特に問わないようです。
VTuber活動で得た収益は、活動者が100%受け取れるとのことです。
NFT保有者による投票で、VTuberとして活動する人を最終的に決定します。
「Transmit Streamers」との違いは「VTuber活動の基盤を創る」
同じく、投票によってVTuber活動者が選ばれるプロジェクトは「Transmit Streamers」があります。
こちらも、NFTの販売数・投票数によってVTuber化されるキャラや、その活動者(魂)が決定されます。
加えて、NFT保有者には様々な権利が与えられます。
NFT保有者は、様々なカタチでプロジェクトに参加できるのです。
このTransmit Streamers プロジェクトと、VHigh!の最大の違いは、VHigh!は「VTuber活動の基盤を創る」目的を兼ねている…ということです。
Transmit Streamersは、企業が運営していくVTuberの運営戦略の一部を決定する投票などに携われる…という「ファン目線での共創」が基準です。
対して、
VHigh!は、VTuberとして活動したい人に対して、Live2Dアバターなどを無料配布する…などの「活動者目線での共創」が基準となって運営開始されました。
そして今回、
VHigh!の新プロジェクトとして、今回VTuber運営戦略の一部に投票というカタチで参加できる「ファン目線での共創」が加わったのです。
極力シンプルに言語化するなら、
- VHigh!=「活動者目線での共創(スタート時のロードマップ+今回の新ロードマップ)」+「ファン目線での共創(今回のオーディション)」
- Transmit Streamers=「ファン目線での共創(オーディション)」
…といえるでしょう。
⬇Transmit Streamers 詳細は、こちらで解説
メリット
NFTでVTuberを共に運営していく”ファン目線での共創”のメリットについては、
⬇(前述した)Transmit Streamersの考察記事で、すでに解説しています。
⬇ここからは、VHigh!の特徴である”活動者目線での共創”が加わったことによるメリットを解説していきます。
投資家に加えて、既存のVTuber活動者も投資してくれやすい
「VTuberの活動基盤を充実させる」を目的としているため、すでにVTuberアバターを所有・活動している人も、NFTを購入してくれる確率が高まります。
以前の、アバターの無料配布などは、すでにアバターを持っている人は対象外でした。
しかし、
メタバースなどの活動基盤を充実させることを計画しているので、メタバースなどでの活動を視野に入れている既存VTuberも、投資をしてくれやすくなります。
技術者も投資&参加
ロードマップにおいて
「エンジニア・ビジネスデザイナー・プロダクトデザイナー・ビジュアルデザイナー」など、多種多様なスキルを持つクリエイターたちが集まるラボを作る
…と発表されています。
クリエイターはそのラボでスキルを発揮すれば、VHigh!のラボの価値が上がるので、NFTの相場価格が上がります。
なので、クリエイターはNFTを保有した上で、ラボに参加して価値提供をしてくれる可能性が上がるのです。
また、VTuber市場に関係する様々な業種のクリエイター同士の”情報共有の場”としても、有益と言えるでしょう。
デメリット
NFTでVTuberを共に運営していく”ファン目線での共創”のデメリットについては、
⬇(前述した)Transmit Streamersの考察記事で、すでに解説しています。
⬇ここからは、VHigh!の特徴である”活動者目線での共創”が加わったことによるデメリットを解説していきます。
「〇〇開発よりも、□□開発を優先してくれ」という意見の相違
VTuberとして活動している人、活動しようとしている人は、とうぜんそれぞれがどの段階にいるかで、優先して開発してほしい活動基盤は異なります。
つまり、
- これから活動予定➡Live2Dアバターが欲しい
- 既にLive2Dアバターで活動中➡3Dアバターが欲しい
- 既に3Dアバターで活動中➡メタバースが欲しい
…など、個々によって欲しいモノが異なるので、とうぜん「●●を優先して開発してくれ!」という意見は、個々によって違います。
なので、意見を出し合う場所で、自分が欲しいモノを優先させようとしてお互いの意見の対立が起こりえます。
それを投票によって決めるのですが、
これから活動予定の人ばかりが集まる…などの偏りが生じてしまうと、
「これから活動開始したいので、高クオリティなLive2Dを極限まで充実させてくれ!」
…と、活動開始をする人の要望ばかりが可決されてしまうので、それ以外の状況にいる人に不満がたまってしまう可能性があるのです。
とうぜん不満がたまった人は、NFTを売却します。
そして、これから活動開始予定のLive2Dアバターが欲しい人ばかりが集まってしまう…という状況になってしまいます。
つまり、VTuber活動者としての経験が豊富な人がドンドンいなくなってしまう危険性があるのです。
対策としては、
- そのリスクを回避する策を(今後、発表されるであろう)”具体的なロードマップ”に入れる
- 大枠の運営戦略は運営サイドが決定する一部DAO化
…など、なんらかの施策が必要になるでしょう。
「自分が好きだから投票」でなく「他人から人気だから投票」が起こる
(これは、”活動者目線での共創”が加わったことによるデメリット…というより、”VHigh!の知名度”によるデメリットといえます。)
VHigh!は、すでに取引総額が190ETHに達しており投資家からも知名度はあります。
つまり、打算的な実利で行動する投資家も多いといえます。
なので、
「投票数が多いこのVTuberをオーディション合格させた方が、いずれ人気も出やすく、NFTの取引相場も上がりそうだな!」
…と、”自分が好きかどうか”よりも、”売却益を得る確率を上げる”を目的として行動します。
つまり、最初に投票が集まったら それに倣って後続も続く…という状況になりやすいのです。
…しかし、
投資家でない一般層でも、多数の投票を集めている人に注目しやすくなり、結果として投票される可能性が上がる…ともいえます。
結局は、「投資家➡自覚的」「一般層➡無自覚的」なだけで、「人気が高い所にさらに人が集まり、さらに人気が高まるスパイラルが起こる」という本質は、同じなのかもしれません。
なので、もし対策を取りたい場合は、「投票経過を非公開」などの対処が必要になるでしょう
可能な戦略
NFTでVTuberを共に運営していく”ファン目線での共創”の戦略については、
⬇(前述した)Transmit Streamersの考察記事で、すでに解説しています。
⬇ここからは、VHigh! の特徴である”活動者目線での共創”が加わったことによる戦略を解説していきます。
VTuberコンテンツ特化型AI開発➡トークン型クラファン
VTuber運営での活動基盤を作る…という”ラボ”を進化させるために、AIを活用するのが有望な手段と言えます。
その資金として、NFTクラファンを行うことが可能です。
⬇参考記事
ロードマップ例として
- (VTuberに特化した、より高クオリティな)イラスト生成AI開発
- Live2Dアバター生成AI開発
- 3Dアバター生成AI開発
- メタバース生成AI開発
…という順序で、活動基盤を生成するAIを作っていくことが可能です。
すでに活動しているVTuberはもちろん、AIに知見がある人にもアプローチできるので、間口が広がりやすいメリットもあります。
⬇関連記事
VTuber文化が普及していない国も、狙っていく
NFT市場規模は、日本より海外の方が圧倒的に広いです。
とうぜん、VHigh!は公式サイトやTwitterも英語表記が基本であり、NFT販売において英語圏を明確に狙っているのがわかります。
⚡Vhigh! WL GIVEAWAY⚡
10x Whitelist (WL) giveaway!!
Anyone can enter below💕To Enter:
1️⃣ Follow @VhighOfficial
2️⃣ RT+ like to this and following tweetsends in 48H⚡️💞 https://t.co/jUTHSSQBsB pic.twitter.com/UrXhVycNVH
— Vhigh! | Hiring devs! (@VhighOfficial) November 1, 2022
そして、今回のオーディションにも「日本語と英語 両方話せる人 を歓迎」と表記されており、VTuber運営においても英語圏を狙っているのが明白です。
そして、英語圏の中でVTuber文化があまり普及していない国も狙っていく…のも、1つの戦略として有効です。
VTuber文化は海外にも広がっていますが、広がり方は国によって全く異なります。
普及している国もあれば、あまり普及していない国もあるのです。
そして、VTuber文化が普及している国は、それだけライバルも多いです。
しかし、VTuber文化が普及していない国ならば、ライバルも少ないメリットがあります。
そして、その国の文化などを発信するVTuberも運営すれば、その国の人に興味を持ってもらいやすいです。
(VTuber自体に興味を持つ人が少なくても、”NFT投資の対象”としてなら多くの人に興味を持ってもらえるチャンスがあるのです。)
その指標としては、
- NFT・仮想通貨の所有率が高い国
…です。
NFT・仮想通貨の所有率が高い国の人に認知されれば、とうぜん投資の対象と考えてもらえるチャンスです。
⬇参考
■NFT所有率ランキング(2021年時点)
1位:フィリピン(32%)
2位:タイ(26.6%)
3位:マレーシア(23.9%)
4位:アラブ首長国連邦(23.4%)
5位:ベトナム(17.4%)
6位:ナイジェリア(13.7%)
7位:ブラジル(12.1%)
8位:香港(10.7%)
9位:ベネズエラ(10.6%)
10位:ペルー(9.9%)
ーーーーーーーーーーーー
日本(2.2%)引用:Finbold
(※調査機関によってランキングの順位は全然違ったりするので、入念なリサーチが必要。)
■仮想通貨 所有率ランキング(2021年時点)
1位:ウクライナ(12.7%)
2位:ロシア(11.9%)
3位:ベネズエラ(10.3%)
4位:ケニア(8.5%)
5位:アメリカ(8.3%)
6位:南アメリカ(7.1%)
7位:ナイジェリア(6.3%)
8位:コロンビア(6.1%)
ーーーーーーーーーーーー
日本(1.64%)引用:tripleA
(※調査機関によってランキングの順位は全然違ったりするので、入念なリサーチが必要。)
これらの国のうち、英語の話者が多い国の文化を選びます。
そして、その国の情報を娯楽性高く発信するVTuberがいれば、その国の人にファンになってもらいやすいです。
もちろん、他の国の人にも楽しんでもらえるように、”内輪ネタ”にならないような工夫が必要です。
例えば、
⬇こちらは、沖縄県についての動画ですが、県外の人にも興味を持ってもらえるような娯楽性が高い内容になっています。
NFTを活用するVTuberプロジェクトの増加にしたがい、”NFT・仮想通貨所有率ランキング上位の国の発信をするVTuberも いずれ現れてくるでしょう。
なので、ライバルが現れる前にやっておくのも、有望な戦略と言えます。
…VHigh!は、すでに知名度がありますし影響力もあるので、VTuber運営を始めたら それなりの初速が出る可能性は高いです。
また、「NFT系VTuber」「DAO系VTuber」という珍しさをアピールして、その国のインフルエンサーとコラボが実現したなら、その国での知名度を上げることもできます。
独自トークン:”自社保有で売却益”&”無料配布で最初期の集客”
(前述した)ロードマップでは、”トークンを発行”という計画は発表されています。
これは、メタバースなどで”通貨として使える独自トークン”を意味すると思われます。
そして、その独自トークンを活用しての2つの戦略が有効になります。
1.無料配布で最初期の集客
メタバース運営開始時に、トークンを無料配布することで、来場者が集まりやすくなります。
最初期の集客が上手く行くと、そのメタバースが盛況な雰囲気を出せるので、リピーターにつながりやすくなります。
(とうぜん、メタバースにあるコンテンツが、高クオリティで充実しているのが大前提です。)
2.自社保有で売却益
発行した独自トークンの一部を自社保有しておき、プロジェクトを進めます。
そして、プロジェクトが上手くいくほど、独自トークンの取引相場が値上がりします。
その際に、必要なだけ売却すれば、それをプロジェクト運営資金にあてることができます。
(一気にたくさん売却すると、供給がハネ上がり取引相場が値下がりするので、慎重に。)
未来予測
web3.0で、VTuber界が更に拡張されていく
「VTuberプロジェクトは、NFT販売で運営可能」という成功事例ができて認識が広まれば、NFTを活用したVTuberプロジェクトが増えます。
つまり、これまでは思い描くアイデアがあっても資金不足で不可能だったプロジェクトが、格段に実行されやすくなるのです。
これからもweb3.0テクノロジーで、VTuber界が拡張されていくのは確実といえます。
VTuber界の専門ジャンルに応用
「VTuber活動者に有益な基盤」「VTuber運営」を併行するVHigh!のシステムは、他業種へ転用可能です。
たとえば、
- 歌ってみた動画・歌配信・音楽ライブをする”音楽系VTuber”
…などの専門的なジャンルでも応用可能です。
何かの専門ジャンルのVTuberだろうと、
- キャラクターデザイン決定➡オーディションで魂を選出➡VTuber化して活動開始➡メタバース開発・運営
- 上記プロセスで必要な活動基盤の需要がある
…という本質は共通です。
それに加えて、音楽系VTuberに必要不可欠な”音声ミックス”などの需要に応える活動基盤も構築していけます。
(※音声ミックス=歌とカラオケ音源をバランス良く合成する作業)
つまり、「音楽系VTuber事務所」などを運営したい企業も、VHigh!のシステムを活用可能なのです。
ただ、大前提としてNFTやトークンがしっかりと売れないことには、資金が集まりません。
ある程度以上の知名度や信用がある企業でないと、実行は難しい…のが現実といえます。
「共創&投資」コミュニティがVTuber界で定番化していく
娯楽文化において、もはやファンは一方的にコンテンツを受け取って、お金を払うだけ…という時代ではありません。
- 「共創」=共に運営して、”コンテンツ創りへの参加”を楽しむ
- 「投資」=資金提供して、リターンとしてコンテンツの所有権を得る。転売益が期待できる
…という、「共創」と「投資」が、これからの娯楽文化市場において、重要になってくるでしょう。
そして、VTuber界はweb3.0業界で その流れの最先端にいる…といえます。
⬇すでにVTuber界では「DAO」や「トークン発行型クラファン」といった、web3.0業界でも最先端のシステムを活用したプロジェクトが存在します。
これは、まだまだ先行事例がないので探り探りの状態で行われている…といえますが、とても有望な試みといえます。
これからは、ファンが資金を”投資”しながら、運営のためのアイデアを出して”共創”していくコミュニティが、多数誕生していきます。
そのコミュニティへの”参加権”であり”株券”でもあるトークンが売買されていき、ファンは複数のコミュニティに出入りして、
創造性を「共創」要素で満たし、
打算性を「投資」要素で満たす
…という流れが、VTuber界で起こっていくでしょう。
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