NBA Top Shotとは?プロバスケ動画デジタルトレカNFT

NBA Top Shot NFT

NF亭ショウタです。

NBAは、絶大な世界的人気を誇るプロのバスケットリーグです。

そのNBAが、NFTシリーズ「NBA Top Shot」を販売して絶大な人気を得ています。

 

NFT市場において非常に大きな影響力を持つNBA Top Shot。

その全貌を理解しておくことは、NFT市場を知るうえで必要不可欠です。

この記事では、NBA Top Shotについての情報を網羅して、わかりやすく解説しています。

NFT市場で絶大な人気があるNBA Top Shotを深く理解すれば、NFT市場を深く理解することに直結します。

NBA Top Shotとは?

NBA選手のプレイ動画をデジタルトレーディングカードです。

プレイ動画とシリアルナンバーをセットにして、NFTとして販売されています。

 ‎NBA Top Shotサイト

デジタルトレカは、「moments」という名称で呼ばれます。

すでに、世界中にNBA Top Shotのコレクターは存在し、コレクターたちの間ではNBA Top Shotが高値で取引されているのです。

NBA選手のNFTトレーディングカード

NBAは世界的にとても知名度が高く、世界中にファンがいます。

1946年に創設されたNBA(当時の名称はBAA)の歴史は長く、多くの名選手たちが様々なスーパプレイを生み出してきました。

とうぜん、そのスーパープレイの動画はファンを熱狂させます。

そんな”スーパープレイ動画の所有権”をデジタルトレカとして販売するのが、NBA Top Shotなのです。

3段階のレア度

デジタルトレカは

・Common(一般)
・Rare(希少)
・Legendary(伝説)

の3段階でレア度がランク分けされます。

「Common➡Rare➡Legendary」の順で枚数は少なく、レア度は高まっていきます。

レア度が高ければ、コレクター間では高値で売買されます。

所有権を購入できる

NFT化されているので、動画データの所有権を売買することが可能です。

そして、従来の物理的なコレクターグッズ同様に所有欲を満たせるのです。

 

具体例として、「スター選手が実際に使用したユニフォーム」という物理的に存在するグッズの所有権は、コレクターの間で高値で売買されますよね。

それと同じく、ネット上のスーパープレイ動画の所有権を買えば所有欲を満たせますし、他のコレクターから羨望の的になるのです。

すでに、数千万円もの超高額で取引された事例は複数あります。

(※超高額の取引事例は、後述します。)

コミュニティ性が高い

NBA Top Shotのコレクターは多いです。

そしてどんな業界でも、コレクターは他のコレクターとの交流を望む傾向が強いです。

そんな需要に応えるように、NBA Top ShotのDiscord公式コミュニティが存在します。

(※とうぜん、英語です)

Discord画面

このDiscordコミュニティ内では、コレクター・ファンたちが活発にコミュニケーションをとっています。

とうぜん、NBA Top Shotに興味がある人間なら、このコミュニティに所属するだけで楽しむことができます。

人間の本能である”所属欲求”をオンライン上で、さらに好きなジャンルで満たせるのですから、この流れは他のジャンルのNFTでも広がるでしょう。

NBA Top Shotの特徴

仕組み

NFTデジタルトレカであるNBA Top Shotは、ブロックチェーン技術により その所有権を証明します。

ブロックチェーン技術は、世界中のコンピュータにより取引履歴が記録されるので、改ざんが不可能です。

もちろん、購入したNFTを転売することも可能であり、その履歴もブロックチェーン技術で管理されます。

 

過去の取引履歴はすべて記録されており、公開されているため誰でも閲覧可能です。

このブロックチェーン技術により、NBA Top Shotの「唯一無二の所有権」を売買しているのです。

(⬇ブロックチェーン技術については、こちらで解説してます。)

NFTとブロックチェーンの仕組みは?非代替性トークンの技術
■この1記事を読めばブロックチェーンとNFTの関係を理解■なんとなく知っているつもりの人は多くても、”しっかりと理解”している人は少ないです、この記事を読めば最短で理解できて、今後の「情報収集の精度&理解度」が爆発的に上がるでしょう。

販売形式

販売形式は、大きく分けて

・公式サイトでの一時販売
・公式サイト内マーケットプレイスでの二次販売(転売)

の2パターンがあります。

 

それぞれ解説します。

公式サイトでの一時販売

NBA Top Shotの公式サイトで、NFTトレカをパッケージ単位で購入する方法です。

価格は、10ドル~100ドルくらいが一般的です。

パッケージ内には複数枚のNFTトレカがランダムで封入されているため、開封まで どんなNFTトレカが入っているか わかりません。

欲しいNFTトレカが入っていないことも多いですが、その反面 ガチャポンのようなドキドキ感を楽しめます。

 

すでに解説した3段階のレア度「Common・Rare・ Legendary」の内、Rare・Legendaryが入っているパッケージはすぐに完売してしまうほどの人気があります。

NFTマーケットプレイスでの二次販売

公式サイトのメニュー「MARKET PLACE」をクリックすると、二次販売マーケットプレイスに入れます。

その中で、所有者が出品したデジタルトレカが売買されています。

パッケージ販売ではなく、個別のデジタルトレカが売られています。

人気が高いモノはとうぜん値段が高くなりますが、確実に希望のアイテムを購入できます。

イベントでも入手可能

購入する以外にも入手のチャンスがあります。

例えば、

デジタルトレカを展示したショーケースを所有している場合、そのショーケースに多数の「いいね」を集めることができたら、デジタルトレカがプレゼントされる

・・・というイベントなどです。

 

TwitterなどのSNS上では、日本人コレクターが「いいね」を相互にするなど、共闘している姿も見かけます。

とうぜん、同じ現象は海外でも起こっています。

 

このように無料プレゼントのキャンペーンで、新しい層にも認知が拡大されています。

NBA自体の人気に加えて このような戦略を見れば、NBA Top ShotというNFTデジタルトレカは どんどん普及していく可能性は高いといえます。

高額ランキングベスト5(SLAM DUNK好き必見)

NBA Top Shotの高額な取引事例ベスト5を動画つきで紹介していきます。

1位:約2270万円(レブロン・ジェームズ)

レブロン・ジェームズ(1984年12月30日〜)

 

一直線にゴールに爆走。

そして、圧倒的なジャンプ力で宙に舞い上がり、豪快無比なワンハンドダンクシュートをブチかまします。

その姿は、SLAM DUNKアニメOPの桜木花道の勇姿の生き写しといえます。

「シンプルisベスト」という言葉の体現者といえましょう。

君が好きだと叫びたくなる貴兄も多いはずです。

 

「仁王立ち➡渾身のドヤ顔」も要チェックや。

同率2位:約1090万円(ジャ・モラント)

ジャ・モラント(1999年8月10日〜)

 

レブロン・ジェームズは、自分より圧倒的に大柄で屈強な選手を相手に、魅せます。

素早いフットワークと目にも止まらぬ高速ドリブルで抜き去り、ありえない角度からワンハンドの豪快なダンクを炸裂。

その姿は、まるでSLAM DUNKの宮城リョータの高速ドリブル➡流川楓の神業ダンクを見ているような爽快感です。

同率2位:約1090万円(ザイオン・ウィリアムソン)

ザイオン・ウィリアムソン(2000年7月6日〜)

 

相手選手がゴールの至近距離まで侵入してきて、シュートを放ちます。

絶体絶命、ポイントをとられてしまう!

 

・・・と、そこに現れたのが我らが守護神、ジャ・モラントその人である。

圧倒的な存在感を放ちながら現れた彼は、ゴールへと一直線に進むボールを渾身のパワーではるか場外まで叩き飛ばす!!

その姿は、まるでSLAM DUNKの赤木剛憲(ゴリ)のハエたたきを彷彿とさせるパワフルさが ほとばしります。

 

客席にいた人の顔面に盛大に直撃してないか、不安である。

4位:約1040万円(ヤニス・アデトクンボ)

ヤニス・アデトクンボ(1999年8月10日〜)

 

圧倒的な身体能力で強引に外角から攻めるヤニス・アデトクンボ。

レイアップシュートのフォームで跳躍かと思うと、次の瞬間 ワンハンドダンクをブチかまします。

まるで、SLAM DUNKの野生児・清田信長の強靭な身体能力×予測不能の意外性を目の当たりにしている錯覚を覚えます。

「できる!やってやる!!」
「断固たる決意が必要なんだ!」

そう気づかせてくれるスーパープレイです。

5位:約930万円(ステフィン・カリー)

ステフィン・カリー(1988年3月14日〜)

 

三人の敵が堅守するゴール。

そこに切り込むは、我らが英雄ステフィン・カリー。

洗練された流麗なテクニックで敵を惑わします。(ついでに味方も)

 

すると次の瞬間、美しいフォームから天高くシュートが放たれます。

吸い込まれるようにゴールネットを通過するボール。

そのテクニシャンぶりは、SLAM DUNKの名シューター・三井寿の3ポイントシュートを思い起こさずにはいられません。

 

あまりの滑らかさに鳥肌が立ったわ。

NFT市場でのシェアは驚異の「40%」

2021年のNFT市場規模は、7000億円を上回るスピードで拡大しているとの予測データがあります。

その中でも、NBA Top Shotは、市場規模の40%を占めると言われます。

急成長するNFT市場において、圧倒的なシェアを獲得しているのです。

 

NFT業界では、2017年6月に誕生した世界最古のNFTシリーズである「CryptoPunks」が超有名です。

それに対してNBA Top Shotは、

NBAの長年の歴史とそれを彩る多数のスター選手たち、そして往年のファンたちがいるからこそ、2020年10月誕生という後発でも圧倒的なシェアを獲得できたのです。

(⬇CryptoPunksは、コチラの記事でくわしく解説してます。)

CryptoPunksとは?最高額8億2000万のNFTシリーズ
この1記事で、CryptoPunksの「全体像・特徴・有名な取引の事例・買い方・これからの将来性」を深く理解できます。購入方法も くわしく解説してますので、この1記事を読んでもらえればNFTアート市場をより楽しめるようになります。

 

もちろん、NBAはこれからも歴史を重ねていき新しい世代をも熱狂させていきます。

そうすれば、NBA Top Shotもコレクターズアイテムとして受け継がれていくでしょう。

評価額2879億円!運営会社Dapper Labs

NBA Top Shotを運営している会社は、Dapper Labsという企業です。

Dapper Labs社は、投資家・ハリウッド俳優・スポーツ選手など多くの大物たちから3億500万ドル(約337億8000万円)を資金調達して、NBA Top Shotというプロジェクトを開始しました。

そして、Dapper Labsの評価額は26億ドル(約2879億円)になったのです。

NBA Top Shotのため独自ブロックチェーン「Flow」を開発

仮想通貨FLOWロゴ

運営会社Dapper Labsは、NBA Top Shotへ活用するために新仮想通貨ブロックチェーンFLOWを開発しました。

新ブロックチェーンFlowを開発した理由

なぜ、わざわざ新しくブロックチェーンを開発したのでしょうか?

その理由は、NFTマーケットプレイスで主流となっているイーサリアムの問題を解消するためです。

 

イーサリアムのブロックチェーンには、深刻なスケーラビリティ問題に直面しています。

スケーラビリティ問題とは、”取引量の増大で、取引履歴を記録するのが遅れる”ことです。

その影響で、イーサリアムの利用者には

・ガス代(取引手数料)の高騰
・取引が成立するまでの待ち時間が長引く

という問題が発生します。

 

その問題を解消するため、ひいてはNBA Top Shotを快適に利用してもらうために、FLOWという新ブロックチェーンが開発されたのです。

Flowの利点

・取引の高速化

FLOWでは、取引情報を処理するプロセスを4つに分けます。

そして、それぞれを同時進行で承認作業をします。

このシステムで、それまでの数百倍のスピードで取引が成立するようになったのです。

 

・プログラミング言語が簡単

習得が簡単なプログラミング言語といわれる”ケイデンス”を採用しています。

また、ブロックチェーン関連の専門的な知見がない人も、比較的ラクに扱えるソフトウェアを作りました。

そして、技術者が参入しやすくなりブロックチェーンアプリを作る利便性が高まりました。

すると、利用者からしても利便性が高まります。

 

これらの利点から、FLOWは将来性が高いブロックチェーンと言われているのです。

 NBA Top Shotの課題

サーバーのダウン

NBAには、熱狂的なファンがとても多く存在します。

とうぜん、NBA Top Shotのマーケットプレイスには毎日膨大なアクセス数が集まります。

 

そんな状況で、特に人気が高いデジタルトレカが販売されるとしたら、販売開始時には購入希望者のアクセスが一極集中します。

結果、マーケットプレイスを管理するサーバーが その負荷に耐えきれずに”サーバーダウン”してしまい、機能しなくなってしまうのです。

世界的にも有名なNBA Top Shotでは、このようなサーバーダウンが頻繁に起きているのです。

売上の換金にかかる手間と労力

購入したデジタルトレカを売却したとき、その売上を引き出すこともあります。

しかし、時間がかかるうえに引き出す方法が限られているという問題があるのです。

現時点では、ステーブルコインのUSDCまたはアメリカの銀行口座での引き出しに限られています。

また、運営会社のDapper Labsによる確認が必要とされており、待ち時間が長引いてしまう問題点もあります。

超高額な相場で一般層の購入障壁

その人気の高さから、NFTの価格は高騰しています。

価格というのは、需要と供給によって決まるので仕方ない側面もあるかもしれません。

 

しかし、その価格の高さから、潤沢な資金を持つ富裕層コレクターでもない限り手が出ない・・・という問題点が指摘されています。

つまり、大多数を占める一般的な収入の人が楽しくコレクションすることができない・・・という問題です。

それを受け、運営会社であるDapper LabsのCEOは、公式サイトで低価格のパッケージ販売をしていることを強調しました。

よくある質問

NBAの何チームがデジタルトレカとして購入できるの?

NBAでは、現在 30チームが存在します。

そしてNBA Top Shotでは、その30チームすべてをデジタルトレカ化しています。

つまり好きなNBAチームがあるなら、かならずそのチームのデジタルトレカが あるのです。

好きなチームの名場面トレカを購入すれば、ファンとしての地位が上がるメリットもあります。

仮想通貨なくても買えるの?

公式サイトは、クレジットカード決済にも対応しています。

しかし、仮想通貨も持っていたほうが他のマーケットプレイスで購入できるので、選択肢が広がります。

売り上げは何億円くらい?

Dpper Labs社の発表によると、2020年11月リリース〜2021年5月の、7ヶ月での売り上げは7億ドル(約760億円)です。

また、NBA Top Shotの利用者は100万人を超えています。

これは、”NBAの人気×NFT市場の可能性”を象徴するできごとと言えるでしょう。

世界中のコレクターから話を聞くには?

前述しましたが、公式Discordコミュニティが存在します。

そのコミュニティ内では、多くのコレクター・ファンたちが交流をしています。

なので、興味深い話を聞くこともできるでしょう。

無料なので、関心があったら参加をオススメします。

NBA Top Shot=革新文化NFT×伝統的スポーツ

NBA Top Shotは、革新的な文化であるNFTと、伝統的なスポーツであるバスケットボールが融合して生まれました。

 

すでにバスケットボールは世界的な人気があります。

そして、新しい文化であるNFT市場は、これからますます広がることは確実です。

「ファン通貨」の発行の可能性

海外のプロスポーツチームが、資金調達のために独自通貨を発行する流れが起こっています。

プロジェクト開始前に、ファン向けに独自通貨を売って運営資金を得るのです。

 

例えば、ブロックチェーン事業会社であるChilizは、プロサッカーチームのファン向けに独自通貨「CHZ」を販売しています。

ファン通貨CHZの所有者は、そのチームのイベント参加権や公式ショップでの優先権など、色々な優待を受けれるのです。

「資金調達のため、独自のファン通貨を発行」というパターンは、これから普及すると思われます。

 

したがって、NBA関連の新しいNFTプロジェクトが立ち上がる時は、NBAファン向け独自通貨が発行される可能性があるといえます。

ネット上の新しいスポーツコミュニティの可能性

本来、スポーツは

・本人がプレイ
・他人のプレイを観戦

という楽しみ方と ともに誕生しました。

その後、スポーツの人気が高まって一般化するにしたがい、

・物理的なグッズをコレクションする

という楽しみ方も生まれたのです。

 

そして現在、NFT市場との融合により

・デジタルグッズをコレクションする

という、まったく新しい楽しみ方が誕生したのです。

それにしたがい、ネット上にコレクター・ファン同士の交流のためのコミュニティが生まれます。

 

物理的なコレクションの場合は、ネット上でコレクションそのものを見せ合うことはできませんでした。

しかし、デジタルトレカなどのNFTでは、ネット上でコレクションそのものを見せ合うことができ、熱く語り合えます。

つまり、まったく新しい楽しみ方が生まれたのです。

 

NFTが、新しいコミュニティ誕生の起点となる・・・。

そんな時代は、もう始まっているのです。

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