NF亭ショウタです。
NFTアート市場において、CryptoPunksは絶大な影響力を持っています。
CryptoPunksを知らずにNFTアートを語ることはできません。
この1記事で、CryptoPunksの
・全体像
・特徴
・有名な取引の事例
・買い方
・これからの将来性
を深く理解できます。
また、購入方法についても くわしく解説してますので、この1記事を読んでもらえればNFTアート市場をより楽しめるようになります。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の概要
世界最古のNFTアートシリーズ
CryptoPunksとは、2017年にリリースされたNFTアートシリーズです。
世界で最初のNFTアートと知られており、世界中に熱狂的なコレクターがいます。
当初は無料で配布されていましたが、NFTアート市場が盛り上がるにつれて価格も高騰していき、2021年の8月時点では平均価格が約20万ドルといわれています。
全10000種類の内訳
24×24ピクセルのドット絵(8ビット)で描かれているCryptoPunksには、全部で10000種類が存在します。
内訳としては、
・男性が6,039個
・女性が3,840個
・猿・ゾンビ・エイリアンなどが極少数
という具合です。
とうぜん、希少なモノは価格が上がりやすい傾向にあります。
世界的企業Visaや有名インフルエンサーも購入
2021年8月あたりから、CryptoPunksの注目度が急激に高まりました。
その要因となった代表的な事例が、大手決済会社Visaの事例です。
2021年8月23日、VisaがCryptoPunksを49.5ETH(約1,820万円)で購入したと発表しました。
Over the last 60 years, Visa has built a collection of historic commerce artifacts – from early paper credit cards to the zip-zap machine. Today, as we enter a new era of NFT-commerce, Visa welcomes CryptoPunk #7610 to our collection. https://t.co/XoPFfwxUiu
— VisaNews (@VisaNews) August 23, 2021
購入した「CryptoPunk 7610」は、モヒカン刈りの女性のアートです。
Visaは、今回の件を「私達が、NFTコマースの新時代に参入する証」と発言しました。
また、日本の有名なインフルエンサーであるイケダハヤトさんとマナブさんも、同時期にCryptoPunksを購入した事をツイートしています。
買っちゃった!!!!!!!!!!
ぎゃーーーーー
ウォレットにいるーーーーーーー!!!!#NFT #cryptopunks pic.twitter.com/5kSI6uOn8J— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) September 22, 2021
こちらを購入しました😌
NFTの「CryptoPunk」で、お値段は「115 ETH」なので、日本円で「3,900万円」です。とても満足です#cryptopunks #ethereum pic.twitter.com/BUJoQ3ddzx— manabu.nft (@manabubannai) September 24, 2021
イケダハヤトさんは約3500万円での購入、マナブさんは約3900万円での購入です。
また、イケダハヤトさんは9月にオリジナルのNFTアートシリーズ「CryptoNinja」を開始しています。
⬇CryptoNinjaは、こちらで くわしく解説してます。

これらの要因で、CryptoPunksは日本国内でも大きな注目を集めました。
有名企業やインフルエンサーが購入したことで、その事例自体が話題を集めて、さらに多くの人間に認知されて需要が高まる・・・という好循環が起こっているのです。
これからもNFT市場が盛り上がるにつれて、CryptoPunksの人気もさらに上がるでしょう。
CryptoPunksの特徴
24×24ピクセルのドット絵
CryptoPunksシリーズは、一貫して24×24ピクセルのドット絵で描かれています。
・・・「アート(芸術)」という言葉を聞いたら多くの人は、繊細なタッチで描かれた精緻な絵画をイメージするでしょう。
反面、CryptoPunksは非常に粗いドットで描かれた画像データです。
このギャップもまた、CryptoPunksの個性といえます。
超高額で取引される
CryptoPunksは、非常に高額で取引されていることでも有名です。
その中でも有名な事例は、約8億2000万円で落札された「CryptoPunk 7804」です。
宇宙人がパイプをくわえたこのアートが約8億2000万円されたという事例は、業界でも大きな話題を呼んで、情報が世界中に拡散されました。
この一件は、CryptoPunksのブランド価値をより強固なモノにした象徴的な取引事例といえるでしょう。
よくあるQ&A
どんなNFTが高額なのか?
結論から言えば、希少性が高いエイリアン・猿・ゾンビなどが高額で取引されている傾向が強いです。
CryptoPunksは ほとんどが人間であるため、人間でないエイリアン・猿・ゾンビは需要に対して供給数が大変少なく、希少性が高まりやすいのです。
希少性が高ければ、とうぜん取引相場も高くなるのです。
⬇また、人間のNFTであっても、”希少性を判断する指標”があります。
上記画像は人間のアートのデータの一部です。
ここで注目すべきは、「Accessories(装飾品)」の項目です。
・「Cap Forward(帽子) 254 punks have this.」
・「Gold Chain(金のネックレス) 169 punks have this.」
・「Pipe(喫煙パイプ) 317 punks have this.」
…という具合に、「そのアートの特徴」&「同じ特徴のアートの総数」が表示されています。
同じ特徴を持つアートが少ないか否かで、そのNFTの希少性を判断しやすくなります。
試しにPipeの文字をクリックすると、
⬇このようにPipeという同じ特徴を持った317種のCryptoPunksアートが一覧で表示されます。
このように探してみて、その特徴を持つアートが少ないならば、「希少性が高い特徴」と判断できます。
このように、「Accessories(装飾品)」の項目を”希少性を判断する1つの指標”として利用してみましょう。
最も安いモノの価格は?
CryptoPunksの平均的な価格は約20万ドルですが、安いものだと数万円で買えることもあります。
しかし、価格は常に変動するので最低価格も常に変動します。
なので、公式サイトで価格変動を常にチェックしておけば、手の届く価格のモノを購入できる可能性も高まります。
OpenSeaでも買えるの?
CryptoPunksは、公式サイトだけでなくOpenSeaでも購入できます。
OpenSeaは最大手NFTマーケットプレイスですので、多くのCryptoPunksが活発に取引されています。
CryptoPunksの市場を知るために、OpenSeaも積極的に利用してみると良いでしょう。
⬇OpenSeaの登録方法は、こちらで解説してます。
【作成中】
イーサリアム以外の仮想通貨でも買えるの?
結論から言って、イーサリアム以外の仮想通貨で売買はできません。
理由は、CryptoPunksがイーサリアムのブロックチェーンを利用して取引履歴を記録しているため、他の仮想通貨には対応していないからです。
しかし、イーサリアムはビットコインに次ぐメジャー仮想通貨であるため、これといったデメリットはありません。
これを機にイーサリアムの利用を推奨します。
⬇イーサリアムの利用の始め方は、こちらで解説しています。
【作成中】
ガス代(取引手数料)はいくらか
ガス代は、常に変動しています。
OpenSeaでメインに使われているイーサリアムではガス代が高騰しており、一回の取引で数千円がかかってしまうのが現状です。
しかし、OpenSea運営も今後はガス代を安くするために改善していく、と発言しています。
なので、いずれはガス代も安くなり手軽に取引できるようになるでしょう。
⬇「ガス代ってなに?」という疑問には、こちらの記事で くわしく解説します。

CryptoPunksの探し方・買い方
CryptoPunksを購入するには
・CryptoPunks公式サイトで購入
・OpenSeaで購入
の2通りがあります。
この記事では、CryptoPunks公式サイトでの購入方法を解説していきます。
(※すでに準備ができているのを前提に解説します。
⬇まだ準備ができていない場合は、先に この記事のとおりに準備をしてください。)
【作成中】
⬇また、OpenSeaでの購入方法はこちらの記事で解説してます。
【作成中】
CryptoPunks公式サイトにアクセス
CryptoPunksの公式サイトにアクセスする際に、注意点があります。
それは、NFT業界には詐欺師がとても多いということです。
例えば、NFT関連のキーワードである「CryptoPunks」で検索した場合に、本物の公式サイトと酷似した偽物サイトが出てくる可能性があるのです。
Googleにお金を払って”広告”として偽物サイトを本物の公式サイトより上位表示させることも可能なのです。
実例として、OpenSeaの偽物サイトが、OpenSea公式サイトよりも上位表示されていた事例もあります。
かならず、CryptoPunks公式メディアor信用できるブログやサイトからアクセスすることを心がけて下さい。
探す方法
⬇公式サイトのトップページで「All Punk Types and Attributes」をクリックします。
NFTアートは、「Punk Types」「Attributes」「Attribute Counts」の3つの指標で探すことができます。
(今回は一例として、「Punk Types」を指標に探してみます。)
⬇「Punk Types」内の「Male」をクリックします。
⬇「6039 Punks Found」つまり「6039個のMale(男性)」のCryptoPunksが表示されます。
販売状況の見分け方
アートの背景色によって、販売状況を見分けることができます。
販売状況は、
「販売中=赤紫色」
「販売してない、入札ナシ=青紫色」
「販売してない、入札アリ=紫色」
の3パターンがあります。
販売中=赤紫色
そのCryptoPunksが、販売中であることを意味します。
購入するには
「所有者が提示した価格で入札」
「こちらが金額を提示して、所有者が了承する」
の2パターンがあります。
(※後述します)
販売してない、入札ナシ=青紫色
所有者が販売しておらず、入札者もいない状態です。
所有者に販売の意志がないので、とうぜん購入はできません。
…しかし入札は可能ですので、入札金額によっては所有者が心変わりして、売買してくれる可能性もあります。
販売してない、入札アリ=紫色
所有者が販売していないが、入札者がいる状態です。
入札されていても売られていないということは、
「売る意志がまったく無い」
「入札金額に不満がある」
の2パターンが考えられます。
なので、他の入札者の金額よりも高い金額を提示すれば、売買が成立する可能性もあります。
どうしても欲しいCryptoPunksがある場合、より高額で入札してみるのもアリです。
⬇他の入札者の金額は、
・そのCryptoPunks画像をクリック➡「Transaction History」の項
…で、知ることができます。
購入する方法
買う方法は、
・販売中のNFTを、提示された金額で購入
・こちらが金額を提示して入札、所有者が納得
の、2パターンあります。
それぞれ解説していきます。
販売中のNFTを、提示された金額で購入
背景色が赤紫のモノが、販売中であるという意味です。
販売中のCryptoPunksを選択して「買う」をクリックします。
すると、自動で売買が成立します。
これで、購入完了です。
こちらが金額を提示して入札、所有者が納得
入札は、
・販売中
・販売中でない
…のどちらの場合でも可能です。
入札はこちらの提示金額を伝える手段なので、所有者が納得してもらわなければ売買は成立しません。
入札するには、「入札」をクリックして、金額を入力します。
・販売中の場合=「買う」の下に「入札」が表示される
・販売中でない場合=「入札」のみが表示される
入札金額を入力すれば、入札完了です。
その後、所有者が了承した場合のみ売買が成立して、購入を完了できます。
CryptoPunksの将来性
CryptoPunksは、これからもその存在感をより強めていくと思われます。
なぜなら、CryptoPunksは「世界最古のNFTアートシリーズ」であり、すでに世界中に熱狂的なコレクターが存在するからです。
現在も活発に売買が行われていることから、その人気の高さがわかります。
そして、NFTアート市場自体がこれからも発展していくことは、確定的といえます。
・・・ブロックチェーンという革新的な技術が一般社会に活用されていけば、必然的に仮想通貨への信頼も増して、仮想通貨での取引が増えます。
すると、ブロックチェーンや仮想通貨と非常に関連性が高いNFTアートという文化も、理解されていくでしょう。
現在、メタバースをはじめとして、様々な価値がネット上に移行しています。
そして、今までは物理的に存在する作品にしか価値を認められなかったアート市場すらも、ブロックチェーンによりネット上に移行しているのです。
つまり、NFTアート市場はより市民権を得て、一般的な文化として定着していくでしょう。
NFTアート市場が広く認知されれば、世界最古であり最も有名なNFTアートシリーズであるCryptoPunksも、より人気が高まっていくことが予想されます。
コレクターや投資家たちからの需要がより高まり、より価格も上がります。
今後も、CryptoPunksはその存在感を強めていくでしょう。
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