バーチャル首里城!「メタバース観光➡リアル観光」の新しい判断基準

VTuber

NF亭ショウタです。

沖縄県の実在の観光地である首里城をメタバース化した「バーチャル首里城」が公開されています。

首里城は、大規模な火災で焼損してしまい復旧中ですが、メタバースで完全な状態の首里城を体感できるのです。

 

これからは、観光地のマーケティングとして、メタバース運営が定番戦略となるでしょう。

この記事では、観光地のメタバース化における

  • メリット・デメリット
  • 可能な戦略
  • 未来予測

…を解説していきます。

  1. バーチャル首里城とは
    1. 実在した首里城をメタバース化
    2. 運営会社:あしびかんぱにー
  2. 首里城の現状
    1. 2026年の再建に向け復旧作業中
    2. 沖縄県那覇市の自治体が、クラファン実施
    3. 首里城のスマホ用アプリ
  3. 旅行市場のマーケティング
    1. 富裕層をターゲットにするメリット
    2. 富裕旅行者の2タイプ
    3. 旅行者の行動原理の変化
    4. 富裕旅行者の集客状況
  4. 「メタバースで体験してから観光」がスタンダードになる
    1. 観光地の情報収集スタイルの変化
    2. メタバース観光地の運営:メリット
      1. 期間限定イベントを、超手軽に体験
      2. 時間が経過すれば、メタバース市場は広がり、集客効果が上がる
      3. 一度 創れば、集客ツールとして継続して使える
    3. メタバース観光地の運営:デメリット
      1. 美化しすぎた場合、イメージとの違いで悪印象
      2. 古さゆえの情緒の再現が困難
      3. 現時点では、細部まで作り込めない
    4. 可能な戦略
      1. オリジナルトークン発行
      2. メタバースでファッションなどのNFT売る
      3. 近隣の店での優待NFTなど配布
      4. QRコードでスタンプラリー(メタバース&リアルで連動)
      5. 広告枠を販売
      6. リアルで、メタバースで使える特典を配布
      7. ”4次元”のパブリックアート
  5. メタバースの案内役・広報役としてVTuberが増加?
    1. 観光地メタバースとVTuberは、セットで運営すべき
    2. VTuber×メタバース事例は、増えていく

バーチャル首里城とは

実在した首里城をメタバース化

2019年10月に火災で消失してしまった沖縄県那覇市の首里城を、メタバースとして復活させて世界中の人が首里城の観光を体験できるプロジェクトです。

沖縄県の名所をメタバース化する「バーチャルOKINAWA」というプロジェクトが、2021年より開始されており、

第1弾である「国際通り」に続く第2弾として、首里城がメタバース化されたのです。

公式サイト

(⬇バーチャルOKINAWAの第1弾「バーチャル国際通り」についての考察は、こちら)

メタバース地方創生!バーチャルOKINAWA×ご当地VTuber
仮想世界メタバースは、現実世界の地方創生も可能です。また、特定の地方の魅力を発信するご当地VTuberと呼ばれる人たちがいます。これからは、自治体が公認して”メタバース”と”ご当地VTuber”を運営していく事例も出てくるでしょう。

運営会社:あしびかんぱにー

バーチャルOKINAWAを運営するのは、沖縄県那覇市の㈱あしびかんぱにーです。

同社では、スマホゲーム開発やVTuber運営など、複数の事業を行っています。

そして、

コロナによる観光客の激減に苦しむ沖縄の魅力を全世界に発信するというバーチャルOKINAWAというメタバース事業は、2021年3月頃に開始されました。

 

つまり、Facebook社がMeta社に社名変更してメタバース業界に本格参入する(2021年10月頃)以前から、あしびかんぱにー はメタバース事業を開始しているのです。

首里城の現状

2026年の再建に向け復旧作業中

首里城は、2019年10月の火災での焼損してしまいました。

引用:沖縄タイムス+

僕も、首里城に実際に行ったのですが、正殿は特に消失が激しかったです。

特徴的な模様の地面を実際に見たかったのですが、見ることは叶いませんでした。

画像引用:産経新聞

現在は、2026年の再建・復興に向けて復旧作業が続いています。

沖縄県那覇市の自治体が、クラファン実施

首里城を再建支援するクラウドファンディングが、沖縄県那覇市の自治体によって2019年11月1日~2020年3月31日の152日間にわたって実施されました。

火災で焼損したのが2019年10月31日なので、焼損の翌日にクラファンを開始するという行動の早さが伺えます。

目標金額1億円に対して、寄附金額9億4113万5,000円 (達成率941.1%)を集めました。

その資金が、復旧作業にあてられています。

 

また、同一ページ上で

  • 上半分=日本語
  • 下半分=英語

…で解説されており、海外からの寄付も視野に入れたクラファンであることがわかります。

 

⬇クラファン詳細ページの上半分

⬇クラファン詳細ページの下半分

首里城のスマホ用アプリ

以前にも別団体が、首里城をバーチャル化するプロジェクトの構想をしていました。

 

AR(拡張現実)アプリクラファンも行われましたが、目標金額 6,000,000円に対し、支援総額1,593,500円(達成率 約37%)ほどしか集まらず、実行はされませんでした。

 

しかし、現在、

同じプロジェクトチームが、さらに高性能なアプリ開発を進めています。

公式サイト

旅行市場のマーケティング

コロナによる渡航制限で、海外へ行くのが困難な現状、旅行の需要は「海外➡国内」にシフトしています。

(実際に僕自身も、海外旅行によく行っていたのですが、コロナ以降は国内旅行をするようになりました。

そして、国内の魅力を知るキッカケになったのです。)

 

そして現在、有効とされているのが富裕層へのアプローチです。

富裕層をターゲットにするメリット

富裕層を観光客としてターゲットにするメリットは、

  • 観光地で多額のお金を使ってくれる
  • 富裕層が「良い」と認めるモノは、大衆にも「良い」と認識されやすく広まりやすい
    (有名インフルエンサーは所得が多く、必然的に富裕層が多い)

…などの理由があります。

 

とある調査では、

  • 富裕旅行者=旅行者全体の上位1%=消費額が全体の13.1%

という結果も出ています。

 

具体的には、

富裕旅行者1人当たりの平均単価は約136万円になります。

富裕層でない旅行者と比較すると、

  • 訪日外国人旅行者1人の平均消費額=15.3万円
  • 富裕旅行者1人の平均消費額=136万円

…という試算が出ています。

つまり富裕旅行者は、一般旅行者の約9倍の経済効果・・・といえます。

 

3密が避けられて多くの人が一ヶ所に集まりにくい現在、少数の富裕層を観光地に取り込むことが、時代にも適していると思われます。

富裕旅行者の2タイプ

富裕層の旅行者は、

  1. Classic Luxury志向(従来型)
  2. Modern Luxury志向(新型)

…の2つに分類されます。

引用:JNTO

このうち、メタバース集客に適しているのが Modern Luxury志向の富裕旅行者と思われます。

 

Modern Luxury志向の特徴として、

  • 価値を感じないモノには、お金を使わない
  • 興味・関心を持つモノには、徹底的にお金を使う

…があります。

 

つまり、

検討段階において、お金を使わず(行く時間も使わず)無料で疑似体験できるメタバース集客が有効なのです。

また、

物質的なモノは重視せず、喜びや感動といった「体験価値」を重視する性質からも、メタバースに適している…と解釈することもできます。

 

メタバースで価値を感じてもらえば、リアル観光地へ来てくれる可能性が生まれます。

実際に観光地に足を運んでくれたなら、多額のお金を落としてくれる可能性が高いです。

すると、富裕層同士の横のつながりや、SNSなどでの情報拡散で、さらに多くの人に知ってもらえるチャンスも生まれます。

旅行者の行動原理の変化

旅行者の行動タイプは、下記の4つに分類されます。

引用:JNTO

そして今後、旅行市場では

  • 右上:新しい価値観で、人生観を変える・自分を見つめ直す
  • 右下:旅行先の文化を味わい、大切な人と過ごす

…が、重要と分析されています。

 

物理的なモノ・上質な接客サービス・刺激的なレジャー体験よりも、

自分の内面(メンタルの充実)を重視する傾向が強まると言い換えることもできます。

 

つまり、この考えに沿うならば、

  • 人生観の変化
  • 新しい価値観の発見
  • リトリート(本来の自分に戻るための時間)=数日間、普段の生活を離れて別の場所に行き、心や体を癒す過ごし方
  • 未知を知る好奇心

…を満たす戦略が重要になるのです。

 

前述したModern Luxury志向の旅行のスタイルも、

「多くの観光名所を巡るよりも、地方の原風景や地元民との交流で その土地を深く味わいたい」

…というふうに変化しているようです。

 

つまり、滞在期間が長期化して、一人の富裕旅行者が落としてくれる金額も高まるチャンスなのです。

富裕旅行者の集客状況

日本における富裕旅行者の獲得は現状、上手く行ってません。

コロナショック直前のデータでは、日本を訪れる富裕層旅行者数は、わずか年間4万9,000人にとどまっています。

これは、富裕層海外旅行者の全体数の1.4%しかありません。

そして富裕旅行者の消費額は618億円にとどまっています。

 

しかし、海外旅行者の集客に、メタバース観光地の運営が適している・・・というのが、僕の個人的見解です。

理由を、くわしく解説していきます。

「メタバースで体験してから観光」がスタンダードになる

観光地の情報収集スタイルの変化

旅行するかどうかを検討するための情報収集の方法は、

・ガイドブックで写真×美辞麗句
  ⬇
・公式サイトで画像×美辞麗句
  ⬇
・You Tube・SNSで動画×第三者の感想
  ⬇
・メタバースでVR空間×リアルタイムで意見交換

…という感じで、時代とともに変化・多様化しています。

 

以前は、

ガイドブック・公式が運営するサイトに載っている断片的な写真や やたらとホメる美辞麗句な文章くらいしか情報がありませんでしたが、

その後、個人がYoutube・SNSで自由に情報発信できる時代になり、広範囲を移した映像や第三者の本音の感想を知れる様になりました。

 

そして近い将来、旅行を検討する人々は

メタバースで再現されたバーチャルな観光地を試しに周りながら、一緒に旅行する予定の友達と、その場で意見交換するようになり、

旅行先を選択するための情報収集方法のスタンダードとなっていくでしょう。

メタバース観光地の運営:メリット

期間限定イベントを、超手軽に体験

同じ観光地でも、時間や期間が限られた、その時しか体験できないイベントがあります。

とても魅力的なイベントであっても、その時その場に わざわざ行かなければ体験できない…というのは、あまりにもったいないです。

 

しかし、メタバースで行うなら、自宅にいながら数十分の空き時間があれば、高い臨場感で体験できます。

(もちろん、動画でアーカイブ配信されていることも多いですが、やはり臨場感に乏しいです。)

そこで高い価値を感じてもらえば、SNSで拡散されやすくなりますし、リアル観光地にも足を運んでくれやすくなります。

(また、いずれはメタバース映像のアーカイブもヘッドセットで視聴できるようになったりと、利便性が増すでしょう。)

時間が経過すれば、メタバース市場は広がり、集客効果が上がる

メタバースは、現時点では まだ一部の人たちしか利用していません。

しかし、時の経過とともに、メタバースを多くの人が使うようになるでしょう。

つまり、メタバース市場が爆発的に広がり、集客効果も圧倒的に上がるのです。

 

ネットワーク製品は、その利用者が多いほど、価値が高まります。
(メカトーフの法則)

他の人も使っていればいるほど、情報通信手段としての利便性が高まるからです。

 

他人と情報交換するSNSでも、

  1. 多くの人が使っているSNS
  2. 誰も使っていないSNS

…では、多くの人が使っているSNSの方が明らかに価値が高いですよね?

それと同じく、他人と関わるメタバースも、利用者が多くなるほど価値が高くなるのです。

 

もちろん、

ライバルの観光地メタバースも いずれ増加していくでしょうから、「需要と供給」という視点のみで考えると、いずれ集客効果は弱まるように思えるかもしれません。

しかし、

「メタバース観光地=多くの人がお試しで来てくれて、興味・関心を持ってくれる一部の人だけを選別できるツール」

と考えれば、永続的な視点でも有用と言えます。

 

「観光地の試供品」みたいな感覚ですね。

一度 創れば、集客ツールとして継続して使える

メタバースは、創ってしまえば、後は集客し続けてくれます。

リアル観光地への集客広告は、お金がかかりますが、メタバース観光地を作れば、メタバース関連メディアが情報拡散してくれます。

 

もちろん、競合のメタバースも増えるでしょうが、早い段階でメタバース市場におけるポジション取りをしておいて、知名度を得れば、

その後も多くの人が来てくれやすいので、高い集客効果が持続しやすいです。

メタバース観光地の運営:デメリット

美化しすぎた場合、イメージとの違いで悪印象

観光客を集客したいからといって、メタバースを実際よりも美しく魅力的に作りすぎてしまった場合、実際にリアル観光に行った人には強い違和感が生まれます。

「ガイドブックで絶賛してたから来てみたら、大したことなかった・・・」

…という体験をした人もいるでしょう。

 

同じ印象を、観光地メタバースが与えてしまうのです。

すると、観光地メタバース市場そのものが悪印象になってしまいます。

古さゆえの情緒の再現が困難

歴史的建造物は、”悠久の歴史”を感じさせる、年季の入った質感も不可欠です。

長い歴史を誇るはずの名所を見に行ったのに、スミからスミまで真新しくペンキ塗りたて のピッカピカの建物だったら、悠久の歴史を感じることはできません。

(もちろん、老朽化の補修工事レベルなら良い。)

しっかり手入れをして清潔を保ちつつも、歴史を重ねた情緒や自然な質感なども、歴史を感じるための重要な要素なのです。

しかし、メタバースでは、情緒や質感を再現しきれません。

常に新品のピッカピカの状態です。

 

しかし、技術進歩により、多彩な質感も自在に表現できるようになるでしょう。

現時点では、細部まで作り込めない

たとえば、彫刻などは、その細部までは表現しきれません。

魅力的な彫刻作品であっても、メタバース上では実際よりも大味な表現となってしまいます。

(しかし、だからこそ「リアルで見てみたい!」と思われるかもしれないので、一概にデメリットであるともいえません。)

 

また、観光地の端っこの”自分だけが知っている穴場”のような、人のいない雑然とした独特のノスタルジーを好きな人もいます。

そういうニッチなところまで再現しきるには、まだ手間がかかりすぎるかもしれません。

 

しかし、いずれは技術が効率化され、ニッチなところまでも再現される可能性もあります。

 

可能な戦略

オリジナルトークン発行

そのメタバースでの売買に使えるオリジナルのトークンを発行します。

運営開始時の集客手段として、来場者に無料プレゼントすれば、それに釣られて人が来てくれやすいです。

また、数割を自社保有すれば、メタバースの人気が上がったときには、必要な時に必要なだけ売却益を得ることができます。

メタバースでファッションなどのNFT売る

その名所にちなんだ装飾品などを、メタバースでファッションアイテムとして着用できるNFTを販売します。

⬇例えば沖縄の場合、琉球ガラス装飾品をメタバースで着用できるNFTなど。

魅力的な装飾品なら、自然と会話のネタになって、購入者が自発的に宣伝してくれます。

近隣の店での優待NFTなど配布

リアル観光地の近くの店で使えるNFTを発行します。

たとえば飲食店の場合は、割引価格や限定メニューなどの優待を用意します。

 

しかし、

「NFTの使い方がわからない・・・。ウォレット用意するのメンドイ・・・。」

…という人も まだまだ多いでしょうから、”パスワード”や”QRコード”なども同時に用意しても良いでしょう。

QRコードでスタンプラリー(メタバース&リアルで連動)

メタバースとリアル観光地の両方に またがるスタンプラリーを実施します。

 

  • スタンプラリー前半(メタバース)➡スタンプラリー後半(リアル観光地

…みたいな感じです。

メタバースでスタンプラリーを始めるキッカケを作り、そのままリアル観光地でのスタンプラリーに参加してもらうのです。

(しかし、世間一般にはメタバースは まだ浸透してませんから、リアル観光地だけでも一応スタンプラリーが完結するようにする。)

もちろん、なんらかの有益な特典を用意すべきです。

広告枠を販売

メタバースで掲載される広告枠を販売します。

  • 性別
  • 年齢層
  • 独身or既婚
  • 時間帯

…といったカテゴリ分けをして、広告枠を細分化して販売すれば、広告主の立場からしてもターゲットに適した広告枠をピンポイントで買えて、効率が良いです。

 

また、広告枠をNFTとして販売して、

  • NFT所有者(NFT落札者)がログインできるページを用意➡NFT所有者が自分で出稿

…というシステムにすれば、広告枠の管理の手間が少なくなります。

リアルで、メタバースで使える特典を配布

リアル観光地で、メタバース観光地で使える特典を配布します。

「リアル観光地に行ったから、メタバース観光地にまで わざわざ行く必要は無い。」

…という考えを防止して、メタバース観光地にも来てもらうキッカケを作ります。

 

メタバース観光地にリピートしてもらい、何度もそのリアル観光地の魅力を思い出してもらうことで、リアル観光地へのリピートを狙うのです。

”4次元”のパブリックアート

  • 空中に浮くような3次元のアート
  • ”時間”の概念を加えた4次元アート

…など、その観光地を代表するモノをテーマにしたモノを、メタバースのシンボルとしてアート化します。

独創的なアートが印象に残れば、メタバースの事を思い出してもらいやすくなりますし、SNSなどでの拡散の確率も高まります。

 

⬇3次元アート4次元アートについては、こちらで解説。

(スクロール不要で、該当の所まで自動で飛びます。)

左利きのエレン ストリートアートNFT!可能な戦略と3~4次元化
ストリートアートをテーマにしたマンガ作品と連動したNFTアートが販売されました。さらに「入札記念NFT」と「マンガ原稿NFT」も無料配布されました。「概要とメリット・デメリット」「可能なメタバース戦略」「アートの3次元化・4次元化」を解説。

メタバースの案内役・広報役としてVTuberが増加?

観光地メタバースとVTuberは、セットで運営すべき

「リアル観光地への集客」を目的にメタバースを運営するなら、その案内役・広報役が必要になります。

広告宣伝するにしても、象徴となるキャラがいる方が印象に残ります。

実際に、バーチャルOKINAWAでは、沖縄県ご当地VTuber根間うい さんが案内役・広報役をしています。

 

また、

コロナによる渡航制限解除後を視野に入れて海外旅行者を対象にする場合、日本発祥の文化であるVTuberは、日本の観光地を知るキッカケになりえます。

VTuberは、今や世界中に浸透した娯楽文化であるとともに、メタバースとの相性も良いです。

 

前述したとおり、日本は富裕層旅行者の獲得は上手く行ってません。

しかし、コロナにより市場拡大したVTuberを接点に、渡航制限の解除後にリアル観光地への集客を狙う戦略は有望と言えます。

VTuber➡メタバース➡リアル観光地

…という感じで、観光客(富裕層・一般層の両方)を海外から集客する有望な戦略になりえます。

(⬇メタバースとVTuberの相性の良さについては、こちら。)

メタバースは「VTuber・仮想通貨・NFT」で形成されていく
Facebook社が社名を「meta」に変更するなど、大企業がメタバース事業をはじめる事例が相次いでいます。事業をはじめる理由は、経済圏での活動で利益を得るためです。メタバースによって生まれる経済圏を構成する「人・お金・所有権」を解説。

VTuber×メタバース事例は、増えていく

また、メタバースにおいて、VTuberが案内役・広報役をする事例は複数あります。

⬇またVTuber界において、メタバースと地方創生については、すでに会議などが行われており、これからの活性化が期待できます。

 

さらに、

日本の渋谷や大阪・韓国のソウル市・中国の武陵源区など・世界の自治体もメタバース展開を始めています。

(いずれは、行政サービスの多くもメタバース内で完結するようになるでしょう。)

そして、案内役・広報役は必須ですので、VTuber運営を併行するのが合理的なのです。

 

親しみやすいアニメ志向アバターであるVTuberは、メタバース運営に適しています。

大人はもちろん、子供も気軽にメタバース機器を使うような文化が浸透すれば、なおさらアニメキャラのようなVTuberの存在がさらに有望な戦略になります。

 

「VTuber×メタバース×地方創生」は、世界の観光地マーケティングの定番戦略となっていく可能性が高いのです。

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