切手NFTとは?世界の実例&VTuber切手&戦略を未来予測

NFT

NF亭ショウタです。

かつて絶大な人気を誇った切手コレクションは、市場規模が縮小しています。

しかし、NFTの登場によって、「切手NFT」という新しい市場として、復活する可能性があります。

 

すでに漫画やアニメとのコラボ切手はよく発売されていますが、NFT化することによりNFTコレクターからも収集の対象になるでしょう。

「メタバース」「VTuber市場」との融合の可能性も、くわしく解説していきます。

切手NFTとは?

基本的には、「デジタル郵便切手の所有権を、ブロックチェーンで管理するモノ」を意味します。

しかし、後述するアメリカのように、

「現実世界の郵便物の郵送履歴を、ブロックチェーンで管理するモノ」を意味することもあります。

 

まだ前例が少なく、数えるほどの事例しか存在しません。

⬇ここから、世界中の事例を解説していきます。

前例

オーストラリア

オーストラリアは今までに3回、切手NFTを発行しています。

・「Crypto Stamp 1.0」2019年6月発売

”世界初の切手NFT”と言われています。

5種類の切手が6.90ユーロ(約880円)で合計15万枚 販売されました。

購入者は、

  • 物理的に存在する切手
  • ブロックチェーンで証明される所有権

…の両方を得ます。

NFTコレクションとして所有できますし、郵便物を送るためにも使えるのです。

 

購入者が受け取る物理的な切手には、QRコードが印刷されています。

そのQRコードをアプリで読み取れば、Crypto Stampウォレットへアクセスして、切手NFTの所有権も受け取れるのです。

 

⬇また、これ移行も新バージョンの「2.0」「3.0」が発売されています。

・「Crypto Stamp 2.0」2020年6月発売

・「Crypto Stamp 3.0」2021年6月発売

新バージョンでは小型チップが埋め込まれており、スマホを近づけるだけで所有権の証明が可能です。

今後も「4.0」「5.0」と新バージョンが出てくることが期待できます。

ランボルギーニ

・「The Automobili Lamborghini Collection」2020年5月発売

ランボルギーニは、イタリアの高級スポーツカーのブランドです。

上の画像は、ランボルギーニのスポーツカー「ウラカンEVO RWDスパイダー」を切手NFT化したモノであり、2万枚限定発行されました。

同社のスポーツカーの切手NFTはシリーズ化を予定しており、今後も新作が発行されると思われます。

 

また、ランボルギーニ社はNFT事業を複数 行っているため、スポーツカー好きなNFTコレクターはランボルギーニ社の動向をチェックしておくべきでしょう。

アメリカ

・郵送履歴などをブロックチェーン管理する技術:2021年04月開始

 

これは、「切手NFTを発売」ではなく、「郵送履歴データをブロックチェーンで管理」という事例です。

なので、コレクション要素はゼロであり、完全な機能性重視のNFTです。

 

現実の郵便物の郵送に対して、

  • 実際の郵便物に押印
  • ブロックチェーンに記録

…という、”2段構えの郵送履歴データ管理”といえます。

 

ブロックチェーン技術が社会インフラ化していくにしたがって、NFTでの郵送履歴データ管理も一般化していくかもしれません。

⬇参考記事

NFTバブル?NFTが一過性ブームでなく"インフラ"になる理由
「NFTは一過性のブームに過ぎない!」…という意見を見かけます。これは「NFT=デジタルデータの所有権の証明」という本質を理解していない意見です。この記事では、なぜNFTがインフラといえるレベルにまで普及するのか?…という理由について解説。

しかし、「わざわざ郵送履歴を半永久的にブロックチェーンに記録する必要があるのか?」という疑問点もあります。

一定期間保管すれば、あとは基本的に不要になると思われる郵送履歴ですので、従来どおりの記録方法でも良い気がします。

住所や氏名などの個人情報に配慮されたとしても、半永久的に履歴が残るのは、やはり不安につながります。

 

これは、これからの改良が必要なポイントと言えます。

アラブ首長国連邦

・「Golden Jubilee 2021」2021年12月発売

アラブ首長国連邦が建国記念日を祝う切手NFTを発行しました。

上記画像は、4種類 発売された中でも最も高価であり、1グラムの金(ゴールド)が含まれています。

切手に印刷されたQRコードを読み込むと、対象のNFTにアクセスできます。

また、小型チップが埋め込まれており、スマートフォンを近づけると所有権を確認できます。

切手NFTの特性

買うと、物理的に存在する切手を受け取ることができます。

そして印刷されたQRコードを読み取りNFTにアクセスして、自分のウォレットにNFTの所有権を移す…という手順になります。

 

また、

アメリカの事例のように「ブロックチェーンで郵送履歴を管理」という試みは、ブロックチェーン技術が社会に浸透していけば、今後のスタンダードになっていくかもしれません。

従来の切手コレクション市場

世界一高額な切手は約9億7000万円

世界で最も高額で取引された切手は、南アメリカのギアナで1856年に発行された1セント切手「British Guiana One Cent Black on Magenta」です。

この切手は、世界で1枚しか発見されていません。

また、形状が八角形ということも、非常に珍しいです。

 

2014年に開催されたオークションで、切手史上最高額の950万ドル(約9億7,000万円)で落札されました。

コレクターは現象・市場は縮小の傾向

高額の落札事例があると「切手市場はスゴい」と思いそうですが、実際は縮小を続けています。

日本最大の切手関連コミュニティである日本郵趣協会の会員数は減少を続けており、今後も減少していくことが予想されています。

画像引用:郵便・切手から 時代を読み解く

また、取引相場においても、「この5年間で1/3ほどに価格が下落」しています。

日本の代表的なヴィンテージ切手として有名な「見返り美人」の5枚組シートを例に上げると、

  • 通常シート:15,000円➡3,000~5,000円くらい
  • 美品シート:50,000円程度➡15,000円〜20,000円

…という感じに、昔に比べると取引相場は急激に下がっています。

・1948年発行「見返り美人」

また、同じく有名な切手である「月に雁」なども、買取価格が1/3ほどの価値になっています。

 

⬇切手コレクター減少、市場縮小の理由を解説していきます。

趣味の多様化

スマホや格安パソコンの普及により、ネットに触れる機会が格段に増加しています。

ネットではYouTubeやNetflixなど、無料or格安で楽しめる多種多様なサービスがあります。

つまり、”趣味の選択肢”が爆発的に増えたのです。

そのため、若い人は切手収集に興味を持たなくなっています。

 

また、

現在 切手コレクターである高齢者層も、年月の経過とともに生涯を終えていきます。

つまり、新しい切手コレクターは増えず、既存の切手コレクターは減っていく一方なのです。

切手を意識する機会が減少

ネットは、「情報伝達手段」として非常に有効です。

初期は電子メールから始まり、現在はSNSというツールがあります。

世界中どこからでも、非常に手軽な情報伝達が可能なのです。

そのため、切手を貼ってハガキを送る…という機会が極端に減ったのです。

 

物理的に存在する品物は郵便物として送られますが、Amazonなどでは印刷された消印のみであり、切手は貼られていません。

つまり、切手という存在そのものを意識する機会が格段に減少しました。

 

また、年賀ハガキなども需要が減り続けており、発行数も減少しつづけています。

画像引用:Yahooニュース

つまり、お祝いごとの慣例としての郵便物すらも廃れつつあるので、切手そのものが視界に入る機会が極端に少なくなっているのです。

額面の高額化により購入ハードルが高い

昔は、「1円切手」「5円切手」などの額面が低価格の切手も多かったです

なので、お金に余裕がない子供でも手軽にコレクションを始めることができました。

 

しかし、今は切手の額面も上がっています。

シートで買えば、数百円~数千円かかりますし、それが数種類のパターンで販売されれば、さらに多くのお金が必要になります。

切手のコレクションは、経済的に余裕がある人しか手を出せない”敷居の高い趣味”になっているのです。

「オワコン市場」と認識されやすい

  • コレクター減少
  • 市場自体が縮小

…という状況自体が、さらにその状況を加速させています。

 

コレクターの減少は、「お互いのコレクションを自慢しあう」「コレクター同士の会話を楽しむ」ための相手が少なくなることを意味します。

切手コレクターは高齢者が多く、ネットに疎い人も多いです。

また、若者と高齢者では、感性の違いなどもあり、会話をするにも壁となりえます。

 

さらに、縮小しつづけている市場よりも、拡大しつづける市場の方が将来性があります。

将来性が低い市場より、将来性が高い市場に興味を持つのはとうぜんです。

つまり、「オワコン市場」と認識されやすいので、新規参入者が入って来にくいのです。

プレミア価格がつく切手は極少数

世界には非常に数多くの切手が存在しますが、希少性で高値がつく切手は とても少ないです。

どんなモノにも当てはまりますが、需要がなければプレミア価格はつきません。

 

なので、古い切手であってものほとんどが額面以上の価値がつかず、そのまま郵便物に貼ってフツーに使われているのが現実なのです。

漫画・アニメとコラボ切手も多い

漫画やアニメとコラボした切手も多種多様のモノが存在します。

手塚治虫やドラえもんなどの往年の名作から、ONE PIECEやエヴァンゲリオンまで多くのコラボ切手が期間限定で発売されてきました。

・こちらのリストで、多種多様のコラボ切手を確認できます。

新しく切手に触れる機会を作ろうとする、企業努力がうかがえます。

カワイイ切手コレクター「切手女子」という新ジャンル

近年では、「切手女子」というジャンルが生まれています。

従来の切手コレクターとは対象的に、カワイイ切手を集める女性たちを指します。

背景や歴史的価値など難しいことは考えず、感性のままカワイイ切手を集めるのです。

切手市場への経済的影響は少ない印象ですが、これも1つの楽しみ方といえるでしょう。

 

SNSなどで発信活動なども行っているので、これから切手の魅力を広めてくれる存在になりえます。

世界中の切手コレクター・NFTコレクター両方の興味を引ける

切手NFTは、NFTコレクターにもコレクション対象としての選択肢に入ります。

それに加えて、裕福な切手コレクターにもコレクション対象として認識されやすいです。

 

ほとんどの切手コレクターは高齢者なので、「NFT?なにそれ?」状態の人が多いでしょう。

しかし、その中の一部の切手コレクターは、NFTも理解している人もいるでしょう。

その人達が、NFT切手コレクターになってくれるかもしれません。

若者よりも高齢者のほうが経済的に余裕がある人も多いので、切手NFT市場の拡大にもつながりそうです。

切手市場での話題性

NFTコレクターは、新しいコンセプトのNFTに非常に敏感です。

新しいコンセプトは、それだけで注目を集めやすいのです。

そして切手NFTは、切手コレクター界でも革命的なアイテムといえます。

すでに複数の事例があるので、NFT業界からしたらインパクトは薄れているのは否めません。

しかし、まだNFT切手が発行されたことが無い国の切手業界からしたら、「NFT切手?なんかスゴそう!」と興味を持ってもらえるチャンスになります。

 

これからドンドン切手NFTは登場して、切手コレクター専門誌などにも記事として取り上げられる機会が増えていくでしょう。

そうすれば、多くの人が切手NFTに興味を持つキッカケになります。

 

「NFTをコレクションする」という概念が知られていけば、NFT切手コレクターも増えていくでしょう。

VTuberの切手もNFT化する?

VTuber切手の前例

VTuberとのコラボ切手は、複数の事例があります。

最初の方の事例はネット販売のみでしたが、徐々に郵便局での店頭販売も増えています。

これからも事例は増えていくでしょう。

バーチャルシンガーYuNi

・「YuNi 1st Anniversary!フレーム切手セット」2019年6月3日発売

  • 郵便局のネットショップ

…で発売されました。

YuNiさんは、(自称)世界初バーチャルシンガーであり、歌ってみた動画を多数 公開しています。

100曲を超える歌を歌ってみた動画があるので、休憩時間などに聴いても良いでしょう。

 

もし、YuNiさんがNFT切手を発売する場合、「歌声付き 切手NFT」として発売すれば、差別化しやすいです。

VTuber始祖キズナアイ

・「キズナアイ 3rd Birthday! フレーム切手セット」2019年6月10日発売

  • 郵便局のネットショップ

…で発売されました。

キズナアイさんは、VTuberの始祖として知られています。

2016年から活動を開始して、VTuberという娯楽文化を定着させる偉業を成した人物(?)なのです。

現在は、さらなる飛躍のために本人はスリープ状態(活動休止)ですが、アニメ化をはじめとして複数のプロジェクトが進行中です。

今後、パワーアップして帰ってきたキズナアイさんが、NFT切手を発売する可能性もあるでしょう。

世界最大VTuber事務所ホロライブ

・「ホロライブ オリジナル フレーム切手セット」2021年5月2日発売

  • 郵便局のネットショップ
  • 東京中央郵便局、秋葉原UDX内郵便局、深川郵便局、豊島郵便局の総計4局

…で発売されました。

・「hololive 1st Generation 3rd Anniversary LIVE「from 1st」フレーム切⼿セット」2021年5月28日 発売

  • 郵便局のネットショップ

…のみで販売されました。

ホロライブは、世界最大のVTuber事務所として有名です。

チャンネル登録者数100万人を超えるVTuberが数多く在籍しており、非常に大きな影響力を持っています。

 

切手に触れてもらうキッカケを作るために、コラボ切手を発売するのは とても効果が高いでしょう。

埼玉県ご当地VTuber春日部つくし

・「春日部つくし」2021年7月12日発売

  • 郵便局のネットショップ
  • 埼玉県春日部市の全郵便局、大宮郵便局、吉川郵便局、東京中央郵便局、豊島郵便局の総計22局

…で、発売されました。

埼玉県ご当地VTuberとして活動しており、2021年12月には埼玉県のバーチャル観光大使に公認されています。

僕の知る限り、ご当地VTuberの切手化の最初の事例です。

福岡県博多ご当地VTuber舞鶴よかと

・「舞鶴よかとフレーム切手&レターセット」2021年12月7日発売

  • 郵便局のネットショップ
  • 吉川郵便局(埼玉県)、東京中央郵便局、福岡中央郵便局、博多郵便局、太宰府天満宮前郵便局の総計5局

…で発売されました。

舞鶴よかとさんは食レポなども得意ですので、「舞鶴よかと×郵便局×ご当地グルメ=舞鶴よかと ご当地グルメ切手」などを発売しても面白いです。

沖縄県ご当地VTuber根間うい

・「根間うい」2022年3月4日発売

  • 郵便局のネットショップ
  • 吉川郵便局(埼玉県)、秋葉原UDX内郵便局、東京中央郵便局、那覇中央郵便局、那覇新都心郵便局、美栄橋郵便局の総計6局

…で発売されました。

⬇根間ういさんは、沖縄でメタバース事業なども行っており、今後NFT事業に参入する可能性もあります。

メタバース地方創生!バーチャルOKINAWA×ご当地VTuber
仮想世界メタバースは、現実世界の地方創生も可能です。また、特定の地方の魅力を発信するご当地VTuberと呼ばれる人たちがいます。これからは、自治体が公認して”メタバース”と”ご当地VTuber”を運営していく事例も出てくるでしょう。

切手NFT化する可能性も、比較的高いVTuberといえます。

富士葵

・「Fuji Aoi」2022年3月16日発売

  • 郵便局のネットショップ
  • 総計136局:参照

…で発売されました。

富士葵さんは、VTuber界でも初期から活動しており、長年応援しているファンが多いです。

また、歌声がとても綺麗なので、140曲以上ある歌ってみた動画を聴いてみると良いでしょう。

ご当地VTuberは、とても切手化されやすい

今回、複数のVTuberの切手の実例をあげました。

そして、これらのVTuberのYouTubeチャンネルの登録者数を比較してみます。

【YouTubeチャンネル登録者数】

VTuberシンガーYuNi=36.7万人
VTuber始祖キズナアイ=308万人(サブチャンネル151万人)
埼玉県ご当地VTuber春日部つくし=4.3万人
福岡県博多ご当地VTuber舞鶴よかと=2.5万人
沖縄県ご当地VTuber根間うい=6.7万人
富士葵=33.8万人

■VTuber事務所ホロライブメンバー
宝鐘マリン=184万人
兎田ぺこら=189万人
白上フブキ=186万人
湊あくあ=154万人
戌神ころね=178万人
夏色まつり=121万人
夜空メル=65.2万人
アキ・ローゼンタール=65.6万人
赤井はあと=134万人

※2022年3月時点

これを比較すると、「ご当地VTuber」は、そうでないVTuberに比べて圧倒的に登録者数が少ないです。

また、全体の総数でも、ご当地VTuberはVTuber業界の内の ごく一部の”ニッチなジャンル”なのです。

(※日本国内 VTuber総数=約1万6千人。ご当地VTuber総数=約100〜200人。)

 

つまり、ご当地VTuberは圧倒的に切手化されやすいといえます。

理由は、

「その ご当地VTuberが発信している地方を中心に販売」という戦略が有効、と思われるからです。

たとえば、

  • 沖縄県ご当地VTuberの切手なら、沖縄県を中心に販売
  • 埼玉県をご当地VTuberの切手なら、埼玉県を中心に販売
  • 福岡県ご当地VTuberの切手なら、福岡県を中心に販売

…という風に売ったほうが興味を持たれやすいです。

つまり、特定の狭い範囲に訴求しやすいのが、ご当地VTuberの特徴の1つといえます。

 

対して、

他のキズナアイやホロライブメンバーなどは、特定の地方の魅力を発信…という活動は特にしていません。

なので、全国の店舗(+ネット)で広く販売しているのです。

 

もちろん、全体の売上総数でいうなら、有名なVTuberの方が圧倒的に上だと思われます。

しかし、(繰り返しになりますが)ご当地VTuberは特定の地域に強く訴求しやすい存在です。

なので、圧倒的にチャンネル登録者数が少なくても、特定の地域を中心に販売する前提で切手化されやすいのです。

 

また、「ご当地VTuberというジャンル」自体のファンも多く存在します。

まったく違う都道府県で活動する 複数のご当地VTuberの配信に、チャットやコメントをする人も多いのです。

つまり、ご当地VTuberの切手は、そのご当地VTuberが活動する地域以外からも購入されやすい…と推測できます。

現実問題として、大手事務所とコラボするにも多額のお金がかかります。

 

しかし、ご当地VTuberはチャンネル登録者が比較的少なく、コラボするお金も比較的低いと思われ、その割に効果が高いと思われるので、有効な戦略なのです。

「VTuberの切手NFT」は、確実に販売される

VTuberにとって「切手化される」というのは、1つの”箔がつく”状態です。

切手化されたいVTuberは多いでしょう。

 

また、郵便局の立場からしても、

VTuber切手を販売するということは、VTuberファン層に郵便業界に触れてもらう機会を生み出すことになります。

⬇すでに、「VTuberのNFT」は数多く存在するので、「VTuberの切手NFT」も今後は登場するのが自然な流れです。

【VTuberのNFT販売事例】NFTが可能にする2つの新戦略
「VTuber×NFT×メタバース」は、極めて大きな可能性を持ちます。3DアバターのVTuberはもちろん、2DアバターのVTuberでもNFTを融合させることで大きな可能性を秘めています。さらに「VTuber事務所」の戦略も激変します。

漫画やアニメキャラの切手が販売されるのと同様に、VTuber切手は今後も発売されていくでしょう。

切手NFTで可能な戦略

メタバース上に、切手NFT美術館

メタバース市場は、急激に発展しています。

そして、メタバース上に”NFTの美術館”が建設される流れが起き始めています。

⬇すでに、メタバースでの美術館の実例は存在します。

【記事作成中】

そして、NFT切手の美術館もメタバースに建設することができます。

 

メタバースの利用者は、今後ドンドン増加することは確実です。

切手NFT美術館ができれば、NFTコレクターもとうぜん興味を持って訪れます。

そして、切手NFTに興味を持ってもらえるチャンスを生み出せるのです。

地方の名所の切手NFT

地方の郵便局やネット上で限定販売されている「ご当地フレーム切手」が存在します。

地方の名所の風景のイラストや写真などを、記念品として切手にしたものです。

これも、NFT化することが可能です。

NFTは静止画だけでなく、
⬇画像に変化をつける、GIF画像でも可能です。

なので、季節で桜・紅葉・雪に変わる名所のGIFを切手NFTにすれば、色彩豊かで見て楽しめる切手になるでしょう。

360度動画 切手NFT

「360度動画」を、切手NFTにすることも可能です。

現時点では、360度動画がNFTになったという事例は知りませんが、そのうち事例は生まれるでしょう。

それを、切手NFT化することも当然可能です。

 

名所の景色を360度見ることができたり、夏はセミの鳴き声が聞こえたりしてもよいでしょう。

革新的な印象を与え、NFT業界でも情報拡散される可能性が高いです。

ほぼ すべてのコンテンツは、切手NFT化できる

ここまで挙げたアイデア以外でも、多くのコンテンツは切手NFTにすることができます。

他にも、時間をかけて考えれば候補は いくらでも出てくるでしょう。

⬇ふるさと納税の返礼品として切手NFTを配布して、地方創生に活かすことも可能です。

北海道 自治体「現地でのみ買えるNFT」ふるさと納税返礼品の実験
「現地でしか入手できないNFT」があります。地方自治体が公式に発行するNFTです。この事例から、地方自治体がどのようにNFTを利用すべきかの本質を学べます。「NFTの詳細」「メリット・デメリット」「未来予測」を解説します。

 

また、日本よりも海外の方が圧倒的に市場規模がデカいです。

【NFT市場規模】日本と海外の比較&超深刻な4つの課題とは?
NFT市場は爆発的に拡大しており、日本と海外では市場規模に圧倒的な差があります。この記事で「NFT市場が爆発的に増大する理由」「なぜ、日本と海外のNFT市場規模は圧倒的な差があるのか?」「NFT市場の問題点と、今後の課題」 を解説。

したがって、切手NFTの海外展開を考えるのは、必須と言えます。

国際郵便切手のNFT化もありえるでしょう。

また、前述したVTuberは、海外人気も高い日本文化ですので、「VTuberの国際郵便 切手NFT」も、実現したら面白そうですね。

⬇こちらで理由を解説してますが、VTuberは、メタバース・NFT双方と非常に相性が良いのです。

メタバースは「VTuber・仮想通貨・NFT」で形成されていく
Facebook社が社名を「meta」に変更するなど、大企業がメタバース事業をはじめる事例が相次いでいます。事業をはじめる理由は、経済圏での活動で利益を得るためです。メタバースによって生まれる経済圏を構成する「人・お金・所有権」を解説。

 

切手NFTは、「縮小していく市場が、NFTと融合して蘇生!」というモデルケースになるかも知れません。

胸アツですね。

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