CryptoNinja(国産NFT)VTuber化!二次創作マーケティング

cryptoninjaVTuber VTuber

NF亭ショウタです。

イケダハヤトさんのNFT「CryptoNinja」のVTuber化計画が進行中です。

NFTキャラのVTuber化は、僕の知る限り世界初の事例です。

 

他にも、CryptoNinjaでは

・マンガ
・小説
・ゲーム
・音楽
・格闘ゲーム
・etc

といった二次創作が活発に行われています。

もはや、”CryptoNinjaの二次創作市場が創られつつある”と言えます。

この記事では、CryptoNinjaのVTuber化と、その戦略の本質について解説していきます。

CryptoNinjaは二次創作での収益化を公認

CryptoNinjaは、有名インフルエンサーであるイケダハヤトさんが運営するNFTシリーズです。

イケハヤCryptoNinjaのNFT

2021年9月に運営を開始してから、日本を代表するNFTシリーズの1つになりました。

(⬇詳細はこちら。)

イケハヤNFT・CryptoNinjaとは?関口メンディーも購入
■イケハヤNFT「CryptoNinja」の状況を数分で理解■CryptoNinjaは、有名なイケダハヤトさんのNFTアート。状況を知りたくても状況の変化が激しく「断片的な情報が点在」しているので、特に重要度の高い内容をまとめました。

このCryptoNinjaには、大きな特徴があります。

それは、二次創作での収益化を全面推奨していることです。

しかも、著作権使用料がゼロであるため、利益はすべて二次創作をしたクリエイターの取り分となるのです。

(※二次創作ガイドラインは、公式Discordグループで最新情報を参照。)

 

そのため、クリエイターたちによる二次創作作品がとても活発です。

イケダハヤトさん自身が運営するCryptoNinja公式Discordグループ内では、多くのクリエイターたちによる二次創作のアイデアや進捗状況などの情報が飛び交っています。

また、二次創作イラストを公式公認でNFT化して販売できるサービスニジソーでは、運営当初から関わっており、CryptoNinjaの二次創作市場を盛り上げようとする姿勢がうかがえます。

CryptoNinja二次創作の事例

二次創作は、公式Discordグループで普段から情報交換を行っているクリエイターによって行われることがほとんどです。

また、イケダハヤトさんはCryptoNinja二次創作で発生した利益については、著作権料は一切取らないと明言しています。

 

CryptoNinja二次創作で収入を得るクリエイターが増えれば、それだけ多くの人にCryptoNinjaを認知拡大できます。

結果、CryptoNinja自体の知名度が上がり、長期的には得なのです。

これは、とても興味深いマーケティング戦略と言えるでしょう。

マンガ

公式ファンサイトで不定期連載されています。

CryptoNinjaのキャラクターを4コマ漫画として描いています。

 

また、Twitter上で連載されているマンガもあります。

小説

こちらも、公式ファンサイトで不定期連載されています。

SNSで一般募集をしたり、小説家に依頼をして書き下ろしてもらうこともあります。

リアルグッズ

手軽にグッズを作れて、配送も代行してくれるプラットフォームBOOTHで販売されています。

BOOTHは”受注生産”のプランもあるため、在庫が余って赤字…というリスクがありません。

なので、VTuberの収益化手段としても定番です。

今後もVTuberと同じくPixivFANBOXなどもつかわれるかもしれません。

格闘ゲーム

こちらはTwitter上で公開された、開発途中のプロトタイプです。

そのうち、3Dのアクションゲームも開発されるかもしれませんね。

LINEスタンプ・LINE絵文字

複数のLINEスタンプシリーズが存在します。

CryptoNinjaLINEスタンプ

また、LINEスタンプ・LINE絵文字をNFT化する話も進んでいるようです。

音楽

CryptoNinjaのテーマソングです。

NFTマーケットプレイスでNFT音楽として販売されています。

今後は、メタバース上で開催されるCryptoNinjaイベントでも流れるでしょう。

コスプレ

コスプレイヤーがTwitter上などでその姿を発信しています。

CryptoNinjaコスプレ

また、CryptoNinjaコスプレイヤーは少ししかいませんが、今後NFT市場が活気づけば、CryptoNinjaの知名度も上がってコスプレイヤーも増えるでしょう。

NFT(二次創作)

CryptoNinjaの本家本元(一次創作)はNFTですが、二次創作のNFTも販売されています。

CryptoNinja二次創作NFT

すでに複数のクリエイターにより二次創作NFTが出品されています。

CryptoNinja自体の知名度が高いので、二次創作NFTをキッカケにクリエイター自身の認知拡大にもつながります。

二次創作NFTがたくさん出品されていれば、本家本元のCryptoNinjaも箔が付きます。

とても合理的なWin-Winの関係性を築いているのです。

メタバースも二次創作

そして、二次創作でCryptoNinjaメタバースも制作されています。

CryptoNinjaのメタバースが人気が出れば、とうぜん大きな経済圏が生まれます。

また、CryptoNinja関連のアイテムがNFT化されて販売される可能性もあります。

例えば、アバターに身につけられるCryptoNinjaのファッションアイテムなども二次創作されて売買されるかもしれません。

⬇ファッションアイテムNFTについては、この記事で詳しく解説してます。

バーチャルスニーカーとは?ファッションのNFT化&メタバース融合
バーチャルスニーカーは手に取ることはできません。なので「実際に身につけられないのに、なんでお金を出してまで買うの?」という疑問が浮かびます。それには”メタバース業界”が深く関連しています。バーチャルスニーカーなどの需要が高まる理由を解説。

さらに、メタバース上では、店舗を構えることができるため、「CryptoNinja二次創作NFT美術館」などもできるかもしれません。

そこで二次創作作品NFTを宣伝・販売すればCryptoNinja二次創作市場全体の大幅な拡大になるでしょう。

【本題】メタバースと相性が良いVTuber化も計画

そして、VTuber化の計画も進行中です。

アバターは、すでに完成しているようです。

Discordグループ上では、VTuberを演じる人の募集も行われており、メタバースだけでなくYouTubeでも活動が予定されているようです。

また、無料配布されるアバターは、複数の人が受け取れるようです。

また、「複数の人が同じアバターで複数のVTuberチャンネルで活動しても良い」と発言しています。

なので、

⬇100万円以上の制作費でアバターが創られ無料配布された星野ニアさんと同じく、複数の人が同じアバターで別のVTuberとして活動していくパターンになるでしょう。

・星野ニアさんアバター無料配布のキッカケ

・その結果。星野ニアさんのアバターを無料配布された人の運営チャンネルが膨大に。
(画像クリックで拡大表示)

画像引用:Iotプロトタイピング

 

・・・イケダハヤトさんの知名度があれば、同じ外見のVTuberが大量に生まれる可能性もあるかもしれません。

もし「VTuberをやってみたい!」という熱意があれば、立候補してみてはいかがでしょうか?

VTuberは、安価で活動開始できる

また、すでに制作されたアバター以外に、好きなCryptoNinjaキャラを見つけた場合は、自分で調達することもできます。

「でも、アバター制作スキルを持ってないよ…!」
と思うかもしれません。

しかし、現在のVTuberのアバター相場価格は かなりお手頃です。

Live2Dなら30,000円ほどの予算からココナラなどで委託することができます。

別途モーションキャプチャは自前で調達する必要がありますが、それも無料アプリなどをインストールすればOKです。

メリット・デメリット

CryptoNinjaのVTuber化にも、とうぜんメリットとデメリットはあります。

メリット=大量にVTuber化すれば、活気づいている印象

既存キャラのVTuber化は、数え切れないほど多数の事例があります。

それまでの人気をVTuber活動にも引き継げると同時に、VTuber界でそのキャラの認知拡大できるからです。

 

それと同じく、VTuber化した際には、「VTuber界↔NFT界」の双方の業界を宣伝するネタになるので、CryptoNinja自体を認知拡大できるチャンスが生まれます。

また、CryptoNinjaのキャラをどんどんVTuber化すれば、活気づいている印象を与えることができます。

さらに、前述したマンガ・アニメなどの二次創作の情報を宣伝できますし、配信ネタも豊富で尽きないので、一石二鳥です。

 

また、有名インフルエンサーである、イケダハヤトさんのネームバリューやコネクションを使って、他のインフルエンサーたちに情報拡散されるための施策を練る・・・ということも可能になるでしょう。

デメリット=登録者が少ないVTuberばかりだと、不人気な印象

現在、VTuberは1万6千人以上が存在すると言われています。

とうぜん引退する人も多いですが、デビューする人もとても多いです。

そんな状況下では、しっかりとした戦略がなければ、他のVTuberの中に埋もれてしまうのです。

トークがおもしろいVTuberでも、数十人〜数百人くらいのチャンネル登録者しかおらず、一生懸命に活動しても人気が出ない人もとても多く存在するのです。

 

なので、CryptoNinjaのVTuberたちが、登録者が少ない状況だと

「CryptoNinjaってNFTシリーズ、VTuberやってるんだ!見てみよう!」
 ⬇
「チャンネル登録者が超少ないVTuberばかり。CryptoNinjaは人気が無いんだな…。」

というマイナスの印象を与えてしまうのです。

 

VTuber界では、2021年に”VTuberのNFT”が一気に注目され当初は売れていましたが、下半期からは目新しさもなくなり、売れにくくなりました。

VTuber NFTに関する新情報もめっきり減ってしまい「NFTはオワコン」と思われている印象があります。

⬇関連記事

【VTuberのNFT販売事例】NFTが可能にする2つの新戦略
「VTuber×NFT×メタバース」は、極めて大きな可能性を持ちます。3DアバターのVTuberはもちろん、2DアバターのVTuberでもNFTを融合させることで大きな可能性を秘めています。さらに「VTuber事務所」の戦略も激変します。

なので、”NFT系VTuber”という要素だけでは注目されにくいと言えます。

 

また、「複数の人が同じキャラクターで複数のVTuberチャンネル運営」も、さほどの注目を集めることは難しいです。

前例として、前述した星野ニアさんがいますし、
2018年開催のバーチャル蠱毒(1つのVTuberの座を多人数が争って、同じ外見のVTuber候補たちが一斉に活動開始。最後に選ばれた1人以外、全員消滅。正式名称「最強バーチャルタレントオーディション~極~」。)
のような強烈なストーリー性もありません。

バーチャル蠱毒

前例が複数あるので、それだけで高い注目を集めることは困難です。

 

VTuberは1万6千人以上いるため、他のVTuberと同じことをしていても埋もれてしまいます。

なので、しっかりと差別化できる運営戦略を練っていく必要があるのです。

二次創作の経済圏が発達➡本家NFTの人気が上がる

多くの有能なクリエイターはいますが、収入を確保できていない人も多いです。

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトで、単価の安い下請けをしているクリエイターも多いのです。

そんな状況のクリエイターにとって、CryptoNinjaの人気の恩恵を受けれる二次創作によって収益を得れるのは、とても有益なことです。

 

なので、二次創作による収益化の推奨を知ったクリエイターたちは、積極的に二次創作をします。

すると、二次創作の総量が増えますし、クリエイターたちは自分の二次創作作品を自主的に宣伝しようとします。

結果、本家CryptoNinjaの宣伝にもつながり、知名度が上がるのです。

 

世界に向けてNFTをPRしつつ、まだまだ未発達な国内NFT市場において、二次創作で地位を確立しておく・・・という、極めて興味深いマーケティングといえます。

”時代の波”を最大限に利用する、興味深いモデルケース

有名インフルエンサーたちは
「結果を出すにはその人自身の能力よりも、時代の波に乗ることが超重要」
という主旨の発言を口を酸っぱくして言います。

つまり、時代の変化を読み 、いち早く有利なポジションを取る・・・ということです。

そして、いま現在起こっている時代の波こそが、NFTとメタバースなのです。

 

世界ではNFTとメタバースが急速に知名度をあげており、多くの大手企業が参入しています。

つまり、極めて大きな時代の波が起こり始めているのです。

 

この記事で解説したように、イケダハヤトさんは「時代に波に乗る戦略」として、二次創作による認知拡大をしています。

VTuber化は、その戦略の内の1つのピースです

今からCryptoNinjaの二次創作の情報を追いかけておけば、イケダハヤトさんによる時代の波を最大限利用したマーケティングを体感できるのです。

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