NF亭ショウタです。
「我々が生きているこの世界は、コンピュータで作られた仮想現実である」
…という考え方が存在します。
僕たちは、より高次元の存在によって作られた仮想現実で生きている可能性が高いのです。
そして、僕たちの世界でもメタバースが存在します。
いずれは、メタバースがより大規模化・高性能化していき、地球規模のメタバースが創られるでしょう。
すると、その中でAIなどが意思を持って活動するようになります。
そして、メタバースという仮想現実内で、いずれは地球規模の経済圏が創られていくでしょう。
この記事では、
- 「この世界は仮想現実」論の根拠
- 地球規模のメタバースを創ったら どうなる?
- 生まれる経済圏
…を、解説していきます。
この世界=VR(バーチャルリアリティ)説
概要
「我々が生きているこの世界は、高次元の存在により創られたバーチャルリアリティである」
…という説が存在します。
これは、「シミュレーション仮説」と呼ばれています。
この世界は、超高性能コンピュータによって処理されて動いており、実体を持たない仮想世界であるとする考え方です。
そして、その中で活動するすべての生物たちは、高次元の存在により創られたAIなのです。
シミュレーション仮説のような考え方は昔から存在しており、古くは古代インドでもそのような考え方が伝わっています。
近年では、世界的に有名な起業家イーロン・マスクが「この世界がコンピュータによる仮想世界である確率は、ほぼ100%」という主旨の発言をしています。
また、世界的な大富豪 数人が、”この仮想世界から脱出する方法”を、大金を投じて探している…という話もあります。
近年、最先端の科学研究により、このシミュレーション仮説が有力視されています。
この世界が仮想現実であることを示す根拠とされる事例も、数多く存在するのです。
詳しく解説していきます。
目的
高次元の存在が、地球規模の仮想現実のシミュレーションをするメリットを挙げるなら、3つに大別できます。
- 研究
- 娯楽
- 経済圏を生む(金銭的な利益を得る)
地球規模の超巨大な世界を創り、そこで知的生命体を活動させれば、ありとあらゆるデータを得ることができます。
様々なジャンルでの「研究」に役立てることができるでしょう。
また、「娯楽」としても大きなメリットがあります。
娯楽目的でメタバースを創る延長線上として 地球を創ることも、創造性や知的好奇心が刺激されます。
⬇「ドラえもん 創生日記」のように、自分が創った世界の中に入って楽しむことができるのです。
また、経済圏が生まれることにより、金銭的利益を得ることもできます。(後述)
根拠とされる代表的な事例
シミュレーション仮説を裏付ける根拠は、多く存在します。
それらの中から、いくつか解説していきます。
二重スリット実験
シミュレーション仮説を立証する根拠として、最も有名であり有力とされるのが、二重スリット実験です。
これは、「”粒子の動き”を観測するorしない で、結果が変わる」という極めて不可解な現象です。
⬇実験をすると、”観測の有無”で
- 2つのスリット(隙間)に粒子を飛ばす
- パターン1:スリット通過時の 粒子を「観察する」➡”粒子”として動く
パターン2:スリット通過時の 粒子を「観察しない」➡”波動”として動く
…というふうに、結果が2パターンに分かれるのです。
つまり、「観測するか否かで、粒子の動きが変わる」という、信じがたい現象なのです。
⬇”スリット通過時の粒子”を観測するか否かで、粒子の性質が変わり、結果として壁に現れる粒子の着弾跡が変わる。
これは、観測者が不在の時はコンピュータ処理の負荷の軽減のために「波動」として動くが、観測者がいるときは「粒子」として動くということです。
(観測者がいない時には、コンピュータ処理の負荷を抑えるために、ミクロレベルの描写は大幅省略されて波動の動きになります。
しかし、観測者が顕微鏡で粒子を観測した時のみ、粒子としての構造や動きが正しく描写されるのです。)
光速(約30万km/秒)という”移動速度の上限”
この宇宙において、光速よりも速く移動するモノは存在しません。
(※宇宙自体の膨張速度は、光速の3倍。)
これは、この宇宙が仮想現実と考えると、納得がいきます。
この仮想現実の情報処理をするコンピュータの処理速度にも、とうぜん限界があります。
なので、「コンピュータの情報処理速度の上限値」として、移動速度の上限=光速(1秒間に約30万km進む)を設定したのではないか?…と言われています。
また、「”知的生命体同士の通信速度”を制限するため」という見方もあります。
もし、光がゼロ秒で宇宙の端から端まで届くようにしてしまったら、知的文明を築いた星同士がお互いの存在を認識するのが極めて容易になってしまいます。
すると、多数の知的生命体による文明交流が始まりやすくなり、それぞれの文明の独自性が失われていきます。
もちろん、文明交流により化学反応を起こす…という可能性もありますが、それよりも「一番発展した文明に、その他の文明が教えを乞う」というパターンになる可能性が圧倒的に高いと思われます。
なので、通信速度に制限を設けて文明交流を あえて困難にすることで、それぞれの文明の独自性を保っている…という可能性もあるのです。
「高速移動時」「巨大な物体の近く」は時間の流れが遅延
- 移動速度が光速に近づく
- より巨大な物体の近くにいる
…と、時間の流れが遅くなることが研究結果で明らかになっています。
これは、この世界をシミュレーションしているコンピュータの「処理落ち(コンピュータによる情報処理の遅延)」であるとされています。
つまり、物体が光速に近い速度で移動したり、巨大な質量を持つ物体がある場合、それだけコンピュータの情報処理の負荷が高まるので、時間の流れが遅れると思われるのです。
世界は、数式で表せる
この世界の自然現象や物理現象の多くは、驚くほど数式で記述可能といわれています。
これは、「この世界の現象は、すべてコンピュータで演算されている」と過程するなら、納得がいきます。
世界をプログラムするときには、とうぜん物理法則を設定する必要があります。
プログラミング言語でも、跳ねるボールの動きなどの物理法則もコンピュータで設定・演算されます。
それと同じようにこの世界の物理法則も、高次元の存在によって設定・演算されている可能性が高いのです。
飛行機や鳥が空中で止まる
空中を飛んでいる飛行機や鳥が、とつぜん座標固定されてしまった様に 全く移動できなくなる事例は、動画として収められています。
物理法則的にありえないことです。
これは、コンピュータ処理のバグが発生した…と考えることができます。
マンデラエフェクト
マンデラエフェクトとは、「事実と異なる記憶を、不特定多数の人が共有」するという現象です。
例えば、「東京都大田区」という地名があります。
ですが、多くの人が「東京都太田区」であるという記憶を持っているのです、
インターネット上には「いつから”太田区”から”大田区”に変更されたのですか?」という疑問を持つ人が多く存在します。
(僕自身、ずっと”太田区”と思っていました)
それ以外にも、マンデラエフェクトの事例は、数多く報告されています。
これらは、この世界をシミュレーションしている時に、なんらかの不具合が生じたため、「不具合が生じる前に世界の時間を巻き戻した」ことの痕跡ではないか?…と言われています。
(また、シミュレーションしている者が単に過去をカスタイズして楽しんでいる可能性も。)
そして、人々の記憶を改変したが、改変されなかった人々が少数存在している…ということです。
パラレルワールド
パラレルワールドの存在も、この世界が仮想現実である根拠にもなりえます。
なぜなら、この世界が何かの目的をもってコンピュータでシミュレーションされているならば、とうぜん様々な進化を辿って行った方が、高次元の存在からしたら有益だからです。
つまり、重要な決断に対する解答により、世界を分岐させて(パラレルワールドを作って)それぞれをシミュレーションしていく方が、より合理的です。
(シナリオ分岐するゲームをする際、すべてのシナリオを知りたくなるのと似ているかも。)
引用:GIGAZINE
つまり、世界は無限と思えるほど超膨大な数に分岐していて、それらをパラレルワールドと呼ぶのです。
前項で「時間を巻き戻した際の、記憶改変が不完全➡マンデラエフェクト発生」と解説しましたが、
マンデラエフェクトは、「パラレルワールドからこの世界に来た人たちとの記憶の相違」という可能性もあります。
なんらかの要因で、分岐したパラレルワールドからこの世界に来てしまったが、パラレルワールドで過ごした際の記憶のままなので、この世界との記憶に矛盾が生じてしまっている…といえるのです。
その他、あらゆる不可解な現象全て➡プログラムのバグ
他にも、この世界には不可解な現象が多く存在します。
それらすべてが、「コンピュータのバグ」であると仮定すると、すべて説明できてしまうのです。
僕が個人的に根拠としている事例
高次元の存在が、この世界(VR)に来ている
この世界が仮想現実であるとして、それを管理する高次元の存在は、とうぜんこの世界の住人として行動することもあるでしょう。
とうぜん、この世界の住人に知覚されないように透明人間として行動することも可能です。
しかし、この世界の住人の詳細なデータ採取・コミュニケーションを楽しむことが目的なら、この世界の住人に知覚される必要があります。
その場合は、とうぜん何らかのアバターが必要になります。
つまり、この世界の住人のアバターを使用して行動している…と考えられます。
そして、世界の歴史を見てみると、いくらでもその時代にいるとは思えない人間や、不可解な人間は存在します。
これらは、高次元の存在が直接この世界に来ているという推測の根拠になりえます。
また、宇宙人となってアメリカの大統領に接触することにより、この世界を動かす政治にも介入しているのかもしれません。
また、この世界の住人の意識を一時的に乗っ取り活動している可能性もあります。
世の中には、
「記憶がない空白の時間があり、その時間に自分の目撃したとの情報がある」
…という体験談を持つ人もいます。
それは、高次元の存在がなんらかの目的の元、その人の意識をジャックして行動した…という可能性があります。
また、自分とまったく同じ外見を持つといわれる”ドッペルゲンガー”も、同じく高次元の存在が自分の外見を利用して行動している可能性もあります。
(自分のドッペルゲンガーと出会ったら死ぬ…というのも、
高次元の存在が「本人に知られた。ピンポイントで記憶改ざんするのも面倒だ。本人を生かしとくと後々 厄介だから本人を消去しよう。」と、判断して実行しているのかもしれません。)
クマムシ・プラナリア➡無敵すぎ
この世界には、想像を絶する生物がいます。
コンピュータで演算されていると考えないと、納得できないレベルの生存能力を備えた生物が存在するのです。
- クマムシ
クマムシは、体の水分量を約80%➡3%にまで減らす「乾眠」と呼ばれる仮死状態になることで、無敵といえる生存能力を発揮します。
- 150℃の高温~ -273℃の極低温
- 真空
- 高線量の紫外線、X線、ガンマ線などの放射線
- 沸騰湯の中や、凍らせる
- 電子レンジにかける
…などの状況でも、仮死状態ならば生存できるのです。
また、120年間 乾眠状態だったクマムシに水をかけたら活動を再開した…という記録も残っており、最強の生存能力を持つ生物とされています。
仮死状態では無敵な反面、平常時は驚くほどモロいです。
- 叩く
- 焼く
- 殺虫剤をかける
…などの方法で、いとも簡単に死んでしまうのです。
また、平常の状態での寿命は半年と、乾眠の条件付きの無敵状態と言えるでしょう。
- プラナリア
画像引用:TANQ
プラナリアは、異次元レベルの再生能力があります。
体を切断しても、それがすべてが再生して それぞれが独立した個体として動き始めるのです。
信じがたいほどの再生能力を誇る反面、
- 切るのではなく”潰す”
- 塩をかける
- 水質や水温の変化
- 水から出して放置
…などをすれば、簡単に死んでしまうモロさもあります。
虫は「動く植物とか、面白くね?」的なノリで生まれた?
虫は、地球の歴史の中でも大きな謎として知られています。
研究者によると、「虫は、他の生物のように進化の過程を辿らず、とつぜん多種多様な種類が発生した」という謎があるのです。
本来、あらゆる生物は少しずつ進化を重ねて分岐して多種多様な種が生まれていくべきですが、虫は前触れなく とつぜん多種多様な種類が登場したのです。
また、体の構造や生命力などにおいても、地球上の他の生物と比較してとても特異な特徴があり、虫は異質な存在とされています。
この理由として、最有力視されているのが、「虫のDNAが隕石に乗って宇宙から飛来、地球に辿り着いた」という、”昆虫宇宙起源説”です。
しかし、この世界が仮想現実だとすると、”他の可能性”が高まってくる…というのが僕の見解です。
他の可能性とは「高次元の存在が、”動く植物”みたいな生物を作って、地球にバラまいた」ということです。
この世界でも、人魚や獣人など人間と他生物の特徴を合わせたような想像上の生物である”亜人間”は昔から存在します。
そして、人類が開発しているメタバースでも、亜人間のような外見のアバターは多数存在します。
それと同じように、高次元の存在が「”動く植物”みたいな生物」を思いついて制作して、仮想現実であるこの地球に出現させた…と考えることができるのです。
「動く植物とかあったら面白くね?」
「それぞれの環境に合わせて、多種多様なバリエーション創ってみた!」
「仮想世界に一気にブチ込んで、どんな進化をするか見てみよう!」
…という思考で、ある時期に多種多様の虫がとつぜん出現した可能性があるのです。
メタバースで地球を創ったら?
いずれは、我々の住む世界での技術が発達していき、超巨大な情報処理を可能とする超高性能なコンピュータが開発されて、地球規模の超巨大なメタバースを創れるようになるでしょう。
つまり、地球規模のメタバースを創ることができるのです。
また、さらに技術が発達すれば、一般の個人が複数の地球規模のメタバースを所有…ということも可能になるでしょう。
そこで、どのような活用法が可能になるのかを、解説していきます。
AI・デジタルクローン・人間が共存
地球規模メタバースでは、僕たち人間が訪れて活動するのはもちろん、そこでAIも自律的に活動する世界を実現できます。
世界中の企業がAI開発を進めています。
AIは、汎用型AIと特化型AIに大別されます。
引用:オルタナティブ ブログ
現時点で実用化されているAIは、すべてが特化型AIと言われています。
しかし、今後は汎用型AIが 人間と同じような知能を有したうえで実用化されていくでしょう。
⬇高精度な会話が可能なAIとしては”ソフィア”が有名です。
そして、メタバースでは とうぜん物理的な肉体が不要ですから、上記のソフィアのようなロボットの体は不要になります。
AIの知能がメタバースに直接リンクして、自由に行動するようになるのです。
また、
⬇実在の人間の人格クローンAIである”デジタルクローン”も、メタバース上で生き続けることも可能になります。
つまり、メタバースで地球を創ったら、その中でAI・デジタルクローン・人間が共存していく…という可能性も高いと思われます。
アバターで、仮想世界の人間として生活
メタバース上の地球の住人として、生活することができます。
現在のメタバースと同様にアバターを使用して地球メタバースに入り込み、超広大な世界を旅したり、通常の生活を送ったりできるのです。
そこでは、(前項で解説した通り)AI・デジタルクローンなどが行動しており、それらとコミュニケーションを取ることができます。
また、必要と判断したら、仮想世界の住人の前に”神”として現れて、アドバイスをするのも良いでしょう。
タイムトラベル・過去に干渉できる
より高性能なコンピュータの開発が進めば、将来的にはメタバースでの出来事をすべて記録できるようになるかもしれません。
過去にメタバースで起こった出来事も、後から自由に見ることができるのです。
つまり、メタバースの時間軸を自由に移動可能(タイムトラベルできる)ということです。
そして、過去を”見る”だけでなく”干渉”も可能になるかもしれません。
過去に干渉して変化を生じさせることにより、もう複数の可能性をシミュレーションできるようになるのです。
もちろん、それにより
- 干渉しない、従来の歴史
- 干渉した、新しい歴史
…の2つが できてしまうのですが、分岐させてパラレルワールドとして存在していくことが可能です。
そして もちろん、パラレルワールドそれぞれを自由に行き来できるようにすれば、複数のパターンの地球を所有・体験することができます。
1つの宇宙空間に、多くの人の世界(惑星)が存在。自由に往来可能
この世界の宇宙に多くの星が存在するように、仮想空間にも宇宙空間を創り、そこに多くの所有者たちの地球規模メタバースを配置することができるでしょう。
とうぜん、知的生命体(AI)がいる惑星同士の配置を近くに配置したり、遠くに設置したりと距離感は自由に設定できます。
知的生命体がいて文明を築いている星同士を近くに配置したら、とうぜんお互いの存在に気づき、文明交流も始まりやすくなります。
そこでは、文明同士が化学反応を起こし飛躍的に文明が発展する可能性が高まりますが、それぞれの文化が似てきてしまって独自性は失われていきます。
反面、惑星同士を技術交流が困難なくらい遠くに配置すれば、それぞれの文化の独自性は保たれます。
しかし、文明を早く発展させたいのならば、時間の経過を速めれば独自性を保ったまま文明の発展を見ることができます。
また、メタバースの宇宙空間では何百光年はなれていようと一瞬でワープ可能なので、友達と一緒に「知的文明を視察ツアー」などを行っても面白いでしょう。
実現の可能性
量子コンピュータ
画像引用:CNET Japan
従来のコンピュータに比べて、異次元レベルでの計算処理を可能にする”量子コンピュータ”が開発されています。
量子コンピュータの特徴を超シンプルにいうと「複数のパターンを一括で計算可能」ということです。
画像引用:NRI
つまり、複雑な計算を必要とする地球規模のメタバースの世界の描写などを、異次元レベルで効率化できるのです。
さらに上位のコンピュータ開発の可能性
また、将来には量子コンピュータより さらに上位の革新的なシステムのコンピュータが開発されれば、さらに超異次元レベルで大量の情報処理が可能になるでしょう。
コンピュータの進化は予測が難しいですので、誰でも地球規模のメタバースを所有可能になるのは遠い未来かもしれませんし、もしかしたら僕やあなたが生きている間に実現するかもしれません。
テクノロジーにおける進化には、⬇下記の法則や見解などが存在します。
- 収穫加速の法則=新技術同士が融合して、さらなる新技術が生まれる
- ムーアの法則=コンピュータの性能は、18カ月~24カ月で2倍になる
- シンギュラリティ(技術的特異点)=AIが、人間の知能を超える
これらの要素は1つ1つが極めて有望ですし、要素同士が 掛け合わさってコンピュータ進化が超加速度的に早まる可能性があるからです。
人々が地球規模のメタバースを創造・所有したら生まれる経済圏
誰でも地球規模の仮想世界を創造・所有できるようになれば、外部の人もアバターでその世界で活動できるメタバースとして活用されるでしょう。
とうぜん、有名な地球規模メタバースには多くの人が集まる反面、無名な地球規模メタバースは閑古鳥…という状況もありえるでしょう。
つまり、”地球規模メタバース市場”ができるのです。
そこで生まれる経済圏を考察していきます。
その世界の通貨を独自トークンとして売買
地球規模のメタバースでは、超大量のAIたちが存在しており、その世界の通貨で物やサービスが売買されて、経済が回っています。
(私たちの世界と同じように。)
そして、そのメタバースを訪れる人間は、その世界の通貨を持っていれば、物を自由に購入したり自由に遊んだりできます。
そして、そのメタバースの人気が出てきたら、メタバース内の通貨の独自トークンとしての価値が上がり、この世界での取引相場価格が上がります。
つまり、神(運営者)はトークンを売りに出して、利益を得ることができます。
あらゆる権利をNFT化
通貨トークン同様、権利をNFTとして売ります。
- タイムトラベルできる権利
- 二次創作の地球を作り(後述)維持する権利
- 瞬間移動できる権利
…など、地球メタバースでの行動の自由度が上がる権利を販売することで、利益を得ることができます。
通常の行動は無料で可能にした方が、メタバースを訪れてくれるキッカケとなります。
二次創作の地球(パラレルワールド)
地球規模メタバースに人気が出てきたら、そのパラレルワールドの運営権利を他者に渡し、二次創作の地球を運営することも可能です。
二次創作の地球で収益化する場合、上納金を払う(フランチャイズ形式)カタチにすれば、大本の運営者にもメリットが生まれるので、有名な地球規模メタバースによる派閥が複数できていく…
と、いうことになっていくかもしれません。
遺伝子の売買
地球規模メタバースにおいて、飛びぬけた能力を持つ優秀な遺伝子は、その世界の発展に大きく貢献する可能性が高いです。
つまり、他の地球規模メタバースから優秀な遺伝子を集めたい需要は、必ず発生します。
つまり、優秀な遺伝子の売買は成立するのです。
(もちろん、生物としての構造が違っていたら、遺伝子の売買は成立しにくいのですが、恐らくは大半の地球規模メタバースは人間と同じ身体構造の生物を存在させて、文明を築いていくでしょう。)
広告枠販売(人間向け・AI向け)
地球規模メタバースに訪れる人は、とうぜん他の地球規模メタバースにも興味が湧きます。
なので、そのような人にのみ映し出される広告枠を設けて販売すると良いでしょう。
(例えば、メタバース来場者に便利なデバイスを渡して、そのデバイス内で表示されるようにするなど。)
生まれた娯楽作品を発表
地球メタバースの中では、とうぜんAIたちによって様々な娯楽作品が生み出されます。
- マンガ
- アニメ
- ゲーム
- 映画
…など、多種多様のコンテンツが創られていくでしょう。
そして、少数のAIが生み出す娯楽コンテンツ群を、多数のAIたちが”消費者”として鑑賞・評価することで一部に人気が集まります。
それらを、この世界で公開・販売することも可能になるでしょう。
AIが膨大な数の作品を生み出してくれるので、娯楽コンテンツをタダで創ってくれますし、その中でAIたちの人気が高いモノは、この世界の人間にも人気が高くなる可能性が高いです。
⬇現時点でも、AIによるマンガ作品を創る実験は行われています。
将来的には、実現の可能性は高いです。
もしかしたら、「ONE PIECE」や「進撃の巨人」など この世界の大人気作品が、高次元の存在が住む世界でも公開されて人気を博しているのかも…!?
自由度が超高い”デジタルツイン”として活用
地球メタバースの制作は、高精度であればあるほど「デジタルツイン」として有用です。
(※デジタルツイン=現実世界を、コンピュータ上で再現して、様々なシミュレーションを行うためのモノ)
- どんな新商品を、どんなマーケティング戦略で販売すれば利益が最大化するか
- どんな都市開発をすれば、良いのか
…など、この現実世界で実行する前に、デジタルツインで実験して どのような結果が出るかをシミュレートしておくのです。
高精度で予測できるようになって、あらゆる施策をシミュレートすることができれば、時間と資金の大幅節約になります。
(反面、犯罪のシミュレーションに利用されるリスクもありますが。)
メタバース対応レンタルサーバー業
地球規模のメタバースと、そこで活動するAIのデータ量は、超膨大なモノとなります。
大企業ならともかく 個人が、そこまで超高性能のコンピュータを用意するのは、難しいでしょう。
なので、メタバースに対応したレンタルサーバー業の需要が生まれます。
利用者は毎月お金を払って、常にアップデートされるメタバース内のデータを保管・運用してもらうのです。
このブログ自体、月額1000円ほどのサーバーをレンタルして、運営・稼働しています。
メタバースも同じように、地球規模の世界がレンタルサーバーで稼働するようになるでしょう。
未来予測:仮想現実の住人も、新たなる仮想現実を創る?
地球規模メタバースは、楽しむと同時に、実験台として知恵の宝庫となりえます。
主に、
- 研究
- 娯楽
- 経済圏を生む(金銭的な利益を得る)
…の目的で、ありとあらゆる個人や企業が、所有するようになるでしょう。
仮想現実を創るテクノロジーの進化が進めば、仮想現実である可能性の高い この世界の解明も、飛躍的に進むでしょう。
また、コンピュータの能力が超圧倒的に向上すれば、いずれは仮想現実の数千年も 数日~数か月でシミュレーションできるようになります。
そして、その数千年の間に起きた仮想現実での革命的な発明なども、(物理法則など、様々な条件をこの世界と同一に設定しているなら)この世界に転用することができます。
とうぜん、この世界で巨万の富を得ることも可能になるでしょう。
そして、その富を再投資して、他の追随を許さない超圧倒的な仮想現実を創り上げていけば、さらに多くの富を得られるループに入ります。
結果、富の独占も可能になるかもしれません
また、
そこに住むAIたちの中にはイーロン・マスクのように この世界にアクセス(仮想現実からの脱出・神との意思疎通・ハッキングなど)しようと様々な施策を実行する人もいるでしょう。
結果、地球規模メタバースから この世界へのアクセスが成功した事例があるなら、同じことをすれば この世界を運営している高次元の存在にアクセスできる可能性もあります。
そして、高次元の存在が住む世界をシミュレーションしている”更なる高次元の存在”があるならば、芋づる式にドンドン高次元の世界にアクセスしていける可能性もゼロではありません。
「より高次元へアクセスする手段」の追求においても、地球規模メタバースは大いなる可能性を秘めているといえるでしょう。
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