ヨガスタジオのメタバース化!可能な運営戦略と日本の国力を底上げ?

メタバース

NF亭ショウタです。

ヨガは、健康目的のエクササイズとして世界的に普及していますよね?

だからこそ、ヨガスタジオの運営戦略などにメタバースを取り入れれば、かなり有望と言えます。

 

この記事では、

  • ヨガの概要
  • ヨガのメタバース運営のメリット・デメリット
  • 未来予測:ストレスフルな日本人に有効?

…を、解説していきます。

ヨガとは?

古代インドで生まれた宗教的な哲学です。

仏教・ヒンドゥー教などの宗教における修行法とされています。

 

瞑想で精神統一をして、真理に到達する…というのを主眼としています。

ヨガの達人と呼ばれる人の中には、数十年間も瞑想をして、悟りを開いた人も多いです。

一般にヨガといえば、エクササイズがイメージされますが、メインとなるのは宗教性・哲学性といえるでしょう。

哲学

ヨガの主眼は、「八支則」に沿って自分と向き合うための哲学…といえます。

八支則とは、ヨガの哲学書「ヨガ・スートラ」に書かれたヨガの核となる教えであり、ヨガを実践するための8つの段階・行法を表すものです。

 

【ヨガ哲学の八支則】

  1. ヤマ Yama(禁戒)
    ・非暴力、非殺生
    ・嘘をつかない
    ・盗まない
    ・欲(食欲、物欲、性欲など)に溺れない
    ・執着しない
  2. ニヤマ Niyama(勧戒)
    ・清浄、清潔
    ・今あるものに満足する
    ・自分を鍛錬する
    ・読書して学ぶ
    ・万物に感謝する
  3. アーサナ Asana(坐法)
    ・瞑想のポーズ
  4. プラーナヤーマ Pranayama(調気)
    ・呼吸法
  5. プラーティヤハーラ Pratyahara(制感)
    ・感覚をコントロール
  6. ダーラナー Dharana(疑念・集中)
    ・1つのことに集中する
  7. ディヤーナ Dhyana(無心・瞑想)
    ・無心で瞑想する
  8. サマーディ Samadhi(三昧)
    ・最終段階、悟りの境地

 

この八支則を活用して、自分自身と向き合う…のを、目的としています。

後述する「瞑想・エクササイズ」に比べて、ヨガ哲学はあまり知られていませんが、ヨガの根底に流れる極めて重要な要素なのです。

瞑想

静かな場所で精神統一していく瞑想(マインドフルネス)は、ヨガにおいて重要な行法です。

  • 思考力が高まる
  • ストレス軽減
  • ポジティブになれる

…などのメリットがあり、Appleのスティーブ・ジョブズ氏など、多くの有名な成功者たちも実践しています。

 

呼吸を調整して、自分と向き合う行法である瞑想は、多種多様な方法があります。

オーソドックスな座って行う瞑想だけでなく、”食事瞑想”や”歩行瞑想”などもあり、日常生活に取り入れることもしやすいのです。

 

「雑念を取り除き自分の内面と向き合う」ための行法なので、ヨガ哲学に興味がない人であっても 大きなメリットがあるのです。

健康エクササイズ

本来のヨガのメインは哲学・瞑想ですが、現代ではヨガと言えば一般的にはエクササイズを意味します。

エクササイズとしてのヨガは、1990年代後半から世界的な流行が始まり、英語圏を中心に普及しています。

様々な身体ポーズをすることにより、全身の調子を整えて健康体になる…というものです。

 

世界中にエクササイズとしてのヨガ実践者がおり、とても多くの流派が存在します。

また、ヨガ団体も多数存在しており、それぞれが資格を発行しています。

日本でもあちこちでヨガスタジオを見かけるほど、メジャーなエクササイズとして知られています。

オンラインのヨガスタジオも登場

エクササイズとしてのヨガ業界には、オンライン上でできるスクールなども多く存在します。

公式サイト

PCやスマホの画面でポーズを学び、リアルタイムで指導を受ける…というモノです。

 

コロナ対策として有効ですし、教室がある場所まで通う必要もないので、生徒からしたら便利です。

また、運営側もヨガを指導するための広いスペースを借りる必要もなく、インストラクターが自室から指導することも可能です。

生徒・運営とインストラクター、双方に大きなメリットがあるのです。

 

もちろん、ヨガスタジオ業界の参入障壁は低いですし、オンライン化も容易です。

つまり、オンラインのヨガスタジオはそれだけライバルも増えやすく、結果的に熾烈な競争になっていくでしょう。

 

しかし、メタバースでのヨガスタジオは、まだまだ なさそうなので、ブルーオーシャンといえます。

ヨガスタジオのメタバース化

ヨガ(瞑想・エクササイズ)をメタバースですれば、高い臨場感を得ることができます。

  • ヨガの聖地と呼ばれる様々な場所
  • ヨガに適した世界中の名所
  • 幻想的なワールドを制作

…などで、多種多様な仮想世界でヨガを実践することができます。

 

瞑想・エクササイズともに、オンボロアパートの六畳の部屋でやるよりも、広大で荘厳な景色を体感しながら実践した方が、圧倒的に楽しみが増します。

また、ヨガを指導する映像をメタバース上で無料で再生できるようにすれば、未経験者・初心者でも安心して習うことができます。

一人で習っても良いですし、他の人たちと同じ仮想空間で一緒にヨガをやっても良いです。(いずれかを選択できるようにする。)

 

また、あらかじめ日時を決めて、インストラクターがリアルタイム指導をする…というのも可能です。

メタバースの一般普及にしたがって、ヨガのメタバースも普及していくでしょう。

 

また、アバターも重要な要素です。

メタバースでのアバターは、リアル志向とアニメ志向に大別できます。

⬇アニメ志向アバター

⬇リアル志向アバター

画像引用:PR TIMES

インストラクターはリアル志向アバターにした方が、とうぜん体の動かし方などもアニメ志向アバターよりも格段に伝わりやすいでしょう。

(容姿は、本人に忠実に再現する必要はない。

インストラクターの現実の容姿がどうであれ、さわやかイケメンorセクシー美女にすべき。)

 

近い将来、

メタバースプラットフォームで同時翻訳機能が搭載されていくでしょうから、言語の壁を気にせずにヨガを指導できるようになるでしょう。

メリット

エクササイズとして世界的に普及している

ヨガはエクササイズとして世界的に有名です。

なので、ヨガに興味がある人は、ヨガのメタバースにも興味を持ってくれやすいです。

 

いままで、ヨガに興味はあるが、

  • 忙しくて、スケジュール調整が困難
  • 時間も受講費用もない
  • 漠然とした不安がある

…などで、ヨガスタジオに通うことができなかった人も、気兼ねなくヨガを習いに 来てくれやすいでしょう。

360度 指導映像が可能になる

そのうち、メタバースでの活動が360度どの角度からでも見れる映像として録画可能になるでしょう。

 

とうぜん、

ヨガのメタバースで再生するインストラクターの(アバターの)体の動かし方の映像も、360度 映像として再生可能になるので、

生徒は圧倒的に学びやすくなるでしょう。

瞑想時の相互監視効果

瞑想は、静止しての精神統一です。

とうぜん、集中が続かず すぐにやめてしまう人もいるでしょう。

 

しかし、複数人の人が同じ空間で瞑想をしていたら、なかなか やめにくいです。

特に、日本人は”空気を読む”傾向が非常に強いので、とても有効です。

デメリット

インストラクターによる補助ができない

インストラクターが、生徒のポーズの間違いを口頭や実演で指導できても、実際に相手の体に触れて支える…ということができません。

特に、バランス感覚が重要なポーズでは、補助をするのが有効ですが、それが不可能なのです。

(リアルのヨガスタジオを併行運営している場合は、それを理由にリアルのヨガスタジオへの集客導線にすることも可能です。)

哲学・思想は、受け入れられにくい

ヨガは、瞑想・エクササイズとしての活動が知られていますが、その根幹には(前述のとおり)哲学的な思想があります。

 

しかし、ヨガの哲学に興味を持ってくれる人は、かなり少数派でしょう。(少なくとも無宗教な日本においては。)

それを前面に押し出してしまうと、ヨガのメタバース自体が受け入れられづらいでしょう。

リアル雑音はなくならない

視界はヨガに適した世界に没入していても、リアル世界の雑音は耳に入ってきます。

  • 隣人の部屋の生活音
  • 近所のマダムたちの世間話
  • 軽トラのスピーカーから流れる廃品回収のオッサンの声

…などが、どうしても入ってきてしまいます。

 

しかし、

  • 外部の雑音を遮断できる”高遮音性イヤホン”を接続
  • BGMを流す

…という対策も可能です。

これは、工夫次第で ある程度は解決できるでしょう。

ヘッドセットの重さが気になる

瞑想・エクササイズをする際、ヘッドセットの重さが気になってしまう可能性が高いです。

現状、ヘッドセットは大きく重いため、特にエクササイズをするときにずり落ちてしまったりと、不便を感じやすいでしょう。

しかし、ヘッドセットも小型化・軽量化が進んでいきますので、これは時間の経過とともに解消されるでしょう。

可能な戦略

リアル聖地 限定のNFTやAR・MR映像で旅行者を集客

「ヨガの聖地」と呼ばれる(名乗る)名所は、世界中に存在します。(もちろん日本にも。)

そこに訪れた人にのみ、記念品として

  • 限定NFTプレゼント
  • 限定AR・MR映像を見れる

…という風にすれば、ヨガ好きな人が訪れてくれやすいです。

もちろん、知名度が低いままNFTを発行しても、「欲しい」と思ってもらえないので、ある程度は知名度があるヨガ団体と提携すべきです。

⬇AR・MRについては、こちら。

「AR(拡張現実)・MR(複合現実)×メタバース」地方創生の戦略
地方創生戦略として、メタバースが活用されていくのは確実ですが、AR・MRの活用で、戦略の幅が格段に広がります。さらに”メタバースの多様化”も、視野に入れておく必要があります。「AR・MR×メタバースによる地方創生の戦略」を考察します。

現地の店の特待NFTを無料配布

ヨガのメタバースで、ヨガの聖地の近くにある店で特待を受けれるNFTを無料配布すれば、もしヨガの聖地に来た場合は、その流れで来店してくれやすくなります。

また、店の人気が高まったら”スポンサーNFT”の販売を検討してみてもよいでしょう。

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関連商品の販売

エクササイズとしてのヨガに興味がある人は、とうぜんヨガ関連商品にも興味を持ってくれやすいです。

なので、

未経験者・初心者がヨガに興味を持ってくれたら、ヨガマットやバランスボールなどヨガ関連商品を販売すれば、買ってもらえるチャンスが生まれます。

広告枠販売

未経験者・初心者を狙う企業向けに、広告枠を販売することも可能です。

ヨガスタジオを運営しているだけで、自分の商品を持っていない場合でも、利益を得ることができます。

航空券が売れにくいシーズンには、「ヨガの聖地ツアー」みたいな企画を旅行会社に提案しても良いかもしれません。

 

また、商品が売れたときに中間マージンをもらえる、成功報酬型広告(アフィリエイト)の契約を、企業と結んでも良いでしょう。

VTuber運営

 

ヨガ情報を発信するVTuberを運営します。

 

とうぜん、VTuberは国内だけでも16000人を超えるといわれており、今から始めても多くの登録者を集めることは極めて困難です。

しかし、

少ない登録者でも、ヨガに興味がある人を集めることができる(そして、興味を強化していける)ので、戦略の選択肢に入れてみるべきです。

 

もちろん、ヨガ情報だけでなく、

  • 歌ってみた動画
  • ゲーム配信・雑談配信
  • ヨガあるあるネタ動画

…なども投稿すれば、それをキッカケにファンになってくれる人も増えるでしょう。

また、他のVTuberとのコラボをすれば、そこからも新規ファンが増えるチャンスです。

 

とうぜんの注意点としては、

VTuber界では、安価なLive2Dアバターが主流ですが、ヨガのポーズ再現などが不可能です。

なので、3Dアバターの調達が必須になります。

⬇参考動画×2

依頼する場合、報酬相場はピンキリですが、安ければ数万円での依頼も可能です。(運営が軌道に乗ってから、アバターをバージョンアップするのも可能です。)

美容・健康を強調

ヨガに興味がない人であっても、「美容・健康」は人間の根源的欲求です。

なので、メタバースでもVTuberでも美容・健康というメリットを強調すれば、興味を持たれやすくなります。

「顔面に粉塗りたくったらシワ増えて老けるよ!➡内面からヨガで若々しく!」

…ということを、

オブラートに包んで言い回しを変えて繰り返し伝えれば、さらにヨガに興味を持ってくれやすいでしょう。

未来予測

ヨガ(瞑想・エクササイズ)は、世界中で普及しているため、メタバースでのヨガも いずれ定番戦略となり、世界中に普及していくでしょう。

 

特に、日本人は瞑想をする習慣を身に着けるべき…と個人的に思います。

ストレスフルな業務・人間関係で負のエネルギーを濃縮して溜め込んでおり、それをぶつける無抵抗そうな相手を無意識に探している…という人も驚くほど多いです。

 

加えて日本人は、浅く短絡的な考えをする人も多いです。

それは、ストレスが自覚できないほど常態化してしまい、深い思考をするのが困難になるからです。

(強いストレス状態が続くと、人間の思考は浅くなり短絡化していきます。)

 

しかし、メタバースでヨガをする人が増えれば、リラックスを促しストレスが軽減されます。

すると、脳の思考が深まり、深く多角的な考えをしやすくなります。

そのような人には、エクササイズはもちろん、瞑想・ヨガ哲学を教わる機会があれば、心に余裕ができるでしょう。

そのキッカケとして、メタバースでのヨガスタジオが有望です。

 

また、心に余裕があったとしても、脳ミソに余裕がない人も多いです。

インターネットの普及により、人間が取り入れる情報量は、過去の時代より圧倒的に増加しています。

現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の人の一生分・江戸時代の人達の一年分…と、言われています。

つまり、絶え間なく脳に超大量の情報を流し込んでいる状態なのです。

もちろん、人間の体や脳の構造・性能そのもの自体は石器時代からほぼ変わっていないのですから、明らかに情報過多です。

なので、現代人の脳は時代の急激すぎる変化に対応しきれていません。

だからこそ、脳を休めるリラクゼーションとして、ヨガ(瞑想・エクササイズ)をできるメタバースが有効なのです。

 

日本でヨガが普及すれば、国民の精神に余裕ができます。

すると、心に余裕ができて自分と向き合う習慣ができます。

日本国民全体が、少しずつゆっくりと、しかし確実に賢くなっていくのです。

 

衰退途上国と言われている日本。

中国はもちろん、このままでは 最新テクノロジーを貪欲に取り入れ続けているアフリカにも遅れをとってしまうでしょう。

だからこそ、日本国民全体のマインドの底上げとして、ヨガスタジオのメタバースが大いなる推進力となる可能性があるのです。

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