NF亭ショウタです。
「NFTを販売したいけど、具体的な方法がわからない・・・!」
という意見も多く聞きます。
たしかに、販売するまでのステップは複雑です。
僕も最初は、1つ出品するのに1日がかりでした。
しかし、今は数分で出品できます。
この記事では、ゼロからNFTを販売する手順を、具体的なステップで解説していきます。
仮想通貨取引所のアカウントを作成
NFTを出品するには、仮想通貨取引所のアカウントが必須になります。
アカウント作成の流れを解説していきます。
アカウント登録
⬇下記の仮想通貨取引所は、NFT取引手数料が安いうえ、イーサリアム購入の取引が無料です。
1.メールアドレスと好きなパスワードを入力して登録します。
2.返信されるメールに記載されたURLをクリックすれば、アカウント登録が完了です。
本人確認(2パターン)
1.電話番号を入力します。
2.入力した電話番号に送信されたSMS記載の認証コードを入力。
3.基本情報の入力
4.本人確認書類の送信
- 運転免許証(表面と裏面)
- 在留カード(表面と裏面)
- 特別永住者証明書(表面と裏面)
- 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(表面と裏面)
- 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要)
※通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。
・こちらの公式の動画でも、手順がわかります。
二段階認証の設定(任意)
よりセキュリティを強化するため、二段階認証をオススメします。
・Android使用の場合
・iOS使用の場合
メタマスク(仮想通貨ウォレット)を作成
メタマスクは、仮想通貨ウォレット(財布)です。
NFTの取引する際には、必須となります。
⬇メタマスクの作り方は、こちらを参照してください。
仮想通貨取引所➡メタマスクに、入金
コインチェックなどの仮想通貨取引所から、メタマスクに入金をします。
「出品するのに、なんで入金が必要なの?」
と思うかもしれません。
しかし、出品する際に数千円のガス代がかかりますので、必ず入金しておきましょう。
⬇ガス代については、こちらで解説しています。
NFT販売サイト OpenSeaにログイン
世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaにログインします。
メタマスクと連携させます。
また、メタマスクは再起動する度にログインする必要があるので、パスワード入力が毎回必要になります。
OpenSeaでコレクション作成
コレクションとは、NFTのシリーズのようなものです。
可愛いイラスト・リアルなアート・音楽など、特色に応じてコレクションを複数作っても良いでしょう。
右上のアカウントアイコンから、「My Collections」を選択。
「Create a collection」をクリック。
・Logo image(必須)
・Featured image
・Banner image
・Name(必須)
・URL
・Description
・Category
・Royalties
・Links
・Blockchain
・Payment tokens
・Display theme
・Explicit & sensitive content
1つずつ解説していきます。
・Logo image(必須)
コレクションのアイコンとなる、ロゴの画像をアップロードします。
画像サイズは、350 x350が推奨されています。
・Featured image
カテゴリページやプロモーションエリアでのコレクション紹介などに使う画像をアップロードします。
画像サイズは600 x400が推奨されています。
・Banner image
コレクションページ最上部のバナー画像をアップロードします。
・Name(必須)
コレクションの名称を設定します。
日本国内よりも、海外の方がNFT市場規模が圧倒的に大きいので、英語の名称が良いでしょう。
・URL
OpenSeaサイト内でのコレクションページのURLを設定できます。
とうぜん、すでに使われているURLは 使用できません。
・Description
コレクションの詳細を解説する文章を設定します。
コレクションのコンセプトや熱意などを、投資家にアピールできます。
・Category
NFTの出品カテゴリーを決めます。
・Art
・Trading Cards
・Collectibles
・Sports
・Urility
上記の中から、1つを選択できます。
・Links
外部リンクを設定できます。
コレクションに関連するウェブサイトやSNSがあれば、設定しましょう。
・Royalties
NFTが二次販売された時に得られるロイヤリティのパーセンテージを設定します。
0%〜最大10%の間で、設定できます。
・Blockchain
使用するブロックチェーンのデフォルトを設定します。
現時点で、Ethereum・Polygonの2択から選択できます。
・Payment tokens
売買で使用する仮想通貨を設定します。
本格的にNFTで収益を得たいなら、イーサリアムを推奨します。
・Display theme
NFTの表示方法を設定します。
・Explicit & sensitive content
子供に見せられないような内容の場合は、ONにしましょう。
「Create」をクリックすればコレクション作成が完了です。
OpenSeaでNFTアートを出品
「Create」または「add item」をクリックすると、NFTを作成するための「Create new item」ページに移動します。
NFT情報の設定事項
・Image, Video, Audio, or 3D Model(必須)
・Name(必須)
・External Link
・Description
・Collection
・Properties
・Levels
・Stats
・Unlockable Content
・Explicit & Sensitive Content
・Supply
・Blockchain
・Freeze metadata
1つずつ解説していきます。
・Image, Video, Audio, or 3D Model(必須)
画像・音声・動画など、NFT化したいデータをアップロードします。
最大で100 MBまでのデータがアップロード可能です。
(対応ファイル種類:JPG、PNG、GIF、SVG、MP4、WEBM、MP3、WAV、OGG、GLB、GLTF)
・Name(必須)
NFTの名称を設定します。
NFTの市場規模は日本よりも英語圏の方が超圧倒的に大きいので、英語の名称に設定することをオススメします。
⬇海外の市場規模については、この記事でくわしく解説しています。
・External Link
外部のwebサイトなどのURLを設定できます。
自分が売るNFTの魅力をわかりやすく解説したサイトがあるなら、そのURLを設定しておけば、NFT投資家に向けて熱意をアピールできます。
・Description
NFTの説明文を設定できます。
前述したとおり、日本よりも英語圏の方が市場規模が巨大です。
なので、日本語の説明文を作った後にGoogle翻訳などで英語に変換して、ここにコピーすれば良いでしょう。
・Collection
このNFTを、どのコレクションのシリーズなのかを設定します。
複数のコレクションを運営している場合は、該当するコレクションを選択します。
・Properties
そのNFTの特徴を設定できます。
レアな特徴を持たせれば、そのNFTのレア度が上がるため、NFTごとのレア度を調整することもできます。
⬇レア度と特徴については、こちらの記事でCryptoPunksを例に解説してます。
(スクロールせずに、対象の場所まで自動で飛びます。)
・Levels
レベルや能力を設定できます。
これを設定すれば、個々のキャラクターの性格やNFTシリーズ全体の世界観などを演出しやすくなります。
・Stats
NFTの能力値などを、テキストで表示できます。
・Unlockable Content
このNFTの所有者のみが知ることができる情報を記載できます。
所有者でない人間は、ここに書いた情報を知ることはできないので、所有者限定の特典などがあれば、受け取るための方法などを書いておけばよいでしょう。
所有者限定の特典があれば、興味を惹くことができます。
・Explicit & Sensitive Content
もし、子供に見せられないようなセンシティブなコンテンツの場合は、ここをONにしてください。
子供が見ても問題ない通常のコンテンツの場合は、そのままで良いです。
・Supply
NFTの供給量、つまり発行枚数を決めます。
初期設定では1枚になっているので、1枚のみの発行の場合はそのままで良いです。
・Blockchain
利用するブロックチェーンをイーサリアムとPolygonから選ぶことができます。
イーサリアムの方が利用者が圧倒的に多いので、本格的にNFTで稼ぎたいならイーサリアムの選択をオススメします。
・Freeze metadata
このページで作成するNFTに関するのすべてのデータを永続的にロックして、他のファイブストレージにも保管されます。
つまり、永久にデータが失われることがなくなる反面、削除や編集が不可能になるのです。
「Create」をクリックすると、設定した情報が確定します。
NFTの出品方式「固定価格」「オークション形式」
NFTのページ右上の「sell」をクリックすると、出品情報の入力画面に移ります。
最初に「Type」の項で
・Fixed Price:固定価格出品
・Timed Auction:オークション出品
のいずれかを選択します。
「Fixed Price」(固定価格出品)の場合
・「Price」:希望価格を入力します。
・Schedule listing:販売期間を設定
・Sell as a bundle:複数のアイテムをまとめて売る場合のみ選択。
・Reserve for specific buyer(オプション):特定の相手のみに販売する場合は、ここに販売する相手のアドレスを入力。
「Timed Auction」(オークション出品)」の場合
下記の2パターンから選択。
・Sell to highest bidder(価格釣り上げ)=最高額を提示した者が落札
・Sell with declining price(価格下降)=時間経過とともに価格が下がる。最初の入札者が落札する。
・「Starting price」で、オークション開始価格を入力。
・Duration:オークション期間を設定します。
・Include reserve price(Ending price):最低出品価格です。(相手には公開されません。)
Fees
初回のみ出品時にガス代が必要になります。
オークション出品へのオファーの承認
出品後は、オファーを待ちます。
オファーをもらった場合、条件を確認して受けるか否かを決定しましょう。
受けるオファーを選ぶ
・「オファー」欄から、受けるオファーの「Accept」をクリック
・表示される金額や規約を確認してチェックボックスにチェックを入れる➡「Accept」をクリック
ガス代を支払う
・Metamaskで表示されるガス代を確認して、「確認」をクリック
これで、取引が完了です。
NFT取引に関する よくある質問
初期費用は必要か?
初出品時や、落札者にNFTを送る時にガス代(取引手数料)が必要になります。
⬇ガス代については、この記事でくわしく解説。
取引に年齢制限はありますか?
”実質的に必要”になります。
取引自体は年齢制限はありませんが、イーサリアムを買うには取引所で口座開設が必要になります。
その国内の取引所は、未成年の口座開設はできません。
また、海外の取引所では未成年でも口座開設可能な取引所もありますが、安全面から考えて推奨しません。
取引に税金は発生するの?
はい。
NFT取引の利益は「雑所得」として扱われます。
⬇くわしくは、こちらで解説します。
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NFTを出品すると学びが多い
僕も実際にNFTを販売していますが、とても学べることが多いです。
ネット上の情報から学ぶだけだと実体験がともなわないので、ただの知識になってしまいがちです。
しかし、NFT販売を実行に移してみると”実感”がともない、
「どうしたらNFTが売れるようになるだろうか?」
と考え続け試行錯誤するので、本気度が段違いに上がります。
市場リサーチや、売れている人の傾向など、NFT販売に関する情報に鋭敏になり日常的に試行錯誤を繰り返すようになるのです。
結果として、圧倒的に学びが大きくなるのです。
ぜひ、あなたもNFTを出品することをオススメします。
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