NF亭ショウタです。
DeFiは、2021年に急速に拡大しました。
複数の稼ぎ方があり、これからは一般層にも拡大していくでしょう。
DeFiはローンを組むこともできます。
そして、NFTをローンの担保にすることもできるのです。
すでに、NFTローンサービスを行っているプラットフォームも複数あります。
この記事を読めば、
・DeFiの全体像
・DeFiでの稼ぎ方
・DeFiアプリの種類
・NFTが担保になり、実現する未来
について理解できます。
DeFiとは?
DeFiとは「Decentralized Finance(分散型金融)」の略です。
「中央管理者がいない金融形態」を意味します。
出典:fisco
従来の金融は、銀行などにお金が集まり管理する形態でしたが、ブロックチェーンにより中央管理者が不要の取引が可能になりました。
そして、取引の自由度が広がったのです。
2018年頃に実用化されて、2020年6月くらいから急速に市場が拡大しました。
現在、世界中で急速に普及しつつあります。
DeFiの仕組み・特徴
DeFiは、ブロックチェーン技術で取引を管理しています。
なので、取引履歴の紛失や改ざんが起こらず、信頼性も極めて高いのです。
⬇ブロックチェーン技術についての詳細は こちら。
メリット
預金時の金利が高い
銀行に預金しても、金利は0.001〜0.002%ほどです。
これでは、スズメの涙にも及ばないホコリ同然の利息にしかなりません。
しかし、DeFiの場合は約3〜5%もの高金利をもらえます。
このため、銀行の預金を仮想通貨にしてDeFiに預金したほうが圧倒的に得なのです。
スマホがあれば、誰でも使える
スマホさえ持っていれば、誰でも使えます。
・身分証が不要
・居住地は不要
世界中どこに住んでいても、ネットに繋がるならDeFiを使うことができます。
世界では銀行口座を持っていない人が17億人いるといわれています。
しかし、スマホ1つで可能なDeFiはとても便利です。
そのため、急速に世界中でDeFiの市場が広がっています。
金融機関の仲介が不要
いままでは、お金を取引するなら銀行に預ける必要がありました。
しかしDeFiはブロックチェーン技術を使うため、そのような仲介業者が必要ありません。
なので、銀行が普及していない国や地域などで金融サービスをする手段として、DeFiが利用されています。
透明性
DeFiは誰でもデータへのアクセスが可能です。
万人が取引履歴をチェックすることができるのです。
そのため、不正があったら即座にバレてしまいます。
なので、不正が行われて損をするリスクがありません。
デメリット
すべて自己責任
銀行などの中央集権的な金融サービスは、中央管理者がいるためトラブル時には対応をしてくれました。
そのため、自分が困った時や不明点があったら、聞けば答えてくれました。
しかし、DeFiの利用はすべて「自己責任」となるので、トラブルがあっても助けてくれる管理者は不在です。
なので、わからないことは自分で調べて自分で解決する必要があるのです。
また、法規制も追いついていないため、なんらかの被害にあっても泣き寝入りになるでしょう。
バブル崩壊の恐れ
仮想通貨は、急速に相場が上下します。
短期間で相場が数十倍に上昇することもあれば、短期間で相場が数十分の1に下落することもあります。
つまり、ハイリスク・ハイリターンなのです。
ガス代が高い
ガス代とは、イーサリアムブロックチェーン上で取引をする際に発生する取引手数料のことです。
DeFiやNFTなどの市場が急速に成長した影響で、イーサリアムブロックチェーン上での取引が激増しています。
そのため、混雑度がとても高くなっており、手数料が高騰しているのです。
⬇ガス代については、こちらで詳しく解説してます。
NFTが「DeFiの担保」になる?
NFT担保ローンが誕生
NFTを担保にしてローンが組めるプラットフォーム「JPEG’d」が存在します。
つまりJPEG’dは、DeFiとNFTをつなぐ存在なのです。
NFTを担保として預けて、ローンを組むことができます。
例えば、世界的にも有名なCryptoPunksなどのNFTがあれば、かなり高額なローンも可能になるのです。
(⬇CryptoPunksについての詳細はこちら。)
また、暗号資産Chainlinkも、JPEG’dとの提携を発表しています。
NFTローンのプラットフォームは増えていく
JPEG’d以外にも、NFTローンを組めるプラットフォームは「NFTfi」「Drops」など、複数存在します。
つまり、”NFTローンという市場”は有望である…と判断して実際にプラットフォームまで作っている企業がすでに複数あるのです。
もちろん、NFTという業界自体は今後も急成長することは確実です。
そして、今後はNFTローン市場に参入する企業も増えるでしょう。
NFTでの資金調達が普及していく
すでに美術品を担保にしてローンを組む…ということは行われています。
これは、美術品に価値が認められているからです。
そして、これからNFT市場が拡大するに従い、NFTを担保にローンを組むことは一般化していくでしょう。
DeFiアプリの種類&使い方
MakerDAO
ステーブルコインDAIの発行と管理をしています。
法定通貨ではなく、仮想通貨が担保なので、価格は不安定です。
DAIは、他のサービスとの連携をしているので、とても利便性が高いです。
DAIは、CompoundやAave等主要レンディングサービスで利用できるよう他サービスとの連携を積極的におこなっているため、トークンとしての魅力が非常に高いです。
ガバナンストークンである「MKR」もあり、多く保有すれば意思決定力が向上します。
WBTC
WBTCは、BitGoやKyber Networkによって開発された「BTCステーブルコイン」です。
特徴的なのはイーサリアムブロックチェーンを使って開発されているのに「ビットコインと価格が連動」という点です。
WBTCとパートナー契約を提携する海外取引所でトークンを買えます。
Compound
仮想通貨をプラットフォームで貸し借りが可能です。
仲介業者が不要なので、低い手数料なのがメリットです。
利息は、銀行などより遥かに高い金利です。
海外取引所で売却することもでき、一度の投資で2つの利益を得られる点が大きな強みです。
また、貸し借りの取引を多くするとガバナンストークン「COMP」を得ることができます。
つまり、COMPを多く持つほどにCompoundの運営に携れるのです。
DeFiで稼ぐ方法
関連銘柄への投資
DeFi関連銘柄の仮想通貨を買って、相場が上がったら売って利益を得る方法です。
・イーサリアム(ETH)
・チェーンリンク(Chainlink/LINK)
・メイカー(Maker/MKR)
・ユニスワップ(Uniswap/UNI)
・アイオーエスティー(IOST)
などが、DeFi関連銘柄として評価が高いとされています。
NFT担保ローン:Rocket
NFTを担保にすることにより、ローンを組むことができます。
それにより資金調達がしやすくなるので、NFT所有者が事業展開をするときには、利便性が高いといえるでしょう。
流動性マイニング
分散型取引所(DEX)に仮想通貨を貸して、流動性の向上に協力します。
その報酬として、トークンを得ることができます。
しかし、確実に利益が出る保証はありません。
相場変動などにより損失が出るリスクもあります。
レンディング
DeFiアプリ上で仮想通貨を貸して、金利を得る方法です。
銀行などの中央集権と違い、非中央集権なので当事者同士の取引になり、仲介手数料が発生しません。
貸す時の金利は変動するので、高い金利の時を狙って貸し出すと効果が高いでしょう。
NFTゲームでステーキング
仮想通貨のステーキング同様、NFTもステーキングすることが可能です。
海外のブロックチェーンゲーム
・F1 Delta Time
・R-PLANET
などでは、NFTをステーキングすることで報酬を得ることができるのです。
DeFiに よくある質問
DeFiは安全なの?
仮想通貨は相場の上下が激しいため、一気に儲かることもあれば一気に大損をすることもあります。
なので、リスクがあるのです。
高値を記録していた仮想通貨が、短期間で1/100以下に相場が下落した事例も複数あります。
DeFiは、ハイリスク・ハイリターンなのです。
未成年でも投資できる?
DeFi投資をするには、仮想通貨取引所の口座が必要です。
しかし、未成年では口座開設が原則できません。
抜け道として、他人の名義を使うという方法もありますが、正しい方法とはいえないため推奨しません。
DeFi投資は、成人してからにしましょう。
投資するなら、初期費用はどのくらい必要?
投資する目的は、利益を得るためです。
そして、利益を得るにはある程度のまとまった初期投資が必要になります。
DeFiでは、少なくとも数十万円ほどの初期投資が望ましいです。
利益が出たら税金は発生する?
はい。
税金は発生します。
確定申告も必要になる場合があります。
⬇くわしくは、こちらで解説。
【作成中】
DeFiの今後
銀行が普及してない国で市場が拡大
DeFiは、中央管理者が不要です。
なので、ネット環境があれば どこに住んでいても利用できます。
世界には、銀行口座を持たない人が20億人近くいます。
特にアフリカでは銀行口座を持たない人が多いです。
そのため、銀行が普及していない国では、DeFiの市場が拡大していくでしょう。
ガス代が高騰する
DeFiが普及すると、ガス代(取引手数料)が高くなります。
DeFiは、イーサリアム ブロックチェーンで取引履歴を記録されています。
なので、取引時はイーサリアムを使うのですが、DeFiの拡大にともないイーサリアムが混雑するため、どんどん手数料が高騰してしまうのです。
⬇ガス代については、この記事でくわしく解説してます。
イーサリアムのアップデート
すでに解説した「ガス代の高騰」が、イーサリアムの大きな問題点です。
イーサリアムは優れたブロックチェーンですが、それにより利用者が拡大しているため、ガス代も高騰しているのです。
しかし、これはいずれ解消するためにアップデートされると思われます。
NFT×DeFiは成長が著しい
NFTやDeFiは、ブロックチェーン技術の上に成り立っています。
(⬇ブロックチェーンについては、こちらの記事で解説してます。)
ブロックチェーンは、インターネット以来の大発明と言われています。
そのブロックチェーンを効果的に使っているのがNFTとDeFiです。
この2つが組み合わさってできたNFTとDeFiは、これからも拡大していくでしょう。
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